こまったなぁ。 2月18日

〈ま〉の日常

 

 

 

相棒を2本続けて観た。

 

夕べの作品より、先週の『警察嫌い』がなかなかで……

まるで二昔前の短編ミステリーというか、

今ならジェフリー・ディーヴァーがひねりを聞かせて書いたようなというか。

 

3人も容疑者が出て、なのに目撃者は警察には協力しないと言って……

 

特にフーダニットの解決方法が何となく懐かしい感じで、秀逸でございました。

 

面白いアイデアだなぁ。

 

 

 

 

 

 

脚本は誰? と思ったら興水氏だった。

やはりというか、流石でございます。

 

ゲスト主役がなぜ警察嫌いになったのかも説明なし。

真犯人のキチンとした動機解明もナシ。

なぜあんなビデオを撮っていたのかも。

 

そんなことすら許される出来で、小粋な掌編ミステリのような趣でございました。

いいなぁ。

 

 

更に、最後の、右京さんが冠城クンに話しておくこととは、何なのでしょうか?

 

今シリーズの最終回への布石でしょうか?

 

てことは、最終回も興水氏でしょうか。だとしたら超楽しみでごんす。

 

 

 

こういういい脚本を見ると、ものすごく刺激を受けます。

 

 

だかどうかは分かりませんが、新しいタイプの舞台コメディ戯曲の

新しいアイデアが2つも浮かんでしまいやした!

 

どこからか注文を受けた訳でもないのにでやんす。

 

ボク的には過去書いたことがないタイプのコメディ。

といっても勿論オーソドックスなストレートのコメディです。

 

小説には出来ても映像には出来ないミステリー、という分野があります。

文章だから騙せても、映像だと即バレるというトリックでやんす。

てことは舞台では尚のこと無理。

 

更には、映像だから表現できる時系列というのもあります。

舞台だと、小劇場の、空間も時間も超えた演劇シーンなら出来ても、

オーソドックスな劇場芝居では、まず不可能な表現法。

 

それらが、俳優座劇場や博品館劇場で出来れば面白いと思いませんか。

 

 

思いついてしまった。

 

こまったなぁ。

 

書きたい。書きたい。書きたくてたまらないのでごんす。

 

でも、まずは締め切り。仕事が第一。

 

こまったなぁ。

 

この焦燥感。分かります?

 

 

落ち着いて深呼吸。

 

ボクはプロです。職業作家です。

 

締め切り第一。

 

 

 

早く済ませて、時間作って書こうっと。

 

そしていつかきっとどこかで上演しようっと。

 

 

 

 

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