相棒を2本続けて観た。
夕べの作品より、先週の『警察嫌い』がなかなかで……
まるで二昔前の短編ミステリーというか、
今ならジェフリー・ディーヴァーがひねりを聞かせて書いたようなというか。
3人も容疑者が出て、なのに目撃者は警察には協力しないと言って……
特にフーダニットの解決方法が何となく懐かしい感じで、秀逸でございました。
面白いアイデアだなぁ。

脚本は誰? と思ったら興水氏だった。
やはりというか、流石でございます。
ゲスト主役がなぜ警察嫌いになったのかも説明なし。
真犯人のキチンとした動機解明もナシ。
なぜあんなビデオを撮っていたのかも。
そんなことすら許される出来で、小粋な掌編ミステリのような趣でございました。
いいなぁ。
更に、最後の、右京さんが冠城クンに話しておくこととは、何なのでしょうか?
今シリーズの最終回への布石でしょうか?
てことは、最終回も興水氏でしょうか。だとしたら超楽しみでごんす。
こういういい脚本を見ると、ものすごく刺激を受けます。
だかどうかは分かりませんが、新しいタイプの舞台コメディ戯曲の
新しいアイデアが2つも浮かんでしまいやした!
どこからか注文を受けた訳でもないのにでやんす。
ボク的には過去書いたことがないタイプのコメディ。
といっても勿論オーソドックスなストレートのコメディです。
小説には出来ても映像には出来ないミステリー、という分野があります。
文章だから騙せても、映像だと即バレるというトリックでやんす。
てことは舞台では尚のこと無理。
更には、映像だから表現できる時系列というのもあります。
舞台だと、小劇場の、空間も時間も超えた演劇シーンなら出来ても、
オーソドックスな劇場芝居では、まず不可能な表現法。
それらが、俳優座劇場や博品館劇場で出来れば面白いと思いませんか。
思いついてしまった。
こまったなぁ。
書きたい。書きたい。書きたくてたまらないのでごんす。
でも、まずは締め切り。仕事が第一。
こまったなぁ。
この焦燥感。分かります?
落ち着いて深呼吸。
ボクはプロです。職業作家です。
締め切り第一。
早く済ませて、時間作って書こうっと。
そしていつかきっとどこかで上演しようっと。