いっぱい観たぞ。 2月4日

〈ま〉の日常

 

 

 

このタイトルも前に使こたな。

 

 

気がつけば1月もあっという間に終わり、

2月ももう3日、日付が変わって4日か。

 

今年もあとわずか11ヶ月を残すのみとなってしまいました。

 

ギャグじゃありません。

 

近年ますます月日の経つのが早くって、本心でやんす。

 

 

 

 

さて、今夜は仕事をさぼりました。

 

もうずっと仕事三昧で、そうなると出てくるのが「読みたい本読みたいねん症候群」

 

ところが今夜出ちゃったのは、貯めた録画と、DVDを見たい症候群。

そんなんもあるんかい。

 

 

『真田丸』2本。『相棒』2本。『天空の蜂』『超高速参勤交代』

『赤胴鈴之助・三つ目の鳥人』『赤胴鈴之助・一本足の魔人』の計8作。

 

夕方から朝の4時までかかってしまいました。

 

 

さすがに疲れました。

 

 

でも、やっぱり面白いものって、脚本の面白さやね。

 

というか、構成展開、つまり物語の面白さ。その面白さをより反映させた脚本。 

 

どんなにお金をかけても、どんなに人間を描こうとしても、

展開、つまり物語が面白くなくては、ダレますな。 

 

主要人物の過去、悲しみ、動機、友情……

分かるけど、そっちが大きくなると途端にテンポも面白さも……

〈純文学の方が大衆文学より地位が上〉的思想は、ちょいとねぇ……

 

30年前、ボクが20代の若い頃、第一線にいらした40代の先輩方は、

口を酸っぱくして仰いました。「人間を描け」と。

「物語に頼る大衆性は堕落」だと。

結果、つまんなくなってもねぇ。

 

勿論「人間を描く」は絶対必要ですよ。

それがなきゃ、生の大根そのまま「食え」と言われているようなもんです。

 

でも、でもね、配分なんですよ。

「人間を描く」が占める割合なんですよ。

 

歴史に残る名作は、まず物語があって、

その中へ入れる「人間を描く」の配分が絶妙なんですよ。

 

 

 

 

さて、今夜の作品です。

 

 

『真田丸』はもうホンマハマるわ。

次回は、我慢して10本くらい貯めてから、一気に見たいくらい。

 

 

『相棒』は、気がつけばあと2ヶ月で終わり。1年中やってほしいな。

再放送も1年中お願いします。

 

 

『天空の蜂』だけは……ううむ……ちょっと配分が……

モックンが、(演技が素晴らしいだけに)、モックンが過去を振り返り、

モックンと江口君が友情をやりはじめると……

30年前の日本のSF(たとえば『首都消失』とか)を思い出しちった。

勿論、技術が違うからすごいんやけど、

「人間を描く」の配分が多すぎて……

ごめんなさい。これはボクの好みの問題ですから。

 

 

『超高速参勤交代』は、素晴らしい配分です。

今年パート2が作られるとか。もうワクワク。楽しみでやんす。

 

 

『赤胴鈴之助』2本は、理屈抜きです。

2本ともボクが生まれる前の1950年代の作品。

 

 

 

 

 

 

中村玉緒さん若い若い。18歳ですぞ。

子役は太田博之さんですと。というても今の若い人、知らんやろなぁ。

主役の梅若正二さん、58年前とは思えない今風のイケメンでやんす。

ジャニーズwestの、のんちゃんを思い出しちまいました。

 

 

 

 

 

ね。60年前にこんな人いたんですよ。

 

更には怪しく不思議な怪人たち。

 

 

 

 

 

 

大好きな『仮面の忍者赤影』や『妖術武芸帳』や、

『忍たま乱太郎』の濃いキャラクターを思い出して、

いやぁ、理屈抜きに楽しませて頂きました。

 

 

 

疲れたけど、改めて勉強になりました。

 

大衆芸術、エンターテイメント、と、「人間を描く」の結合が、

成功する肝は、配分やね。

 

でも、日本の偉い方は、配分が違うからなぁ。

  

喜劇屋としては、推理屋としては、大衆屋としては、

いつも、鼻で笑われています。鳴呼……

 

 

気がつけば、朝日が……

 

 

 

 

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