医者と詐欺師と刑事さん 3月22日

観劇

 

 

 

『嘘の戦争』、『A LIFE』そして『相棒』今シーズン。

 

終了しましたね。

 

詐欺師と医者と刑事さん。色とりどりでごんす。

 

 

まず、『嘘の戦争』と『A LIFE』

 

どちらも失速せずによかった。

 

 

 

見応えとしてはボクは『嘘の戦争』に一票。

 

それにしても前にもここで書きましたが、本当に〈深刻な娯楽作〉でしたね。

 

深刻な娯楽作って。

深刻な問題作 or 楽しい娯楽作 が普通やのに〈深刻な娯楽作〉って。

新しい分野か。

 

金よりも、チョー重い復讐がメインの話なのだけれど、描き方が完全に

コンゲーム形式なので、ドンデンに楽しめたというところです。ツッコミ所は

多いけど。

特に六車の逮捕、警察が調べりゃいろいろバレるやろ。でもスルー。すごい。

ミステリー賞応募作なら失格やで。(笑)

 

それでも草彅クンの演技と、娯楽作としての台本の超力業で、

最後まで楽しんで拝見致しました。

 

 

 

 

 

 

 

山本美月嬢。よろしいな。

このシーン、おっちゃんキュンとなりました。

 

 

 

 

木村クンの方は、別にドンデンがあるわけではないので、

娯楽作としては一歩も二歩も譲りますが(別に娯楽作で書いてはらへんか。

失礼しました)、丁寧な台本ですね。

 

こちらも、木村クンの演技で、ちゃんとしっかりと拝見することができました。

 

ただ最終回は、物語性とヒューマニズムの塩梅がちょいと……

 

 

木村クンはもうゲイリー・クーパーやジョン・ウェインやハンフリー・ボガードの

域ですな。

 

三人とも、

そこまでの演技者ではないと言われ、

何をやっても本人と言われ、

でも、

何をやってもサマになると評価をされ、

彼らが画面の隅に映り込めば、瞬時に全てが芝居になってしまう。

そして三人ともアカデミー賞を獲り、アメリカの歴史的名優です。

 

こういう人をスター的演技者というのです。

 

誰にでも真似のできることではありません。 

 

 

 

今期の視聴率ツートップ。

 

 『相棒』を入れてスリートップ。

 

それだけの理由があるということですな。

 

あ、『相棒』は今見終えたところなので次回にします相棒考。

 

 

 

 

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