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同姓同名全く別人 12月22日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

  

 

すごい人が出てきています。

 

 

 

それは後にしてまずは、

 

今ボクは東京某稽古場で、1月名古屋御園座新春公演

松平健・中村美律子両座長の特別公演『暴れん坊将軍・初春や尾張の姉弟裁き』の

稽古に励んでいます。

 

久しぶりの松平座長、3年ぶりの中村座長、そして素敵な共演者の方々と

それは楽しくお稽古をさせていただいています。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの稽古場は各フロアに稽古スペースがあり我々は3F。で二階上の5Fでは

同じ1月の博多座島津亜矢座長による新春公演『おりょう・龍馬が愛した女』の稽古

が行われています。

こちらもボクの脚本。

 

 

 

 

 

 

 

上下に知り合いがバンバンいて、役者さんたちもお互いみんな顔見知り。

なので上下で入り乱れて雑談したりおやつを食べたり。

誰がどっちの出演者なんだか、何が何だか……(大笑)

 

 

とにかく大充実しております。

 

 

 

 

 

さてさて。

昨日、友人から連絡が。「お前、ネットで何かビジネスやってるのか?」

 

なんのことやら。

 

聞くと、ボクと同姓同名のつまり池田政之という方が、〈セキュリティパンク〉とか

いうビジネスを始め、出資者を募っているそうです。

 

 

これまで同姓同名の方というと、パナソニックパンサーズ所属のバレーボール選手の

池田政之さんは認識させていただいていましたが、いやぁすごい人が出てきちゃいま

したね。

 

 

直ぐに検索してみました。

 

ビジネス内容がすごい。

なんでも6万円だせぱ1年後には1千万円になるのだそうです。

つまり1年で 60.000 が 10.000.000 ですわ。

 

「池田政之 セキュリティバンク」 で検索なさるといろいろいっぱい出てきます。

 

現在37歳の方で、コロンビア大学卒業 (ボクそんなお偉い大学出てないで。英語も苦

手やし)、シンガポールで証券会社を設立、1万人の顧客を持ち、日本にも支社がある

のだそうです……

 

その方の顔写真やインタビューの動画も出てます。

 

 

 

ボクはそういうことには疎いので、それが正しいビジネスなのかどうなのかは

分かりませんが、とにかく、

 

ボクとは別人、

 

ボクは全く関係ありません

 

ので。

 

 

 

とりあえずご報告いたします。

 

 

パナソニックの池田政之さん、すごい人が出てきて、お互いびっくりですよねぇ。

 

 

 

 

 

なるほどコメディ 12月12日

〈ま〉の日常

 

  

『カメラを止めるな!』 漸く見ました、DVDで。

 

夏頃、どうしてもスケジュールんが取れず、やっと取れてみると二時間前から並んで

くださいと言われ、仕方なくdVdが出るのを待っていたのでやんす。

 

 


 

 

 

面白いコメディでした。

 

今更ボクが言うこともありませんね。

 

 

ただ一つ驚いたことが。

面白かったんですが、この手の話、舞台ではいっぱいありまっせ。

 

つまり大感激のコメントを自身のブログやツイッターに出している有名人の方々、

舞台のコメディをご覧になっていなかったのですね……( ´∀` )

 

 

 

 

 

ここからはネタバレありです。気を付けて。

 

 

 

人間喜劇、人情喜劇は外しますね。

てか、『カメラを止めるな』は舞台でいう劇中劇コメディに当たります。

 

 

〈劇中劇コメディ〉というのはボクの造語です。

 

 

その前に〈本番失敗劇〉という喜劇の分野があります。

あ、これもボクの造語ですので。

 

たとえば、彼女にプロポーズする。出世のため上司を接待する。

そのため用意万端整えて、いざ本番となると、  

予期せぬ出来事や招かれざる客によって、場が無茶苦茶になっていく。

主人公たちは何とかしようと悪戦苦闘。なのに余計ボロボロになっていく。

 

 

たとえば、よしもと新喜劇で辻本茂雄クンが座長の時、誰かの恋を成就させるために

稽古をして、いざやると、無茶苦茶になるお馴染みのパターンがあるでしょ。「許し

てやったらどうや」の有名なセリフの場面ですね。

あれが本番失敗劇の典型です。

 

 

ボクもいっぱい書いてます。

 

特に印象に残っているのが、堺正章さんの明治座公演に書かせていただいた

『ねずみ小僧危機一髪!』です。

ねずみ(堺さん)は、ワルの商人から金を盗むために、仲間の女スリを女中として

潜入させる。彼女から夜の警備の様子の報告を受けながら、舞台上では堺さんの

ダミーのねずみが、見事に千両箱を鮮やかに盗み出す。それをお客様に見せた後、

本物つまり堺さんがやってみるも、予想外の出来事がどんどん起こって、最後は

蔵の扉に首をはさまれてジ・エンド。その時堺さんが発したアドリブ台詞「セコ

ムしてますか!」。お客様、大爆笑でした。

 

 

 

 

さて。

 

ボクが勝手に呼んでいる〈本番失敗劇〉で一番効果的なのが、お芝居の本番を描いた

芝居ですわ。これをボクは〈劇中劇コメディ〉と呼んでいるわけです。二つも勝手に

造語をしてしまいました。( ´∀` )

 

 

では、劇中劇コメディにはどんなパターンがあるか。

この場合、登場人物の内蔵する人間関係や、設定の深刻さ等々は省きますね。純粋に

ドタバタの笑えるファルスの部分だけで申し上げますね。

 

 

まず、劇中劇コメディである限り、本番つまりステージ上が登場します。

 

『カメラを』の場合は、前半の30分の撮影中のカメラを通しての場面ですね。

 

ステージ上(舞台の本番)を〈表〉とします。

それ以外を〈裏〉としますね。舞台の袖や、稽古風景や、『カメラを』の後半の撮影

風景ですね。

すると、大きく分けると二つに分かれます。

 

  Ⓐ 表だけで裏は出ず、つまりいきなりの本番のみですね。この場合は当然、表

    がボロボロになります。

        『the play that gone wrong』を構成作家のオークラ氏が翻案した

        『九条丸家の殺人事件』とその続編『リメンバーミー』。

        更に劇中劇コメディが本筋ではないため、途中の一場面にしか出ま

        せんが、『バッファローの月』や『メイム叔母さん』の一場もこれ

        に当たります。

 

 

  Ⓑ 表も裏も出るもの。

   Ⓑにはさらに二つがあります。 

     ㋐表はちゃんとしているもの。

        これは表がちゃんと見えるだけで、実は裏は大変な苦労をしている  

        という訳ですね。『カメラを』はこれに当たります。

        更にマイケル・フレインの名作『ノイゼスオフ』はまずボロボロの

        表の稽古風景を見せ、次にちゃんとしている表の本番を見せ、最後

        にその大変な本番の裏を見せるという構成になっています。この舞

        台は『カーテンコール・ただいま舞台は戦闘状態』というタイトル

        で映画になっています。

        ただ『カメラを』と『ノイゼスオフ』が違うのは、『ノイゼスオ

        フ』が最初から舞台の話と分かって見せるのに対し、『カメラを』  

        はこれはいったい何なのだと〈?感〉満載で見始めるというところ

        でしょ。これがメッチャうまいですね。

        劇中劇コメディではありませんが内田けんじ監督の『運命じゃない

        人』もこれに当たるような気が……『運命じゃない人』、大好きで

        す!

 

     ㋑表がボロボロになるもの。勿論裏も大変ですが。

      これもいくつかに分類できます。

       ①まず完璧な稽古風景を見せ、そのあと本番となるが大変なことに。

        さっきのよしもとの辻本クンの場合はこれに当たります。

        サマセット・モームの小説『劇場』をボクが翻訳・脚本・演出した

        一昨年の旺なつきさん主演の『劇場』もこれに当たります。

 

       ②まず稽古風景を見せるも、そこで既にトラブル続発。観客にどうな

        るのかと思わせて表の本番に。で、やっぱり表も大変に。

        三谷さんの『恐れを知らぬ川上音二郎一座』もこれですね。ちなみ

        に三谷さんは意外に劇中劇コメディが少ないんですよ。『ショウ・

        マスト・ゴー・オン』も劇中劇コメディとは違います。だって本番

        中だけれど舞台上が出てきませんでしょ。

        逆にNLTでも上演したフランスコメディ『ミントティ? それともレ

        モン……』や今年のボクの『やっとことっちゃうんとこな』もこの

        ②ですね。 

        映画では名作『ブロードウェイと銃弾』でしょうか。

 

 

 

こんなところかなぁ。

 

 

 

もっとうまい分類分けがあるかもしれませんね。一度ちゃんと考えてみようかなぁ。

 

 

 

とにかく、ね、『カメラを』はすごく面白かったけれど、舞台でコメディをやってる

者には、すごく分かりやすいコメディだったわけですよ。

 

 

 

 

皆さん、もっと舞台にコメディを観に来てくれないかなぁ。

 

 

 

 

 

唸ってます。12月5日

〈ま〉の日常

 

 

ウーンと唸っています。

 

2日の夜はハマキヨの千穐楽だったので、М-1は録画。

で、今見終えました。

 

優勝者を知らずに見たかった、てかそのつもりだったのですが、

どこ見ても霜降り明星優勝の文字が……( ´∀` )

 

なので結果を知りつつの観戦でやんす。

 

 


 

 

 

ごめん。せいやクンの顔が……( ´∀` )

 

 

 

さて、今年もボクなりに採点しました。

ボクも、演者ではありませんが、コメディ作家として、喜劇の演出家として

コメディを作る毎日です。

それと、NLTコメディ新人戯曲賞の審査員でもあるので、М-1審査員と

どれくらい感性が合うのかも自分なりに興味がありますし。

 

 

ただ、感性が合わなかったとしても、実は演劇としての喜劇(コメディ)と

漫才やコント等のお笑いは作品を作る上で大きく異なる部分があります。

 

作品で生む笑いには大きく分けると3つあります。

  1 構成・展開・ストーリーから派生する笑い

  2 刹那の笑い(ボケ・言葉遊び・勘違い・ギャグ等々ですね)

  3 演者の個性による笑い

です。

 

演劇で脚本を作る場合は、3は除外します。つまりまず1をしっかり書き、

そこへ必要なら2を適時配します。

勿論キャストにおいては3も強力な武器ですが(塩沢ときさんなんてすごかったですも

の)、それはあくまでも脚本を書いて、それからキャストを見て考えればいいわけです

から。

 

一方お笑いは、123のどれか一つだけで作品を作っても(勿論全部でも)かまいませ

ん。面白ければ。要は100点満点に近づけばいいわけですから。

昨年の和牛の結婚式のネタは123全部が入った素晴らしいネタでしたね。

 

 

 

さて。

 

今回のボクの採点です。あ、あくまでもボクの勝手な採点ですから、怒らないでくだ

さいね。登場順です。

 

  見取り図      89

  スーパーマラドーナ 86

  かまいたち     90

  ジャルジャル    86

  ギャロップ     88

  ゆにばーす     89

  ミキ        92

  トム・ブラウン   89

  霜降り明星     90

  和牛        92

 

ね。

変でしょ。

 

だから唸ってるわけです。

 

見取り図。最初だけどボクは面白かったなぁ。マルコ牧師、ボクが知らんだけでそう

いう人いるんやろなぁと思っていたら、誰やねんそれ! ワロタわ。90点つけよかと

思たけど、最初なんで89点にしたわけです。ボク的には5位。でも現実は下から2番

目。

 

ゆにばーす。89点。見取り図と並んで5位。あのいきなりの昭和男女漫才。たいした

もんやと思たもんですから。でも現実は最下位やもんね。

 

ミキと和牛が高得点。

片やジャルジャルが最低点なんですよ。ほとんど上沼さんと同じ。上沼さんは天才や

から、その方と同じなのは喜ぶべきかな。( ´∀` )

片や志らくさんなんて99点やもんね。

彼らのやろうとしていることは分かります。でも……彼らにはもっと面白いネタが、

若いころもっと漫才的な、面白いネタがあったと思うのですが。去年は6位。今年は

3位。ボクが年取ったのかなぁ。

 

ところが同様に、何なんだ?と思ったトム・ブラウン。ボク無理ですわ。あそこまで

一義的に演技をされると。お芝居でもボク一義的にやる奴を徹底的に直します。一義

的というのは、台本の台詞の言葉通りの表情をするという意味です。「昨日は寒かっ

たけど今日はあたたかいね」というセリフを「昨日は寒かったけど」を目いっぱい悲

しい顔をして言って、次の「今日はあたたかいね」で急に満面の笑顔で言う。からく

り人形か。この演技が許されるのは子供芝居だけです。「みんなぁ元気ぃ!……あれ

ぇ、声が小さいぞぉ」 「みんなぁ元気ぃ」で笑顔。「あれえ、声が小さいぞぉ」で急

に悲しい顔。ね。これです。下手な役者が勘違いしてやる芝居です。やってる本人は

芝居してる気になってしまう恐ろしい大根演技のことです。

トム・ブラウンがそうでした。ましてやってること何が何だか。こりゃ無理だと思っ

て見てました。それが……押し切られました。力技に。で89点。特に二本目、加藤一

二三先生が土の中から出てくるというネタ、ホンマにホンマに見てみたい! それと、

右の人(みちおさん)が一瞬モー娘。のマネをした時、あるある探検隊(レギュラー)の

松本クンを思い出したのは僕だけでしょうか。( ´∀` )

 

スーパーマラドーナ。ボク大好きでボクの中では本命だったのです。あれは、ネタの

チョイスミスのような気が……一昨年の時代劇のネタ、あれ、最高やったけどなぁ。

あの年は銀シャリ、和牛と、物凄い年やったからなぁ。

 

 

 

ボク的には決勝は、92ミキ、92和牛、90霜降り、同点でかまいたちでした。

現実は霜降り、和牛、ジャルジャルでした。

 

 

 

そして決勝。ボクの採点。

  ジャルジャル  85

  和牛      88

  霜降り明星   88

   

 

 

ジャルジャルがが世に出てきたころの、田舎の少年に野球を教えるネタなんて、衝撃

的やったもん。それが……普段ならいいと思うけど、М-1の決勝で、一つのゲーム的

ノリを突き詰めたようなネタで勝負していいものなのか。和牛のような超ハイレベル

な職人と勝負できるものなのだろうか。

上沼さんはダメと仰った。その上沼さんが来年は審査員を卒業すると仰った。

 

だから唸ってるんです。

 

ボクはどうしよう……

 

とにかく、もっともっとお笑いを見て勉強しておかないと……

 

 

 

 

 

 

飛田康介引退公演千穐楽 12月4日

池田政之の仕事

 

 

一昨日の2日、今年のハマキヨが終わりました。

 

飛田康介引退興行も終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

絶対帰って来いよオヤジ!

 

勿論飛田さんには飛田さんの事情があります。意地もあるでしょう。

 

でも、今はそういうしかありません。

 

お客様のアンケートを拝見しても、皆が望んでいます。

 

あんな怪優いません。

 

 

 

さて、第51回池田賞です。

 

本当ならオヤジに特別大賞か特別名誉賞をあげるところなんでしょうね。

あげません。

来年帰ってきたらあげます。

 

 

で、こうなりました。

 

正賞       ナシ。

審査員特別賞   村信 保   (舞台監督・多大なる貢献に・金壱阡圓)

         阿部圭司 (協力・多大なる協力に・金壱阡圓)

 

 

 

飛田さん、お帰りを待ってます。

 

 

 

 

飛田康介引退公演初日! 11月29日

池田政之の仕事

 

 

 

 

 

 

 

今日はハマキヨ公演のネタバレです。

 

本日、今年最後の舞台・お馴染みハマコクラブキヨコクラブ第19回公演の

初日です。

 

ま、今年最後と言っても初日を開けるのが今年最後で、稽古は来月にも

松平健・中村美律子特別公演の稽古がありますが。

ちなみに初日は来年1月4日です。

 

 

 

 

さてさて、今回のハマキヨは飛田祭り。

そう、あの飛田さんの引退興行となっております。

 

 

彼はハマキヨにおいて過去5人の飛田役を演じてきました。

米屋の飛田、飛田部長、プロデューサーの飛田、中華屋の飛田、

そして昨年は経理の飛田。ま、経理の飛田は声だけでしたが。

そう、今年は、全部まとめてサヨナラ飛田!

 

 

 

そこで今年は全飛田を出します!

 

 

とはいえ、それでは大混乱なので、メインの飛田を1人決めます。

決めますって誰が? そう、お客様がです!

 

つまり、開幕時にお客様に拍手で1人の飛田を選んでいただき、

その飛田がメインで物語が進み、後半残りの飛田も登場という訳でやんす。

 

そう、つまり、我々は5人の飛田に対し、5通りの台本、5通りの稽古を

やって参りました!

 

 

 

あなたが選ぶのはどの飛田!?

 

 

 

なので5回見ていただいてもOKなのでやんす。

あ、でも、たまたま5回とも同じ飛田だったらお許しを( ´艸`)

 

 

 

さぁ、本日初日はどの飛田になるのでしょうか!

 

 

 

 

 

 

全飛田の写真が勢揃い。

 

 

 

 

飛田のオヤジ、今頃ドキドキしてるんやろな( ´∀` )

 

 

 

 

 

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