夢の架け橋 9月5日

〈ま〉の日常

 

 

今、橋幸夫さんが亡くなられたとの報が……

 

 

 

 

 

 

橋さんとは25年ほど前、何度かお仕事をさせていただきました。

 

 

『夢の架け橋』

これは橋さんが名付けられたタイトルです。

 

橋さんのお母様が、認知症になられ、その闘病生活を綴られた『お母さんは宇宙人』

がベストセラーに。その御本を、時代劇にとのご依頼で、ボクが脚本・演出し、中日

劇場、大阪新歌舞伎座で上演となりました。

 

橋さんがご本人を、淡島千景先生がお母様を、坂口良子さんが奥様を、他に

大村崑師匠や土田早苗さん、佐藤我次郎さんらのご出演でした。

 

 

他にも『賑わい大名』

これは徳川宗春を描いたお芝居で、これもボクが脚本・演出。豪華なお芝居でした。

 

 

 

お優しい方でした。

 

いつも千穐楽の翌日には、必ず電話をくださいました。

「池田さんのお陰でいいお芝居になりました。ありがとうございました」と。

ボク、本当に恐縮してしまいました。

 

 

夢の架け橋。

歌を通して、いつも全国の皆さんの夢の架け橋になろうとうたってらしたように思い

ます。

 

 

 

お身体のこと、案じておりました。

 

 

心からご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

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