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いよいよ始まる50年 10月10日

ごあいさつ 池田政之の仕事

 

 

 

いよいよ明日 NLT プレ50年記念公演 アンドレ・ルッサン作の人間喜劇の傑作

『何をしてたの五十年』が、初日の幕を開けます。

 

 

来年NLTは50周年。

 

そうです、コメディ一筋50年です。

 

 

そこで50周年記念年間として、名作、新作、取り揃えて上演いたします。

 

50年は来年ですが、まず明日初日の『何をしてたの五十年』がプレ50年として

第一弾となります。

 

 

 

 

 

 

 

何をしてたの五十年って、なに、タイトルで選んだんかい?

 

いえいえ、原題は「ロコモティブ」つまり「機関車」という意味ですが、

1975年の初演の時に、亡き賀原夏子先生が、邦題をそう名付けたのです。

内容がそういう話なのです。

 

動乱のロシアから恋の逃避行中、騎士の如き恋人と生き別れになってしまったソフ

ィアは、やがてパリにたどり着き、一人の男性と結婚します。そして五十年。夫と

娘と孫に恵まれた彼女が思い出すのは生き別れた恋人のことばかり。そこへ恋人か

ら手紙が届きます。恋人は生きていた! やがて五十年ぶりに現れた恋人は……そし

て、次々に炙り出される驚きの真実とは……

 

で、賀原先生の名付けた邦題が『何をしてたの五十年』

 

何てすごいセンス。まるで、今日の日を予感していたように。(笑)

 

是非ご覧くださいまし。

 

 

 

そして来年の本番は、

 

2月 『毒薬と老嬢』 1989年芸術祭賞受賞作

5月 『マカロニ金融』 1970年芸術祭賞受賞作

10月 ボクの作・演出による新作喜劇です。

 

と並びます。

 

7月はNLTコメディ新人戯曲賞受賞作を上演する予定です。

もし受賞作がない場合は文芸部員の新作を予定しています。

 

 

それと、50年史発行や50年記念パーティ、『毒薬と老嬢』の地方公演、

稽古場見学会、茶話会、バックステージツアー等々いろいろと企画しております。

 

 

どうぞお楽しみにしていてくださいまし。

そして、是非是非ご覧くださいまし。

 

 

ボクは『マカロニ金融』の脚色と、10月本公演の作・演出です。

 

 

お楽しみに。

 

 

身が引き締まる!

 

 

 

 

 

 

秋祭 10月8日

〈ま〉の日常

 

 

 

何年ぶりでしょうか。秋祭りに地元にいるのは。

 

 

締め切りで時間はあんまりなかったのですが、ちょいとだけ覗いてきました。

 

 

 

まず春日神社さん。

 

 

地元の秋祭りには、いわゆる山車(だし)、地元では〈太鼓〉と呼びます、が、

でます。

 

 

 

春日さんには五台出てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちらが八幡さん。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは太鼓が四台に、子供神輿が六・七基でしょうか。

 

入口の大鳥居の前で順番を待っている下戸田と南本町。

 

 

下も長い参道で宮入りを待っている南旭町と北本町。

 

 

 

 

 

 

 

ボクも小学五年と六年で乗った南旭町の太鼓です。

 

 

 

 

 

 

 

ボクが宮入り(つまり本番ですね)したのは小学校五年の時。

ボクと小畑と菅井と六年のたっちゃんとでした。

 

 

 

 

 

 

同級生のよっちゃんがこんな格好してました。お役をやってるんですな。

忙しそうだったので、こっそり撮っちって、こっそり帰りやした。

 

 

下は長い参道の入口近くで出番を待つ下戸田の太鼓。

 

 

 

 

 

 

 

数年前終わったころに行った時、同級生の小畑から「かけや」と言われました。

あ、地元では太鼓は「かつぐ」を「かく」というもんで。

「お前も昔乗ってんねんから、かけや」と。

 

もし、もしそうなったら、明日締め切りで今晩大変やから、

見つからないように、本殿にお参りして直ぐ帰りました。(笑)

ごめん。

そうかて皆さんもう入ってる(お酒)やろし、もしそんなんなったら

ボクも興奮で絶対呑んでしまうやろし。(笑)

 

締め切りのために、涙を飲んで帰りました。(笑) どんなんや。

 

 

それにしても春日さんも八幡さんもすごい人出で、

いい天気で本当によかったですね。

 

 

皆様、秋祭り、お疲れ様でした。

 

 

 

さぁ、晩飯食って頑張らな。

 

 

 

 

世の中刻々と 10月3日

〈ま〉の日常

 

 

10月になっちまいました。

今年もあと3か月。

何度も言いますが、早いなぁ。あっと言うまです。

 

 

さて、前回のブログから今日までの数日で、

世の中えらい変わって参りました。

 

何、あの政界の激動?

その辺のドラマより面白いというと不謹慎ですが、

あんなんあり?

 

小池さんて……………………

 

前原さんて……?…………

 

あっという間にえら変わりです。

 

 

 

世の中何かが刻々と変わっているのでしょうか?

 

 

 

 

そうかと思うと、にゃんこスター。

 

今年のキングオブコントにあっという間のニュースター誕生でやんす。

 

ボク、ああいうコント好きじゃありません。

でも1本目の縄跳びのネタ、思わず笑ってしまいました。

くやしいなぁ。笑ろてもたがな。

もう昨日、あ、もう一昨日か、頭の中ずっと「♪わたしさくらんぼ~」やで。

 

で、2本目のフラフープネタ。

 

分かるよ。すごくわかる。

すっちーと吉田裕の両氏が、乳首ドリルすなを、棒じゃなく寸胴鍋とおたまで

全く同じように「乳首スープすな」とやった時、めっちゃ笑ろたもの。

 

でもなんやろ。

1本目の衝撃がすごくて、なんかもう、2本目を見たとき、1本目がすでに

一発屋になってしまったような……(笑)

 

 

ボク的にはかまいたちの1本目が一番好きですな。

 

映像はセットや小道具をリアリズムでやります。

でもコントとか漫才とか落語といういわゆる寄席芸は、いえ、演劇ですら

無対象で行うことが多く、それに対して我々も理解していて、当たり前として

受け止めるという暗黙の了解があるわけです。だから相手がいないのに、

いるという設定で一人芝居が成立するわけです、演者も観客にも。

それを逆手に取った爆笑コント。アイデア抜群!

感動すら覚えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、久しぶりにNLTの稽古場に行ってまいりました。

 

現在、10月11日から始まる博品館劇場アンドレ・ルッサン作

『何をしてたの五十年』の稽古中。フランスのオシャレな喜劇の決定版です。

 

そうです。ついに始まりました。NLT50周年の一発目、プレ50年公演です。

 

 

 

 

 

 

有里さんと川端さんがおかしな熟年夫婦をやってらっしゃいます。

この日は川島一平さんは出番ナシ。(笑)

小泉駿也と吉越千帆の最若手も大活躍します。山崎未花も。

 

 

来年はNLT50年。

ボクは5月の2本目の『マカロニ金融』の脚色と

10月(来年ですよ)最後の作品の作・演出を担当します。

 

 

まだ先だと思ってるとこれもあっという間やろな。

 

世の中刻々と。

そう思った今日この頃でやんす。

 

 

 

本日このブログをアップしてしばらくしたら、

都議の音喜多駿氏と上田令子女史の二人が都民ファーストを離脱と報道。

ホンマに何がなんやら、刻々と、何がなんやら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浪漫劇と歌舞伎 9月25日

〈ま〉の日常

 

 

仕事中毎日丑三つ時に休憩を取ります。

 

 

何なんだろ、この頃のこの訳の分からない政治報道は、と、考えてしまいました。

 

今日は、あ、もう昨日か、日曜日で一週間のことを洗ってましたが、

民進党の前原さんが怖い顔で言ってました。「解散なんてとんでもない。いったい何

のための解散なのか」と。解散がチョーお気に召さないらしい。

松野頼久氏が言ってました。「こんなセコい解散許せない」。解散がチョーお気に召

さないらしい。

 

実はボクもお気に召しません。

ミサイル飛んでんでしょ。国会開かなきゃ。

 

野党は言う。「国会を開いて、森友・加計問題を追求する」と。

そんなことしてる場合ですか。ミサイル飛んでんねんで。

民進党は言う。「説明責任を果たしてない!」

じゃ山尾志桜里はどうなん? まぁ、あんなん別にどうでもええけど。

 

前原さん。松野さん。民進党は、蓮舫がふた月前も、ひと月前の内閣改造の後も言っ

てましたよね。「解散に追い込む!」と。内閣改造じゃなく解散に追い込むと。

 

追い込んだんですよ。よかったじゃありませんか。だったら堂々と「解散に追い込ん

だぞ! さぁ選挙だ!」「皆さん、民進党は言った通り解散に追い込みましたぜ!」て

言わなきゃ。それが「解散なんてとんでもない!」?

 

ボクの頭では、わけわかりません。

 

共産党の小池晃氏も自由党の小沢一郎氏も全く一緒。

 

これ、山尾志桜里問題が無く、解散になっていたら野党はウハウハだったんでしょ。

山尾問題一つでその民進党が掌返して、非難する。だったら民進党が非難されるべき

やと思うのですが。

 

自業自得で、自分が損になるとなった途端、自分が叫び続けたことを無かったことに

して、掌返して非難する……政治家になる人って鉄面皮でなきゃダメなのですかね。

 

それにしても、不祥事自民党二年生組、武藤、宮崎、中川、豊田、今井 & 四年生の

稲田さん。これだけのメンバーを山尾志桜里一人でひっくり返しましたね。すごいで

すね。(笑)

 

 

このホームページは政治のことは書かないと言ってるのに、

あんまり呆れたものだから……

 

 

 

 

 

気を取り直して。

 

 

 

昔、まだ20代の頃、NLTの書庫でブールヴァールコメディの台本群を、

資料係の許しを得て、一週間通い続けて朝から晩まで片っ端から読みました。

 

その中には、三島由紀夫さんが私的に訳させたり取り寄せたりした、

彼がいうところの西欧浪漫劇の台本も多くありました。

ヴィクトル・ユーゴー、ヴィクトリアン・サルドゥ、ミュッセ……

 

暫くして年末の大掃除の時、とある先輩がそれらをチリ紙交換に出そうと

していたのです。

気が付いた時には、交換の車が来ていて……とにかく何とか救い出し、

今その台本はボクの手元にあります。

 

 

今のようにネットで調べられる時代ではありません。

以来浪漫劇のことを調べに国会図書館や神保町へ通い、捜し、調べ……

 

ユーゴーがどんなタイプの観客にも支持される劇作術を編み出し

その実践として書いたのが名作戯曲の『エルナニ』です。

 

そのタイプが、泣きの芝居と笑いの芝居に分かれていきます。

第二期メロドラマとブールヴァールコメディです。

つまりはこれらの芝居は同じ作劇法で出来ています。

それらがフランスからアメリカに渡り、1940年代までの喜劇映画と

メロドラマ映画はこの作劇法で出来ています。

1950年代終わり、アメリカがいわゆるシチュエーションコメディの手法を

編み出して、それから変わっていきますが……

 

 

ところが、調べれば調べるほど、この作劇法で書かれた戯曲、

どこかで見たことがあるなぁと気づきました。

しかもユーゴーよりも古い時代に書かれたおびただしい数の傑作戯曲群。

 

 

歌舞伎です。

 

 

このくだりのことは今は省きます。

いずれキチンと論じますので。

 

 

 

閑話休題。

 

 

 

昔、映画ができ、時代劇をやる時に、所作・衣装・立ち回りに対し、どうしていいか

わからないスタッフさんが答えを求めたのは歌舞伎と歌舞伎俳優でした。

 

尾上松之助、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、長谷川一夫、片岡千恵蔵、市川右太衛門、

萬屋錦之助、大川橋蔵、市川雷蔵……(順不同)

 

ボクは市川右太衛門先生と大川橋蔵先生が大好きですが。

 

 

 

冒頭でも書いた通り、 執筆中、毎日丑三つ時を過ぎた頃休憩を取ります。今ですが。

 

ホントはミステリを読みたいのだけれど、朝まで読んじゃって仕事にならないので

今は借りてきたDVDを一本見ることにしています。

 

ジャンルは問いません。見たいものを見るといったところです。

何度も見てるのに又「相棒」を借りてきてしまったり……

ようやく宮崎監督の『風立ちぬ』を「こりゃ、文芸作の衣を着たメロドラマやな」と

思って見たり……というよりこの映画では、禁煙団体の批判の方が引っ掛かり呆れ果

てましたが。まるで戦中の検閲、弾圧、江戸時代の手鎖と同じ。もう完全に魔女狩り

ですな。50年後100年後、魔女狩りさんたちは何て言われるのだろう。あ、今関係な

いですな。これはまた後日。

 

 

 

 

で、今日見たのは『恋山彦』。大川橋蔵先生の映画です。

 

 

むかし新橋演舞場で田村正和さん主演で舞台になったのを見ました。

斉藤雅文さんの脚本、田中林輔先生の演出でした。

衣装も何もそれは美しい、一大伝奇時代劇でした。

 

 

その映画版1959年東映さんです。

 

 

 

すごい。橋蔵先生凄い。

 

見よ、この美しさ!

 

 

 

 

 

 

左が新派の名優柳永二郎さん。右後ろが田崎潤さん。

平小源太が帝の勅諚を胸に江戸城へ乗り込み、柳澤も老中も諸大名大身旗本も

蹴散らして、将軍綱吉に対し「無礼者!」と一喝するシーン。すごいです。

 

で、当然幕府によって亡き者にされそうになって。

 

見よ、江戸城内での、長袴での立ち回りのすごさを!

 

 

 

 

 

 

 

NLTの若者よ。

是非見て勉強しなさい。

 

 

さーちゃん、貴方の御父上はこんなにも美しくすごい方なんですね、って、

十分知ってるはずやのに、改めて思いました。

 

 

現実に戻って仕事しよ。

 

 

選挙になっても、行く気せぇへんしなぁ。

 

 

 

 

 

渡る世間は鬼ばかり 9月19日

〈ま〉の日常

 

 

 

今年もありました。

渡る世間は鬼ばかり。

今年は3時間スペシャル。

 

 

今年も健在の五姉妹。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、

すごい、すごすぎる。

 

 

何がって?

 

 

3時間だっせ。実質140分くらいでしょうか。

 

 

橋田先生 92歳。すごすぎる。3時間スペシャル書けるなんて。

 

 

プロデューサーの石井ふく子先生 91歳。すごすぎる。

 

 

タキさんこと野村昭子さん 90歳。すごすぎる。セリフいっぱい覚えてる!

 

 

 

 

 

 

一度是非お仕事させていただきたい女優さんでごんす!

 

 

 

我らが天童よしみ座長も出てまいりました!

 

 

 

 

 

 

主題歌も歌とてはりますものね。

 

 

 

そうそう、12月の天童座長公演の脚本、直しせんと。

 

橋田先生は92歳で3時間をお書きになるんです。

 

ボクも疲れたのしんどいの言わんと頑張らな。

 

あ、これ、去年のスペシャルの時もおんなじこと書いたな。

 

 

 

とにかく恐れ入りました。

 

 

 

 

 

そうそう。

渡る世間見ながらカールのうすあじ食べてたらこんなん出てきた。

 

 

 

 

 

 

キャラカールのおじさんタイプですって。

 

いいことあるかな。

 

 

 

 

 

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