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下半期になりました。 7月2日

〈ま〉の日常

 

 

ね。

 

あっという間に今年も半分すんじった。

 

言ったとおりでしょ。シャレやなく、ほんまに月日のたつのはあっという間。

 

 

 

で、6月末をもちまして今年酒を抜いた日、100日達成です。

 

早!

 

この分やと200日行くかな。

 

 

さて、NLTコメディ新人戯曲賞も今月末がいよいよ締め切り。

 

応募しようと思ってくださっている方、ラストスパートです!

 

力作、お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

ここで、ちょっと一服。

 

癒しの画像でごんす。

 

実家の会社の入り口のアジサイは半月以上咲き誇っています。

 

 

 

 

 

さてさて、昨日は旺なつきさんの『バッファローの月』を阿知波さんや溝呂木クンや

つまり秋の『劇場』チームで観劇しやした。

 

 

面白かったですよ。

 

 

で、今日はNLTの『ペンキ塗りたて』を見やす。

 

 

今夜も飲むんやろな。

 

 

 

 

濃い日々② 6月27日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

  

 

23日、明治座の内覧会に行ってきました。

 

明治座さんが何やら新しい試みをされるそうで、一般公演の前に

19日21日23日の三日間、夜の6時半からでした。

 

ご招待状をいただいたので何のことやらわからずに行ったのですが、

9月から夜の部の終演後8時半より70分のノンストップエンターテイメントショウ

を行われるとのこと。そのダイジェスト20分版を拝見いたしました。

 

ハードの美しい映像と約30人の女性による実演、和のテイストをテーマに

ダンス、舞踊、例のサーカスのようなパフォーマンス、そして舞台いっぱいの

スクリーンに映し出される映像とアニメキャラ「sakura」。

 

内覧会なので、本番中もどうぞ撮影してくださいとのこと。

 

 

あっという間でございました。

 

見入ってたので、写メ忘れました。

 

 

圧巻はラスト。客席に降り注ぐ大量の桜の花吹雪。

 

観客も通路も桜にうずもれる迫力でした。

  

 

 

 

 

 

これです。前が見えないほど。

 

ボクの胸や足もこのように。

 

 

 

 

 

9月10月11月の3カ月その作品でいかれるそうです。

 

そのあとのソフト、どうされるんやろ。

 

僕ならあれをあれしてあれするけどなぁ。なんやそれ。

 

 

 

 

 

さて、翌日は中日劇場東宝さんの浜木綿子さん公演に顔を出してきました。

 

 

 

 

 

名古屋のお客様にも大うけでした!

 

29日までやっております。浜さんの至芸をぜひぜひ。

 

 

 

 

 

さてさて、かつてボクは漫画少年でした。

 

今でも電車の中では漫画か週刊誌を読んでます。

 

いま最もはまっているのがジャズ漫画、プロのジャズプレーヤーを目指す

若者の話、ビックコミック連載の『ブルージャイアント』です。

 

 

それが……それが……

 

 

あんな展開になるとは……

 

 

雪祈が、急に「作曲がいいなぁ」なんて言い出すから、

なんか嫌な予感がしたけれど、

 

あの展開はひどいわ。あんまりやで。

 

こっちが年取ってきたから、あまりにも悲惨な展開は

年齢的についていけないのかもしれないけれど……

 

 

 

とにかく、今年一番のショックでございました。

 

 

もう読めない……

 

 

 

 

 

とにかく、ここんとこホントに濃い日々が続きました。

 

 

 

さぁ、今日から本気で締め切りや!

 

 

 

そうそう、もう一つ。

 

今年酒を開けた日、98日でごんす。

 

こりゃ半年で100日いくかぁああああ!

 

これで締め切りが進まなんだら、なんやそれやな。がんばろ。

 

 

 

 

 

濃い日々 6月23日

池田政之の仕事

 

 

 

昨日の22日は父の命日でした。

もう丸三年も過ぎたのですね。

 

 

で昨日の22日は博多座武田鉄矢さん中村玉緒さん柴田理恵さん主演の

『梅と桜と木瓜の花』の顔寄せでした。

 

 

 

 

 

 

で今日は浜木綿子さん主演『極楽町一丁目』の中日劇場の初日です。

 

 

 

 

 

 

でボクはというと九月の三越劇場男組と来年の締め切りに追われてい

ます。

 

 

 

濃いわぁ。日々濃い。

 

 

 

ちなみに昨日顔寄せ後、さっそく飲みました。

 

で博多座にうちから出てるのが森岡豊と杉山美穂子です。

 

 

 

 

 

杉山は武田さんふんするおかん婆さんと柴田さんふんするおうめ婆さんが住む

長屋の3トリオおばちゃんの一人おときさん。美味しい役です。

 

森岡は福岡藩藩主黒田筑前守さま。お殿さんですぞ。

 

面白いお芝居になりそうです。

 

 

 

 

コメディ要素の塩梅 6月20日

〈ま〉の日常

 

 

 

99.9が最終回でした。

 

 

 

 

 

 

 

今期ではもっとも楽しませていただきました。

 

あれ、絶対パート2行きますよね。

 

ラスボスの奥田さん、まだいるし。出世できなかったようやけれど。

 

深山クンのお父さんの無罪も晴れてないし。

 

最終回はその話やと思ってました。

視聴率がいいので引っ張ったのかな。(笑)

 

映画かな? スペシャルかな? やっぱりパート2やな。

 

 

 

楽しみにしています。

 

 

 

けど……

 

 

 

なんやろ、このモヤモヤ感。

 

 

夕べ読んだ『屋上の道化たち』がまだ尾を引いてるのかもしれません。

 

 

つまりですね、シリアスドラマとコメディの融合の難しさですわ。

 

 

コメディドラマ、コメディ映画、コメディ舞台。

 

シリアスと違ってコメディって?

 

 

シリアスには人生がかかっている深刻さがあって、

コメディにはそんなものはない?

 

いいえ。

浮気がばれそうになって大慌てしている男のドタバタ劇でも、

それが奥さんや、周りにばれたら、その男の人生が終わってしまうかもしれません。

 

 

つまり、ことの深刻さはこの際関係ありません。

 

 

要はそのお話を、深刻さで見せるのか、笑いで見せるのか、の筈です。

 

 

その時、大切なのは、お話のタイプ、内容です。

 

 

例えば、名作『リーガルハイ』で、妻が整形していたので離婚したいという

話がありましたよね。ドランクドラゴンの塚地クンが出たやつ。

 

あれもことの深刻さは、整形していた妻も、知らなかった塚地クンも

ことと次第では人生にかかわる大事件です。

でも扱う内容が、整形裁判で、離婚理由が、ブ男の妻にブスがなったら

できてくる子供もブサイクだからという理由なんて、コメディで描いても

何の問題もありません。

 

一方、メインテーマだった小雪さんの裁判は、死刑か冤罪かの裁判です。

法廷場面は徹底的にシリアスで進みます。付随の周りはコメディでも。

 

 

その塩梅が見事でした。

 

 

だから法廷で、毒薬の入った瓶が出てきて、スパイスの瓶にそっくりで、

新垣結衣さんが「なんだかとっても美味しそう」と言ったとき、

ボクは爆笑してしまいました。脚本の勝利です。

 

 

 

 

この塩梅が悪いと、シリアスな場面まで、深刻さがなくなってしまいます。

 

役者が熱演しても、脚本、演出がそうだと、ゆる~い話になってしまいます。

 

 

 

『屋上の道化たち』は、謎も解決もすごいのに、ゆる~い話と

感じてしまったのです。

 

 

 

今日の、あ、もう夕べか、99.9 の事件も、死刑か冤罪かの深刻なお話で、

まして、深山クンのお父さんの事件と投影させているんです。

 

 

コメディ要素、少々下げてもよかったんじゃないでしょうか。

 

塩梅をもう少し、シリアスにしても……

 

 

もちろん、深山クンの過去の場面、岸部さんとの場面はシリアスです。

でも、今回の事件は、その深刻さ、深山クンのお父さんの冤罪との投影。

もっともっとシリアスでもよかったような……

 

 

でないと、ハラハラドキドキ感がなくて……

でないと、無罪を勝ち取った時の感動が薄れてしまって……

 

 

もちろん、前回までは、本来シリアスであるはずのリーガルドラマとコメディの

融合が見事で、コメディリーガルドラマとして楽しませていただきました。

 

でも、今回だけは…… 

 

 

例えば。

最後の法廷場面までに、我々視聴者には気づかれないようにしてキチンと

伏線を張り、気づかれないように事実を出していながら、我々には隠し通し、

ギリギリまで追い詰められて、もう負けだという最後の法廷場面で、ドンと

その事実を出して、ひっくり返す。

 

そう、古畑任三郎の明石家さんまさんの回の最後の法廷場面のように。

 

 

そうすれば、もっともっと結末に感動したはずです。

 

 

 

コメディ要素に気を取られて、本来のドラマが薄れてしまったような気がしてなりま

せん。

 

 

先の、深山クンが逮捕される回、あれは、まだ最終回じゃなし、みんな絶対無罪に

なると思ってますよね。だから安心して、深刻になる必要はなく、コメディとして

描けるし、こちらも楽しめます。

 

でもこの最終回の内容は、もっとシリアス要素で引っ張られてもよかったような……

 

 

 

喜劇屋のボクでも、いつもいつもコメディにするわけじゃありません。

 『蟬しぐれ』『あかね空』『大川わたり』『花の茶碗』『水戸黄門の妻』etcetc

もちろん笑える場面は必ず入れてますが、基本シリアスです。

 

 

あ、もしかして、それは、次回の最後、深山クンのお父さんの冤罪を晴らすお話で、

奥田さんとの対決の回まで取っておかれるのかな。

 

 

となれば……

 

これは、いつもの通り、あくまでもボクの感想です。

気にしないでくださいまし。

なんなら先に謝っておきます。ごめんなさい。

 

 

とはいえ、本当に気楽に楽しましてくださいました。

 

 

パート2、心から楽しみにしています。

 

 

 

 

 

久しぶりの島田センセに〈?〉 6月19日

読書感想文

 

 

 

いやぁ、久しぶりに出ました。

 

活字欠乏症。つまりは読みたい本読みたいねんシンドローム。

 

 

で、久しぶりに現在の大御所、島田荘司先生の御手洗シリーズの最新作

『屋上の道化たち』をあっという間に読了いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

島田氏の作品はデビュー作の『占星術殺人事件』からほとんど読んでます。

 

ほとんど?

 

つまりですね、本当に多作の島田作品も、

ボクとしては、問題社会派作より、やはり本格エンターテイメント作品の方が

大好みでごんす。

 

なので、 問題社会派のにおいがプンプンする作品は読みません。

 

 

やっぱり御手洗潔シリーズが安心ですな。大ファンでごんす。

 

 

 

ここで池田政之の島田作品ベスト5の発表でぇす!

 

  1  水晶のピラミッド

      2  斜め屋敷の犯罪

  3  漱石と倫敦ミイラ殺人事件

  4  ロシア幽霊軍艦事件

  5  暗闇坂の人食いの木 or アトポス

 

かなぁ。

 

『漱石と倫敦ミイラ』以外全部御手洗ものですなぁ。

 

特に『水晶のピラミッド』は大大大好きでごんす。

 

『斜め屋敷の犯罪』のメイントリックは密室物でも大爆発級でごんす。

 

 

 

 

ちなみにデビュー作で今や伝説の名作『占星術殺人事件』は入ってません。

 

なぜか。

 

あれ、途中でトリックが分かってしまったんですよ。

 

 

ここから完全ネタバレです。以下二行、ご注意を。

 

 

 

 

あの小説が世に出る以前、九枚のお札を十枚に見せる詐欺事件があって、

まさか、それがメイントリックに使われているのではと思って読み進めると……

 

 

 

 

てことで、さほど驚かなかったものですから……

 

 

 

 

 

で、今回の『屋上の道化たち』でごんす。

 

 

ううん……面白いんやけど……

 

単行本で419ページの大長編にする必要あったのでしょうか。

200ページ強の中編で十分だったのではないでしょうか。

長くなっている大半が登場人物の会話、それもまるで漫才台本のような

ギャグ、ボケ、ツッコミの応酬。それもレベルが……

 

 

センセイ、昨今のお笑いブームに乗ろうとでも思われたのでしょうか。

 

あれ、普通でいいのでは……と、思ってしまいました。

 

絶対に自殺しない人(幸せの絶頂とか、自殺の場所を調べに行くので「気をつけろ」

と言われ「私は大丈夫」と答えた人とか)が、屋上に上がるとすぐに飛び降りて

死んでしまう。もちろん屋上にはその人しかいない。しかも一人しかいなかった

と、証言する人もいて……

そんなこんなで三日連続三人も死んじゃう。

 

さらには、空から降りてきたサンタクロースが窓の外に大金を

プレゼントして消えていく……とか。

 

こんな不可解な謎を、論理的に解き明かすとは流石は御手洗潔、いえ、島田先生。

 

 

なのに、お笑い知ってます、お笑いテイスト得意です、みたいな会話の嵐。

まるで、漫才台本のような延々と続くセリフの羅列。しかもレベルが……

まぁ、ダジャレと下ネタが出なかったのは良かったけど……

 

 

御手洗潔に必要でしょうか。

 

いつもの御手洗クンと石岡クンの会話で、十分面白く楽しいです。

コメディ要素はちゃんとあります。

 

 

ボクが脚本家で、しかも喜劇屋だから、余計厳しいのかもしれませんが……

 

 

センセイ、どうしたんでしょう?

 

 

青崎有吾クンのセリフが上質のコメディ脚本のようで素晴らしい。

親子以上に年が違うのに、まさか張り合われたわけではないでしょうけれど。

 

 

現在の新本格(ネオクラッシック)の大家たちー

綾辻氏も法月氏も有栖川氏も二階堂氏も麻耶氏も小島氏も、

みんなセンセイの弟子あるいは弟子みたいな方々なんですよ。

 

 

センセイにはもっとネオクラッシックの王道を行ってほしかったです。

 

 

あれがなかったら、中編の長さなら……

 

話自体は、謎も、解決も、すっごく面白いのに……

 

 

ああいう会話ですべてが進行すると、真実が分かった時、

感動が薄れてしまって……

 

 

 

明るくなった窓の外を見ながら、そんなことを思ってしまいました。

 

 

 

 

ここでいつものセリフを一つ。

 

締め切りがぁぁぁぁぁあ!

 

 

 

 

 

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