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頭ウニ 1月23日

観劇 読書感想文

 

 

寒いですねぇ。

 

炬燵だけで部屋に暖房を入れないと、手がかじかんでボードを打てません。

ほな暖房入れろや。

ボクはもともと部屋が暖かすぎるとボーっとしてくるので、

おこたに入って、部屋は涼しいのが大好きなんです。

けど、この数日は暖房つけました。

 

実家の西脇は先日雪が降り、というか西日本は大雪だったそうで、

兵庫県も西脇のすぐ北の多可町なんかは車が動かなくなったそうです。

篠山なんか大変だったようで。

 

うちの庭にも一週間過ぎてもまだ雪をまとめた山が溶けずにそのままでやんす。

 

 

 

 

 

 

 

今、おこたの横に次の仕事のための資料が山積みで、それを必死に

頭に入れています。

何の仕事だって?

しばらく待ってくださいね。もうすぐここでお知らせできると思います。

ホントに山積み……

 

 

 

さて、その合間をぬって、どんな合間や、

今年、いえ今期のテレビ、だいたい観ました。

 

 

 

『おんな城主 直虎』

 

Eテレこども歴史劇場 = みたいな大河ドラマですね。

やっぱり、〈大人顔負けおてんば少女マンガ〉みたいで……

それもずいぶん昔の……昭和40年代に夕方やっていた子供向け時代劇みたい。

やっぱり……無理ですわ……

 

子役を主役にするとき、それでも、大人のドラマにするか、子供向けにするか。

昔はキッチリ作り別けが出来ていました。

それを……

 

加えて、劇団NLTの創設者のひとり三島由紀夫先生はこう仰ってます。

「歴史は起こったことは伝えていても、起こっていないことは伝えていない。

そこに我々詐欺師のような手合いのつけ込む隙があるのだ」と。

 

歴史的史実は、なぜそんなことが起こったのか ? ? の連続です。

その ? を、時代性に鑑み、リアリティをもって、成程そういうことだったのか

と作って見せるのが、我々詐欺師のような手合いの腕の見せ所なのです。

 

それを……全部子供の活躍で歴史の ? が解決していくなんて……

 

又か……

 

一流の詐欺師になりたいものです。

 

 

 

 

 

木村拓哉氏と草彅剛氏のドラマ激突が喧しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

どちらも二話とも拝見いたしました。

 

ボクの私的感想です。

 

 

 

まずは先に開始の『嘘の戦争』

 

復讐劇なんやけど、深刻めのコンゲーム、というか

現代男性版の『五瓣の椿』でしょうか。(笑)

 

つっこみどころはけっこうあるんやけど、

例えば、藤木クン、それほど草彅クンを疑ってるんなら、

もう一度調べるでしょ。アメリカのオフィスへの電話も、

東京のオフィスを見たことも、〈?〉満載なら何度でも調べるでしょ。

ボクたちだって、歴史的史実や年号なんて、間違ってないか、何度でも

確認してから脚本を提出しますよ。

もう一度電話すれば済むだけの話。普通するでしょ。

 

それでも、そんなことどうでもいいのは、草彅クンの演技と、

根源の事件の大きさと、復讐に至る過程が面白いからでしょうね。

問題作に見せて、実は重厚な娯楽作ですね。

 

楽しみに拝見させて頂きます。

 

ね、事務員あと二人だけ安く雇って、アメリカと東京のオフィスに置いておけば。

毎回、シーン事務所前景/次のシーン事務所内・事務員セリフ「暇だなぁ」

各4秒×2で計8秒。ね。 (笑)

 

 

 

『A LIFE』

 

こちらもいい本だと思いますよ。

 

木村クンはいつも木村クンとの指摘の記事がありましたが、

ボクはいいと思いますよ。

だって、見入っちゃったもの。

 

本の勝利かもしれませんが。(笑)

 

昨年の騒動でいろいろな記事を目にしましたが、ドラマは関係なく見ます。

 

これはボクの意見ですけれど、木村クンは大根ではありません。

いつもの木村クンでも、その都度ちゃんと役に見えます。

なかなか出来ることではありません。

ボクは、彼は演技者、それもスター的演技者だと思っています。

スター的演技者って? それはまた後日。

 

 

対決の二作、いい勝負ですね。

 

リアリティはちょいと ? でも、演技力と話の面白さの『嘘の戦争』 VS

いつもの木村クンと言われてもリアリズムある面白さの『A LIFE』

 

ドラマはこうでなくっちゃ。

問題作に見せた、見ごたえある娯楽作とは、これですよ。

 

観ます。 

 

 

 

 

 で、合間にこれ読んじった。

 

 

 

 

 

 

七河迦南さんの『アルバトロスは羽ばたかない』

 

2011年第64回日本推理作家協会賞を米澤穂信氏『折れた竜骨』

麻耶雄崇氏『隻眼の少女』と争った作品です。

 

本格物が並んだ本格レベルの高い年ですね。

 

最後のドンデン、予想もしなかった。

いや、ちょいとしてたけど、違うドンデンやと思てた。

やられました。

 

 

なぜこれが受賞しなかったのか?

 

『折れた竜骨』『隻眼の少女』と比べて、ううーん、なにか一つ、

プラスアルファというか、華というか、売りというか、もう一つ、

ほんの小さなことやけど、足りなかったのかなぁ。

 

でも途中で挟まれる短編(これも長編を構成する大事な要素やけど)、

特に最初の「春」の部分。

これだけ抜き出して短編賞で勝負すればよかったのに。

これだけでも、違う年の受賞短編よりぜんぜんレベル高いで。

 

運なのかなぁ。

その年の審査員の好みなのかなぁ。

 

けど、そうなると、三作受賞?

無理やな。(笑) 

 

 

 

あかん。隣の資料が……

 

今月ゆっくりできるはずやったのに……

 

頭、ウニになりそう。

 

うれしい悲鳴ですが。(笑)

 

感謝です。

 

 

 

 

魔女狩り極まれり 1月12日

 日記

 

  

驚いた。

今日のニュース。あ、もう昨日か。

厚生省のおぞましい発表。

 

 

昔、こんな記事を読みました。(雑誌名は忘れてしまいましたが)

国連で、いろんな問題を話し合うとき、その年のズラーと並んだ議案は

全てアメリカおよび主要ヨーロッパ国がその原因となる案件ばかり。

まずいなぁ、会議明日やのに、と思った主要欧米の国連大使がふと見た

議案の中に、一つだけ自国と関わりのない案件が。

 

捕鯨。

 

そうだ。これなら日本だけだ。これにしよう。

で、いきなり捕鯨問題が世の中へ出てきた。

オーストラリアも飛びついた。

以来、はっきり言って魔女狩りです。

つまり、いきなりとんでもない案件が飛び出すには、その裏に何か隠したいことが

あるということでやんす。

で、狂信的な、ヒステリックな魔女狩りが始まるのです。

近隣諸国も、政府への批判をかわしたくなると、突然反日を出してくるように。

 

 

 

で、夕べ。

厚生省の提案。

飲食店も含めすべての公共建物を全面禁煙にしよう、ですって。

 

昨年の秋から言われていたことやけど、まさかここまで強硬に出てくるとは

思いませんでした。

 

 

ボクはこの日記で、他人様のお芝居の悪口と、政治的発言は書かないと決めて

きました。たった一度、昨年の7月8日に小池さんのことを書いただけです。

 

でも書きます。

憤慨してるので。

というより、これ、政治的発言か?

 

 

 

ボクは喫煙者です。

嗜好銘柄はこれです。

 

 

 

 

 

 

メビウスロング1ミリ。

 

 

さて、厚生省の言い分はこうです。

2020年のオリンピックに向けて、欧米並みにするとのこと。

 

そうきたか。

昔は受動喫煙を無くすための一点張りやったのに。

 

 

受動喫煙の問題は、よく分かります。

ボクも吸わない方のお気持ちや、そのための配慮には賛成です。

だから分煙があるんです。

ボクはキチンと守ってますよ。

 

守ってますけど、おかしいなぁと思うこともあります。

例えば新幹線のホーム。

今は一切吸えません。(本来煙草は吸うではなく飲むですけれど、面倒くさいので

吸うで通しますね)

新幹線のホームは密閉されてませんし、ささやか屋根に、だいたい二階三階の高さ

にありますから、風も吹きぶりの雨もイケイケです。そこで吸ったとして、どんな

副流煙があるのでしょう。

地下鉄のホームならわかりますよ。地方の新幹線ホームなんて自然の中ですよ。

というより、東京駅なんか車の排気ガスや、重油の煤煙、駅によっては工場

の排煙のほうがはるかに問題ですよ。地方の駅なんか周り何にもない。遥かな

煙突から真っ黒な煙がもくもく。でも煙草はダメ。四階くらいの高さの駅なんか

いつも風がビュービュー吹いてても煙草はダメ。

 

もう魔女狩りです。

 

区によっては屋外は一切吸えません。

広い道路脇の公園の隅にあった喫煙コーナーも撤去されました。

車の排ガスバンバンでも煙草の煙はダメなのです。

 

それでも守ってきました。

煙草を吸わない方に迷惑をかけちゃいけないと、決められたことには

キチンと従ってきました。

 

 

それが喫茶店も、居酒屋も、ホテルの喫煙可の部屋も全部ダメ。

今や公共の場も乗り物もみんな禁煙で、飲食とホテルが最後の喫煙場なんです。

それすらも、分煙ではなく一切ダメ。

 

何があった?

 

だったら法律で禁止にすればいいんです。

ボク、従いますよ。

それを一方で煙草を売り、一方で自宅と設置された喫煙ルーム以外ダメ。

でも自宅と喫煙ルームは可……

 

わけわからん。

 

だったら工夫しましょうよ。もっともっと考えましょうよ。

お店ごと、ホテルごと、分店にしてしまえばいいんです。

 

 

国民の健康を憂いでというなら、自動車の排ガスも、工場の煙も、豊洲の化学物質

も、それより原発やめなさいよ!

放射能の方がどれほど恐ろしいか!

原発なんて全部やめましょうよ。

原発電力の方が安い。ウソばっかりだったでしょ。

新しいエネルギーがないから。ウソばっかりでしょ。

日本海に、向こう百年のエネルギーが眠ってるでしょ。

というより、原発は絶対安全。ドウソだったでしょ。

 

 

何を隠したいんでしょうか?

 

 

もう一つ。

マスコミ使って姑息なニュース流すのはどうなんでしょうか。

誰だってちょいと考えればわかりますよ。

とある刺身のうまい居酒屋が、店舗全面禁煙にしたら前年比150%

来客数が増加した。禁煙は素晴らしい。だから全居酒屋も禁煙に。

テレビで喜んでた方、お脳が少し足りないのでしょうか。

そうかて、そら増えるわ。煙草が嫌な方がその店に集中しただけやもん。

全部禁煙にしたら、煙草が嫌な方もどこへ行ったって安心なんやから、

また元の店に戻りますよ。150%がまた元に戻るだけでしょうが。

禁煙にしようがしよまいが、居酒屋に来る客の絶対数はいっしょやろ。

つまり全面禁煙にしたら来客数が増加するなんてのはマヤカシで、たまたま禁煙

にした店に禁煙者の方が流れただけで、客の数が増加するわけがないんやもの。

つまり経済にも好影響なんてのは嘘八百で、こんなマヤカシに引っかかる国民が

いると本気で考えているのでしょうか。考えているとしたら……アホやね。

 

それどころか、全面禁煙にしたら、喫煙者の大半は居酒屋へ行かなくなるで

しょうね。〈部屋飲み〉か、例えば自社ビルを持つ大企業なんか、会議室レベルの

広い喫煙ルームを作って、みんなそこへ酒やつまみを持ち寄って〈部屋飲み〉ならぬ

〈ルーム飲み〉するでしょうね。育児室や保健室やトレーニングルーム同様、

福利厚生の一環として喫煙飲食ルームができるでしょうね。今だってコーヒーや

ジュースの自販機が置いてあり、吸引システムのついた大きなテーブルのある

喫煙ルームを持った会社がありますよ。そこで会議をしている人もいますもの。

 

それより「喫煙ルーム」という店名の居酒屋を作るというのは如何でしょう?(笑)

店舗内全部喫煙ルームという店です。(笑)

 

居酒屋から客は減るでしょうね。特に大企業近くの丸の内や新橋の居酒屋、

前年比40%減なんて当たり前になるでしょうね。

住宅街の駅前にある店は壊滅でしょう。みんな素通りで帰っちゃうし。

更には飲食店組合の方々がおっしゃっているとおり、禁煙ルームを作れない

小さなお店は廃業に追い込まれるでしょうね。

 

ここでも中小いじめですか。

 

反対を表明されている飲食関係の業界の皆さま、ホテル業界の皆さま、

頑張ってください!

 

 

さっきもチラと書きましたけど、

だったら分煙じゃなく、分店にすればいいんです。

今の「禁煙店」表示ではなく、基本禁煙で、吸える店だけ「喫煙店」表示に

すればいいんです。それだけのことでしょ。

 

ホテルだって、喫煙室と禁煙室はフロアで分けてあるんですよ。

喫煙室フロア自体が喫煙ルームなんですよ。問題ないでしょ。

 

それでも、喫煙者の衣服から匂う?

公共すべて禁煙にしても、自宅で吸えば同じでしょ。

煙草は販売してるんやもん。

矛盾です。

 

 

工夫することができないお脳の弱いお方が、ゼロか百かの一網打尽案を、

姑息に押し付けた魔女狩りとしか思えません。

 

同じ横暴なら、煙草を法律で禁止にしてください。

それの方が納得します。

 

 

これを機にタバコをやめる人が続出するでしょうね。

というより、煙草愛飲者の皆さま、そうなったら一斉に禁煙しませんか。

ボクします。

みんなで一斉に止めたらどうなるのか。

 

皆さん知ってます? 煙草の税金。

一箱の値段の半分ですよ。

年間の税収2兆円超えてるそうですよ。

 

2兆円強!

 

これがゼロになるわけですわ。

 

ゼロになったら二兆円分どこから取るのでしょうか。

消費税上げるか、国税上げるか、禁煙者にも二兆円分均等に負担が来るでしょうね。

ええ、財務省なら絶対やるな。

 

 

 

煙草を吸わない皆さま、こんな手前勝手な駄文を読まれて

気分を害されたかもしれません。申し訳ありません。

 

でも、昨今の愛煙者に対するヒステリックな魔女狩りのような政策にも

苦笑いしながらも、キチンと従ってきたんです。

 

それをここまでやるか。

禁煙したら客が増えるなんて、姑息なマヤカシを持ち出してまで。

 

法律で禁止してください。

そして副流煙よりもっと恐ろしい放射能や化学物質を、もっとキチンと

取り締まってください。

 

煙草産業には利権がない?

それとも法律で禁止するには惜しい程度の利権はある?

知らんがな。

 

 

ここまで喫煙者を追い詰めるくせに法律で禁止にはしない。

選挙権を18歳にしたのに少年法は20歳のまま。

何度騙されても、無礼千万なことをされても、領土を奪われそうになっても

日本より近隣諸国の方が大事な、日本人の税金で暮らしている日本の政治家がいる。

ボクには理解不能な三つです。

 

 

失礼いたしました。

 

 

 

 

 

今年初の 1月9日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

 

 

NHKで大河ドラマ『おんな城主 直虎』とBSドラマ『女の中にいる他人』が

始まりました。

「おんな」二題ですな。

 

 

 

大河ドラマ……

 

戦国前半の著名人ですが、一般的には無名の人々を描く時に必要な

人物・状況紹介はなかなかでございました。

なのに……

 

ごめんなさい。これはボクだけかもしれませんので。

先に謝っておきます。すんません。

 

1つ1つのエピソードが、まぁアッケラカンというか、ホームドラマ的というか、

やっぱり女性脚本家というか……

 

時代が時代やから、出てくる事柄は、生きるか死ぬかの切羽詰まった重大事ばかり。

なのに、主人公本人の能天気な描写が多すぎて……

 

本当に必要なエピソードは、世は戦国。井伊家は弱小で、今川の傘下になっていて、

本家には女の子一人しかいなくて、その子はメチャ元気で、分家の子(亀之丞)と婚約

させて、ところがその父が殺されて、亀之丞を逃がせ!

これでしょ。

 

なのに主人公のあっけらかんのエピソードが多すぎて……

 

しかも鵜の目鷹の目生きるか死ぬかのあの時代に、

領主様のたった一人のお姫様が、百姓の子のように好き放題。

ありえない。

人質に取られたらどうすんの。

 

更に、おとわのセリフ「女に二言はありませぬ」

ありえない。

この時代のまして子供が言う訳がありません。ボク、耳を疑いました。

「武士に二言はない」が正しいわけでしょ。それが派生して「男に二言は」。

ならば、例えばきつい叔父上がいて、何かというと「子供は向こうへ行ってろ!」

「女はすっこんでろ!」と怒鳴っていて、その叔父上の口癖が「男に二言はない!」

で、それをおとわが揶揄的に真似て「女に二言はない」と言ったのなら成立します。

それなら面白いですが。

 

またも、少女漫画のお転婆のお姫様やな。

 

乗れない……

 

おとわを演じる子役ちゃんがうまくて、うまければうまいほど、乗れない……

 

ボク、ここ20年の大河で、女性の脚本家の方が書かれた作品で最後まで観たの

『篤姫』一本だけ。

 

とにかく、『江』のように、何でもかんでも歴史のど真ん中に彼女がいた的進行

にだけはなりませんように。

 

まぁ、もうしばらく見てみます。

 

 

 

それからすれば『女の中にいる他人』。

そんなにたくさんの情報があるわけやないのに、

主人公の夫が友人の妻と浮気してて、やってる最中に殺しちゃって、

被害者とシェアしている友人の女が○○で……

これだけでしょ。

でも最後までうまくひっぱりはりました。

 

 

なんやろこの差。

 

 

同じおんなでも、『女の中に……』の方は吉本昌弘先生。流石です。

 

 

 

 

 

さてさて。

 

締め切りも一つ済ませて、さぁ、今年初のミステリーと参りやしょう。

 

 

そう。年の初めから〈読みたい本読みたいねん症候群〉

 

とはいえ、穏やかに読みました。

そうか? 2日で3冊やで。

 

 

というのも、締め切りは一つこなしましたが、まだ提出していません。

なんか、今一つ気に入らなくて。

なれば、てきめんな解決法。二三日寝かせる。

 

書き上げた時はこちらも盛り上がっています。

二三日して、こちらの気が落ち着いて、改めて読むと、

気が付くことがものすごく多いのです。

 

もちろん緊急依頼の場合はこのまま出しますが、

そうでない時は、この手が一番。

で、もう一度直したうえで、初稿として提出するわけです。

 

 

なので、その隙にまとめて読書となったというわけでごんす。

 

 

 

では。

 

まずは、ちょいと古い本ですが、読んでなかったので。

北森鴻氏の『狂乱廿四孝』 1995年の鮎川哲也賞受賞作です。

 

 

 

 

 

 

ミステリとしてはチト弱いですが、世界が、出てくる人々が!

時は明治初め。まだ江戸が残る東京。

猿若町の森田座を舞台に、主役は戯作者志望の若いお姉ちゃんですが、

主要人物がすごい。後の河竹黙阿弥、十二代守田勘彌、三代目澤村田之助、

五代目尾上菊五郎、後の九代目市川團十郎etcetc……

 

田之助が両足を無くしながらも舞台を務め大当たりをとる森田座や市村座を舞台に、

この人たちが連続殺人事件に巻き込まれていく。

 

なかなかでございました。

 

 

 

そして、昨年2016年本格ミステリの分野の大収穫2作。

鮎川哲也賞受賞作大型新人・市川憂人氏の『ジェリーフィッシュは凍らない』と

ベテラン竹本健治氏の『涙香迷宮』

 

 

 

 

 

 

 

『ジェリーフィッシュは凍らない』

いやぁ、なるほど鮎川賞受賞は納得でございます!

とはいえ、ツッコミどころ、無理くり枚数をまとめた感はありましたが。

昔読んだkappa-one受賞の林泰広氏の『見えない精霊』や鮎川賞作家の門前典之氏の

受賞四年前に同賞を落選して自費出版されたという『死の命題』を読んだ時のような

感覚に陥りました。

次回作に期待します。ホントに大傑作を楽しみにします。

 

ちなみに、門前氏の『死の命題』

今は『屍の命題』と改題され出版されてますが、当時は自費出版されたものしか

なくて、捜して捜して、三鷹かどこか(記憶があいまいですんません)の図書館に

あることが分かって、目黒の図書館に取り寄せてもらい、ようやく読んで、又

目黒の図書館から返却して頂きました。苦労して読んだんです。

当時その苦労をDODOでえんちゃんに言うたら、「そんな暇があったら台本書き!

締め切り目の前やろ!」と言われました。(笑)

 

 

竹本氏は大昔に『匣の中の失楽』『ウロボロスの偽書』の2作しか読んでません

でした。

大ベテランに対し3作目でやんす。すんません。

この感想はまた後日。

今、唸ってますので……

 

 

さぁそろそろ寝かせた台本読もか。

 

 

ふと横を見ると門前氏の最新作『首なし男と踊る生首』が「オレも読んでくれぃ!」

と訴えています。

それにしてもすごいタイトルやな(笑)

 

 

追記

結局『首なし男と踊る生首』、読んじまいまいした。

感想はって? ううーん……てことで一つ。

『死の命題』はすごいですよ。あ、今は『屍の命題』か。

 

 

 

 

  

考えてしまった相棒考 1月2日

〈ま〉の日常 観劇

 

  

 

相棒の正月スペシャルを見終えて、NHKのケータイ大喜利にチャンネルを

あわせた。

 

ルーキー大喜利ですごい答えが飛び出した。

 

問題「家族でのハワイ旅行がいまいち盛り上がりません。なぜ?」

答え「なぜ紅組が優勝なのか、釈然としない」

 

NHK、すごいなぁ。

国民のモヤモヤをこんな形で。(笑)

生放送やからか。選んだ放送作家がナイスなのか。(笑)

 

開かれたNHK! 素晴らしい!

 

 

 

という訳で、何がという訳や。

 

とにかく、相棒を見て、正月スペシャルとしては二年ぶりの「相棒考」を

やってみようと思ったわけでやんす。

 

先にお断りしておきます。

これはあくまでもボクの個人的な感想ですので、

ピント外れがあってもお許しを。先に謝っておきます。すんません。

 

あ、それと、これからドラマやDVDの感想も、観劇のカテゴリーに入れますね。

 

 

 

実は久々に相棒考をやってみようと思ったのは、内容ではありません。

いや、内容やわな。当たり前か。

話自体はなかなかでございました。見ごたえアリでございました。

今期ではボク的には一番でしたね。

欧米のミステリサスペンスのようで、つじつまも、構成も

すごくよくできていたと思います。

後ろから見たら単純な一本の糸になるのが最も美しいという僕の持論も

満たしていましたし。

 

では何を考えるというねん。

 

それは真犯人の動機です。

 

 

あ、その前に、有本警部の森岡。

なかなかええ役やん。

初めちょいと出て、でもずっとその人のことをやってくれる。

ボク的には最も好きなタイプの役でごんす。

 

 

 

 

 

 

いつもと違って写真の写真でごんす。握ってる指は右京さん。

 

ボクとお仕事を一緒にした特に若い方は聞いたことがあるでしょ。

作品の中でボクが一番好きな役、大概こういう役やと言うてるでしょ。

つまり〈労力〉と〈効果〉のバランスがおいしい方に振れてる役。

森岡、おいしいなぁ。

 

それと黒水署長の小宮さんもおいしい役でしたね。

 

 

 

で、さっきの動機です。

 

ここからはモロネタバレありです!

未見の方はお気をつけ遊ばせでやんす。

 

犯人の八嶋さんの和合町長、以下和合と記しますよ。

和合の動機はそれが楽しいから。

つまり愉快犯というか、そういう奴、というか。

 

これね、今から50年前から、というか昭和の後半は絶対アウトな動機なんですよ。

 

犯罪、特に殺人を犯す動機には何があるのか。

昭和は、〈痴情〉〈怨恨〉〈金銭〉〈立場〉〈思想〉

以上です。

 

この五つだけだったんですよ。

 

六つ目には〈殺人狂〉があったのですが、それを扱うのは江戸川乱歩のような

大衆通俗娯楽探偵小説のみで、上級推理の動機にはありえなかったのです。

まして「殺したかったから」なんて理由で物語を作ろうものなら、先輩方から

どやされましたね。

白い目で見られて、「バカかお前は」と言われたんですよ。

 

あ、一つだけ大丈夫だったのは時代劇の、おバカな武士の〈試し切り〉ってやつ。

あれは事実のようですし。

 

 

昨日のワイドナショウで、邦画がすごい元気という話が出ましたけれど、

昭和の終わり頃は、邦画は青息吐息でした。

昭和30年代までは映画は全盛で、でも以後斜陽になった。

で平成の頭頃まで作られていた邦画は、全部「人間を描け」「社会性を描け」

まぁつまらない。

 

すべて現実の世の中のリアリズムを映せというばかり。

横溝正史は下級で松本清張は上級。作り物は下級で現実のリアリズムは上級。

それがいやだから推理小説が売れなくなってたんでしょ。

それがつまらないから横溝大ブームが起こったんでしょ。

なのに映画の世界はまだそれを引きずり倒していた。

 

あ、去年の10月31日ここに書いたNLTコメディ新人戯曲賞の寸評で、

根底にリアリズムがないとコントになると書いたこととは、ちょいと違う話

ですからね。

 

 

30年代までの映画は大娯楽だったんです。

でも昭和の後半からは、文学、人間、現実、社会派、真面目、暗い……

 

つまりエンタテイメントじゃなくなったんです。

 

それが今では完全にエンタテイメントでしょ。

 

エンタテイメントでも人間は描けます。社会も描けます。

 

でもあの頃は、娯楽色が見えたら、堕落と言われたんですよ。

 

だから『首都消失』みたいな、メチャメチャおいしい題材なのに、

あんなつまんないことになってしまうのですよ。

 

 

話を動機に戻しますね。

 

平成8年(1996)、三谷さんの古畑任三郎で加藤治子さんの老脚本家が犯人の回、

長年仲の悪かった妹(絵沢萌子さん)を殺します。

全てが終わって最後に古畑さんが加藤さんに聞きます。「長年一緒に暮らしてらし

て、このお年になってなぜ?」

加藤さんは嬉しそうに答えます。「だっていい殺し方思いついちゃたんだもの」

 

これですよ。

ボク、テレビの前で拍手しました。快哉を叫びました。

ボクたちは出来なかったことを三谷さんがやってくださった。

 

これが、ミステリーやミステリードラマのなかで、鉄のような〈動機の決まり〉が

崩れ去った瞬間でした。

「ふざけてるのか手前ぇ!」と先輩から怒鳴られてきたことを、堂々とやっちゃった

瞬間でした。

勿論これより前にあったのかもしれませんが、高視聴率を誇る人気ドラマで、

こんなことをやっちゃったのは、最初の筈です。

 

以来、動機の鉄の分類は崩壊しました。

 

事実、現実に、「むしゃくしゃしたから」とか「誰でもよかった」とか

「人を殺してみたかった」といった昔では考えられない動機で人を殺す輩が

出てきましたし。

 

だから、今日(あ、もう夕べか)の相棒で、和合が楽しみから凶悪連続殺人を

やったって(現実にはダメですよ)ドラマ的にはいいわけです。

 

 

でも……

 

なんだろ。

 

この、興ざめ感……

 

 

和合が犯人と分かるまでは、すごく楽しんでいました。

こりゃ、久々に相棒考行くぞぉ、と思ってました。

 

それが、和合の動機が分かってから、八嶋さんが熱演すればするほど、

気が冷めていって……

 

それから一所懸命考えました。

 

かつて、あんなに渇望したドラマの中のリアリズム、

現実のリアリズムではなく、ドラマだからのリアリズム。

それが見事に描かれていたのに、興ざめするっていったい……

 

 

 

考えて考えて、やっと分かってきました。

つまり、推理ドラマにおいて、動機は大きな捜査要素です。

それがないに等しい場合、主人公の探偵(この場合は刑事の右京さん)は

ロジックのみで犯人にたどり着くより仕様がありません。

動機は置いといて、ロジックでそこまで到達する。

 

勿論、いつもそうですよ。

右京さんのロジック捜査は相棒の大きな見せ場ですし、

ボク自身もロジック大好きです。特にいつもそれを望んできたのだし。

 

勿論ロジックだけで到達するわけではありません。普通の刑事ドラマでは捜査で到達

します。

でも捜査で到達するには、容疑者の動機がはっきりしていないと捜査しません。

仮にしても、動機がないのだから、通り一遍だけです。

 

逆に動機が分からぬ場合は、ロジックで犯人に到達するしかなく、そこで初めて

動機が分かるわけです。

43分の通常ならそこそこの動機が。

でもスペシャルの大伽藍では、ロジックの果てに現れるのは、

驚愕のカタストロフィーでなければなりません。正月スペシャルなんですから。

驚愕の犯人、驚愕の動機、驚愕な全体像……

 

ね。

驚愕な動機がないんですよ。

勿論「やりたかった」という動機はありますよ。

逆に見れば意外な動機ですが。( ´艸`)

でも大伽藍のスペシャルを支えるには、余りに軽いものになっちゃってるんですよ。

 

たとえて言えば、ものすごい話で驚愕驚愕の連続なのに、最後の最後に主人公が

目を覚まし「夢か……」。

こんな感じなんですよ。

「夢だったのか」「ウソぴょ~ん」……おいおいおい。 

 

 

愉快犯を描くなら、それをメインにして真正面から描くべきなんです。

いつもの43分で、愉快犯の恐ろしい問題点をメインにして真正面から。

 

 

スペシャルで、発端から五人もの刑事が失踪し、なのに署では何もしてなくて、

スティーブン・キングの片田舎の住民皆がおかしいみたいな町が舞台で、

そんなありえない話なのに、事件には警視総監まで絡んでいそうで、

その警視総監まで殺されて……

 

ね。ものすごい話でしょ。

 

なのに、犯人の動機が「やりたかった」じゃ、「夢でした」や「ウソぴょ~ん」

とおんなじなんですよ。

 

 

だから動機が分かった瞬間に興ざめしちゃったんでしょうね。

 

 

もし、もし、和合の動機が、恐るべきものだったら。

すごい傑作になっていたでしょうね。

 

 

 

ちなみに和合が雇っていた外人部隊ばどうなったのでしょうね。

最後に黒水テレビが爆発するとき、和合は見張っていた警官たちを

倒して逃げています。

和合にそんな腕力などありません。つまり外人が働いたわけです。

そいつらどこいった?

 

ま、そんなことはいいです。よかないか。でもいいです。

 

それともう一つ。

冠城クンと美人キャスターさんがレストランで食事のシーンで

弾き語りのピアノ曲、相棒のスタッフさん、あの曲お好きですね。(笑)

 

 

閑話休題。

 

 

問題は動機です。

 

 

あの動機を描くなら、真正面から描くべきです。

 

古畑の場合は最初から加藤さんが犯人と分かっていて、それを古畑さんが

どう暴くのかが眼目で、動機は二の次だから成立したんです。

 

昨日のような大伽藍の正当本格サスペンスで、最後にあれでは……

 

 

ボクが、いえ、同世代の、物心ついたころにはまだエンタテイメントの映画が

残っていて、でもその後なくなって、思春期に横溝ブームが来て、邦画に興味

をなくした青春時代を過ごしたボクたち世代にとって、「やりたかったから」

という動機は創作上魅惑の題材なんです。

 

 

でも、なんでも使い方。

 

テーマとプランと展開とロジックと話の大きさとの兼ね合いなんですね。

 

 

 

そう思ってしまいました。

 

 

 

久々の相棒考は、明け方になって、ようやく完結しました。

 

 

 

実は、ボク自身、「やってみたかった」だけで大伽藍を構築する話を

書きたいと思ってたんでごんす。

似たことは書いたことがあります。

舞台で、君のためだけにこれだけのお芝居を作り上げました。つまりすべて

「ウソぴょ~ん」というコメディです。お陰様でそれは大ウケで成功しました。

次はミステリーだろうがコメディだろうが、物語の根幹をなす動機部分で

「やってみたかったから」をやってみようと密かに考えていたのです。

 

 

今夜の相棒はいい勉強になりました。

 

  

 

相棒も今シーズンもう半分終了。

 

もっと見たいなぁ。

 

というより、月日の経つのがやっぱり早い。

 

 

 

 

締め切りが……

 

 

 

 

追記

今日、関西では、相棒の、五年前の正月スペシャル『ピエロ』が再放送されました。

斎藤工クンが誘拐犯の回です。

改めて見てよくできています。

こんな素晴らしい作品を切に望みます。

 

 

 

 

謹賀新年! 1月1日

ごあいさつ

 

 

皆さま、新年、あけましておめでとうございます。

 

 

平成29年、2017年、酉年。

 

 

皆さま、いいお正月をお過ごしだと存じます。

 

 

 

 

ボクは……締め切りがあるので仕事はしていますが、

というか、元日から仕事ができる幸せ。

 

 

それでも今年は例年と違って、随分と穏やかに過ごしています。

 

というのが、今年は一月公演がありません。

 

 

かつて商業演劇の世界では一月公演つまり〈新春公演〉は花形だったんですよ。

 

若い時、いつかはきっと新春公演をかける作家になりたいなぁと思っていました。

 

それが初めて書かせて頂いたのが平成10年の三越劇場『春待ち草』。

長山藍子さん主演、戌井市郎先生演出の舞台でした。

 

うれしかったなぁ。

 

それから今までで13回新春公演を書かせて頂いています。

 

松平健さんの「暴れん坊将軍」もいつも正月は名古屋御園座でしたし、

中日劇場は7回も、内4回は4年連続だったりしました。

 

 

本当にうれしかったし感謝しています。

これからもよろしく!

 

 

でも、一月公演はけっこう年末年始タイトなんですよ。

 

30日まで稽古で、31日に実家に戻り、家族でご飯を食べて、

檀家寺で同級生と除夜の鐘をついて、明けて1日雑煮を食べたら

直ぐ東京や名古屋へ移動……てなことになってました。

 

昨年も28日までセットあわせ、1日から名古屋でしたし。

 

 

それが今年は新春公演がないので、のんびりさせて頂いています。

締め切りあるけど。

 

 

という訳なんです。

 

 

 

さて、

 

今年もお仕事をいただいています。

上半期で今発表していいものだけ申し上げますね。

 

    4月 NLTコメディ新人戯曲賞公演『その牙に気をつけろ!』

       『脱退会議』 演出

    5月 大阪新歌舞伎座 三山ひろしクン公演 脚本・演出

    7~8月 東宝 博多座・地方 浜木綿子さん公演『売らいでか!』演出

    7~8月 NLT地方公演『嫁も姑も皆幽霊』 作・演出

 

 

まだ言えませんがもう少ししたら6月も発表できるようで……

 

 

4月までは空いてますが、4月の稽古は来月つまり2月半ばから始まりますし、

来年はNLT50周年。その企画と構成と祝賀パーティの構成台本も全て春までに

は考えねばならないので、結構大変なんですよ。

なので春までは手一杯。

 

 

今年も忙しくなりそうです。

 

 

今年も変わりませず、何卒何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

さて、旧年中のことを書くのはアレですが、

でも夕べのことやから。

 

紅白とダウンタウンを行ったり来たりして視聴しました。

 

お仕事をさせて頂いた方はキチンと拝見いたしましたよ。

 

天童よしみさん、香西かおりちゃん、水森かおりちゃん、島津亜矢さん、

そして三山ひろしクン。

皆さん素晴らしかったですよ!

出場歌手の方は、皆さん一所懸命歌って張りました。

 

なのに……

 

あの企画・台本書いたの誰?

 

片や、ダウンタウンでの、『柳生十兵衛七番勝負』でご一緒した西岡徳馬さん!

まさかまさかのすっちーとの「乳首ドリル」

すごい!!!

松本氏の言う通り、爆笑を通り越して感動してしまいました。

これですよ。

 

 

 

 

さてさて。

 

 

日付が変わって新年になって、毎年恒例同級生と檀家寺に除夜の鐘をつきに

行って参りました。

で、その帰りに八幡様へ初詣。

 

 

 

 

 

 

長ぁ~い参道に御神灯が続いて、厳かでございました。

 

 

続いて播州成田山へ。

こちらは賑やか。

で、たこ焼きを買って帰りやした。

 

 

 

 

 

 

一個食ってから写真を撮っちまいました。

 

地元の春日神社さんは、起きてからお参りいたします。

 

 

 

 

さてさて。

 

本日の朝食。

 

夕べ、母用に作った一人用のちっちゃなおせちがこれ。

 

 

 

  

 

 

 

90歳を過ぎている母は、硬いものが白米もダメなので別誂えです。

 

お重の蓋を開けると、

 

 

 

 

 

 

小どんぶりは撮影時にはまだカラです。食べる瞬間に温かくして入れますので。

 

大きくすると、

 

 

 

 

 

 

 

壱の段は、めっちゃ柔らかく炊きなおした丹波の黒豆。

出汁たっぷりで柔らかくしたズワイガニとゴマとほうれん草のかに玉。

箸で持ったらつぶれるほど柔らかくした大根と人参の紅白きんぴら。

サツマイモのきんとん。

 

弐の段は柔らかくなるよう二度湯がきしたそうめん。

 

小どんぶりにはそのおつゆ、ほうれん草と錦糸卵と魚河岸揚げと煮昆布と

ちっちゃなお餅の雑煮を入れてます。

 

どれも柚子風味でごんす。

 

 

如何でしょうか。なかなかの力作、いえ、珍作でしょう。(笑)

これなら歯が悪くて白米もダメな方でも食べられますよ。

母も、大丈夫。

 

 

ボクの分はって?

これらの残りに田作りとニシンの昆布巻き。

それで充分。

だって、但馬牛焼くもぉおおおおん。ズルい。

 

 

 

さ、これを食べて、締め切り締め切り。

 

 

夜には『相棒』の正月スペシャルあるし。

楽しみに見よっと。

森岡も出てると知らせがあったし。

楽しみでごんす。

 

 

 

ではでは。

 

皆さま、今年も、何卒何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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