ジェームス先生 6月19日

〈ま〉の日常

 

 

先ほど、ジェームス三木先生が亡くなられたとの報が飛び込んできました。

 

今、ショックを受けています。

 

 

 

 

 

 

 

日本を代表する脚本家の先生。

 

 

ボクは、ご子息の山下規介クンと劇団NLTで同期。

その関係から御父上の先生とも知己を得させていただきました。

 

 

規介クンの家へ行くと、先生もいらして。

先生は満州生まれ。本当にご苦労の末、帰国なさって大阪へ。

つまり大阪育ちなのか、本当にひょうきんな先生でした。

 

  

だから脚本も必ずコメディ的な場面と雰囲気があって、いつも楽しませていただいて

おりました。

どれだけドラマも拝見したことか。

もう名作ぞろいです。

 

 

 

劇団NLTの創始者・賀原夏子先生と親しくてらして、NLTにも縁のお深い先生。

喜劇のアドバイスも頂戴しました。

 

ボクの処女作でデビュー作『物言へぬ鸚鵡の兄妹』のパンフレットにも文章をくださ

いました。規介クンが主演で出てましたからかな。(●^o^●) でもボクの宝物で

す。

 

 

  

最後にお会いしたのは2018年、劇団NLT 50周年のパーティ。

お仕事で少し遅れていらした先生を、ボクがMCだったので、そのまま壇上でご挨拶

を頂戴しました。

そしたら開口一番とんでもないギャグを仰って。(●^o^●)

それもボクの方を向いて仰って。(*^^*)

ボク、瞬間「先生、ボク拾えませんッ。ご自分で処理してください!」と言って笑っ

たのが最後でした。

 

でも折々にご挨拶はしておりましたので、いただいた一筆添えてくださっているお葉

書は全て大切に持っております。

 

  

 

先生のコンサートにも何度か参りました。

元々歌手でらしたから歌がお上手なのは当然ですが、やはり大阪育ち。お話が面白く

て。

 

 

 

 

あ、マスコミに出ていることで一つだけ。 

昔、昭和9年会というのがあって、昭和9年生まれの大橋巨泉さんや長門裕之さんや

坂上二郎さんや藤村俊二さんや玉置宏さんや森山周一郎さんらの錚々たる方たちの会

があって、先生もそうでした。なので91歳と出ています。

でも確か先生は、若くしてこの世界に入られたので、歳を一つ上に読んでらしたとお

聞きした記憶が。つまり先生は90歳だと認識していました。

ボクの記憶違いですね。ごめんなさい。

 

 

 

先生の脚本は、一人一人の台詞がとにかく簡潔で、展開が面白くて、皮肉が効いて、

どれだけ、本当にどれだけ勉強させていただきましたことか。

加えて先生は筆がお早くて、どうしてあんなに簡単に名作がポンポン出て来るんだろ

うと感嘆しておりました。

憧れでした。 

 

 

 

 

先生、本当に勉強させていただきました。

本当にお疲れ様でございました。

 

 

 

 

心より心より、ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

« »