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NLT新人賞・締め切りまじか 7月17日

 日記 ごあいさつ

 

 

 

 

台風が西日本を縦断しようとしています。

 

この週末は実家です。

父から受け継いだ会社の決算がありますので、帰省せねばならないのです。

 

 

雨が強くなってきました。

 

皆様、くれぐれもお気を付け下さい。

 

 

 

さて。

 

気がつけば、7月も半分過ぎてしまいました。

 

つまり7月もあと半分。当たり前か。

 

 

月末にはついに第1回NLTコメディ新人戯曲賞の締め切りです。

 

これです。

 

 

 

 

 

 

このブログのトップページからも、NLTの応募詳細に行けます。

 

 

 

締め切りまであと約半月。あとわずか。

 

でも考えれば[まだ]半月もあるんです。

 

プロになると1週間や、あるいは3日、中には明日の午後までに何とか!

なんて場面にも遭遇します。

 

事実、昔、ボクがチャンスを掴んだのもまさにそれでした。

 

そう考えれば、集中してあっという間に書き上げるというのは

アリですよ。

 

大家になられた先生がデビューする時、あっという間に書き上げて応募したなんて話

ゴロゴロありますもんね。

 

 

 

どうか劇作家を目指してらっしゃる皆様、

奮起してみて下さいまし。

 

 

そして来春にはNLTでコメディデビューを飾って下さいまし。

 

 

皆様からの才能あふれる楽しいコメディ戯曲を待っています!

 

 

 

 

壊れた恋の羅針盤 顔合わせ 7月13日

池田政之の仕事

 

 

 

 

7月13日月曜日友引。

 

 

東京某所の稽古場で『壊れた恋の羅針盤』の顔合わせand本読みがございました。

 

で、行って参りました。作者フランス人のМ・ガブリエルとして(笑)。

どこがやねん、顔マンマ日本人やんけ。やんけはやめなさい。

 

 

稽古そのものは演出家ニッキのもと、先行して既に行われていたのですが、

全出演者・作家・演出家・スタッフ揃っての正式な顔合わせは今日でした。

 

 

出演者全員初対面。

ボクにとって出演者全員初めてのお仕事というのは、ホントに初めて。

物書きでデビューして30年。こんなん初めてやで。

 

勿論ニッキとはご一緒してるし、彼がいるから安心ですが。

 

 

 

さてさて。

 

顔合わせが終わって、本の読み合わせ。

 

既に立ち稽古は始まっているのですが、作家・演出家の前でもう一度全員で

座って読むのですが、いやぁ、おっちゃん驚いたで。

ふぉ~ゆ~の4人のなんとしっかりした本読み。

キチンと声が出ている!!

 

キチンと声が出る。

 

当たり前の事ですけど、実はこれが難しいんですよ。

その実力が周知の大ベテランさんならともかく、若い役者は

まずちゃんと声を出して読まないと、その子の力量が分からないのです。

 

その点うちの(NLT)の若者なんて、『月の小鳥たち』の本読みの時、

ぜんぜん声出てなかったもん。怒ったもん。

 

かたやふぉ~ゆ~の4人、出てる出てる。

本読みからそんなに出したら疲れるでというほど、キチンと出てる。

 

更に、勿論既に稽古は始まっていたから慣れてきてるのかもしれませんが、

キチンと人物像を作ってきている。

 

それを演出のニッキが、的確なダメ出しを電光石火の如く入れる!

すると直ぐに直す!

 

感もいいし、真摯、そう本当に真摯に取り組んでいるんですよ。

 

 

 

ジャニーズwestの7人もそうだったけど、ふぉ~ゆ~の4人も、

日々切磋琢磨の真剣勝負の世界で生きている証拠なんやろな。

 

元気で、明るく、礼儀正しく、一所懸命。で、残ってきた子は

やっぱりポテンシャルもしっかりしている、ということなんでしょね。

 

観劇しました。あ、字ぃ違ごた。感激しました。

 

 

石丸謙二郎さんの迫力。

小野妃香里さんのハマりぐあい。すきやわぁ。

長谷川あかりちゃんの可憐さ。

倉本発クンのういういしさ。

 

 

いいアンサンブルですぞ。

 

特に石丸さんと小野さんは見ものです。小野さん、すごいわ。

 

 

 

 

さてさて、今日稽古場に行くのに途中からタクシーに乗りました。

 

おりる時に老眼鏡を落とし、夕べの酒が抜けきっていず、

拾らおうとしてよろけ、自分で踏んでしまい、壊してしまいやした。

 

これです。

 

 

 

 

 

 

 

壊れた恋の羅針盤の台本の上に壊れた老眼鏡。

 

せやからなんやねん。

 

 

 

又稽古が進んだ頃に、差し入れ持って稽古場見学に行こうっと。

 

 

この夏の楽しみです。

 

 

 

 

 

М・ガブリエル『壊れた恋の羅針盤』 7月7日 

池田政之の仕事

 

 

 

 

明治座『人形町物語』、おかげさまで好評で公演が続いております。

 

 

 

て気づいたら7月ももう7日。七夕ですがな。

完全に今年も半分過ぎたことに、落ち着いてしまいました。

 

 

 

いやいやいや、後半戦も気を引き締めて参りますぞ。

 

 

 

 

そう言ってたら後半戦にドえらい話がやってきました。

 

 

皆さん、えらい事になりましたぞ。 

 

 

今年1月日生劇場ジャニーズwestに続いて、今度はジャニーズJR内の人気ユニット

「ふぉ~ゆ~」の初主演芝居の注文がきましたんですぞ。

 

 

しかも池田政之にではなく、ボクが外国(フランス)を舞台にした喜劇を書く時に使う

М(マルティーヌ)・ガブリエルに。

 

 

ふぉ~ゆ~というのは福田悠太クン、越岡裕貴クン、松崎祐介クン、辰巳雄大クンの

同期同年全員名前にゆうの字が入る人気四人組の事です。

50過ぎたおっちゃん覚えたで。雑誌や『ザ少年倶楽部』を見て勉強したで!

 

 

 

で、書きました。

 

 

8月5日~16日、博品館劇場、少年隊の錦織一清クン演出。

 

タイトルは『壊れた恋の羅針盤』

 

 

イメージは、ごめんなさい。お馴染みのこれでひとつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクは商業演劇の人間ですが、劇団NLTの文芸演出部 兼 企画委員でもあります。

 

劇団NLTとは昭和41年、文学座を脱退した三島由紀夫と著名俳優たちが

グループNLT (NLTとはラテン語で新文学座の意味)を結成。

昭和43年に分裂し、故・賀原夏子先生を中心に、

フランスを中心にした欧米の喜劇を専門に上演する劇団NLTとして再出発。

以来48年間喜劇を、それも主にフランス・ブールヴァールコメディを上演してきた

新劇の劇団であります。

   ※詳しくはこのトップページからNLTのホームページへ行けまする。是非。

    ちなみにあと2年過ぎたら50周年。今から企画を考えているのでごんす。

 

あ、それとブールヴァールコメディというのは、パリのブールヴァール通りにある

幾つかの劇場で上演されてきた、明るく楽しく、恋あり冒険ありドタバタあり

どんでん返しありの肩の凝らない楽しいコメディのことをさします。

 

 

で、ボクはNLTの企画委員で、上演演目を決める係でもあります。

 

ですが、毎年3~4本の喜劇(つまり10年だと30本から40本)を捜しだし

常に供給するのはなかなか大変で、

そこでいっそ書いてしまえ!と書いたのが、今から5年前の平成22年2月に

上演なった『シャルルとアンヌと社長の死体』なのです。

 

で、折角フランスのブールヴァールコメディを書いたんやからと

その時に名乗ったペンネームがМ・ガブリエル。

 

МはマルティーヌのМ。つまりマルティーヌ・ガブリエルというのが本当の名です。

 

これを聞いて「?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

 

そうです。『ベルばら』で有名な実在の人物ポリニャック伯爵夫人の本名です。

 

あれだけマリー・アントワネットの寵愛を受けながら、革命時真っ先に

王妃を見捨ててオーストリアへ逃げた人です。

ちなみにその次男は後にフランスの首相にまでなってます。

 

 

あれは今から40年も前。

当時は宝塚のベルばらが大ブーム。クラスの女の子はもう大騒ぎ。

特にボクたちは兵庫県で、宝塚も近かったから、

母親や姉や妹がファンだと男子でも見にいったり、

知識として知っていて当然でした。

 

そんなある日、とある女子が「もしお芝居でベルばらをするとして、

男子もやるとしたら、どの役がええ?」と聞いてきました。

当然人気はアンドレ、ベルナール、アラン……フェルゼンは人気なかったなぁ。

 

その時たまたまボクはトイレへ行ってて、教室に戻り話に参加した時は

もう男の役が残っていず……女の役ですらオスカルらめぼしい役は残ってなく、

超悪役ポリニャックさんをはじめ数人が残っているだけでした。

 

でもポリニャック夫人は神代錦さんや三鷹恵子さんという重鎮がやられた大役。

その日から、不思議とポリニャックさんが好きになりました。なんでや。

 

フランスといえばポリニャックさん。パリといえばМ・ガブリエル。

 

で、『シャルルとアンヌと社長の死体』の時、そのことを思い出して、

この名をペンネームにした訳でごんす。

 

実は大学の頃から変なものを書くときペンネームに使ってましたが、

プロとしてはね。

 

 

で『シャルルとアンヌと社長の死体』でМ・ガブリエルの名がチラシに載って、

М・ガブリエルの名がプロとしてデビューしたという訳でごんす。

 

勿論チラシの〈作=М・ガブリエル〉を見た方から、「それ誰?」と聞かれれば、

「ボクです」と答えたのですが、だぁれも聞かへんもんやから、そのままで……

 

そしたら『シャルル……』が「テアトロ」誌が選ぶ2月期東京で上演された舞台の

ベストスリーに選ばれちまったものだから大変。

結果評論家の先生を騙したことになっちまって……

 

で去年、ボクがたった一人で作っている劇団‹ま›でМ・ガブリエル名義の第2作目

『ボクはヒロイン』上演の際に、М・ガブリエルはボクですと、全て公開しました。

 

『ボクはヒロイン』。これです。

 

 

 

 

 

 

 

左からエンクミこと遠藤久美子ちゃん、村上幸平クン、守屋利香ちゃん、

萬浪大輔クン、平松慎吾さん、永吉京子さん、加納健次さん、岩田翼クン、

多井一晃クン、杉山美穂子さんです。懐かしい。

 

 

そしたら又々『テアトロ』さんで、中本信幸先生が昨年度のベストに

選んで下さいました。

「悲劇喜劇」誌で、みなもとごろう先生が「騙されたけど悪い気はしません。

なかなかの才人ですね」と誉めて下さいました。

 

つまり演劇界でМ・ガブリエルはボクのもう一つのペンネームと

認めて頂いている訳です。

 

 

 

 

さて、そんなことがあった今年の2月。

 

旧知のプロデューサーさんから電話がありました。

「NLTだから君が一番欧米のコメディに詳しいと思うんだけど」

「なんでしょうか」

「男の子4人が対等主役の戯曲ってある?」

即答しました。「ありません」

勿論男の子が4人以上出る芝居はいくらでもありますが、主役・脇役・端役と

役に大小がある訳で、4人が対等主役というのは聞いたことがなく、

更に上演に至るシステムが日本とフランスではぜんぜん違うため、

そういう戯曲はまず存在しないのです。

で、「どうしてもお捜しなら誰かが新作として書くしかないでしょうね」

「やっぱり。で聞くんだけどМ・ガブリエルって君だよね」

「そっち!」

 

 

 

で、書いた訳でごんす。

 

完全にフランス・ブールヴァールコメディとして。

 

で、折角なので、池田政之名義ではなくМ・ガブリエルにしちゃった!

 

もう演劇界では隠している訳ではないので。

 

というわけなのです。

 

 

 

 

錦織クンとは、以前中日劇場『大川わたり』でご一緒しました。

 

山本一力先生原作、江守徹さん演出、ボクの脚本、主役の銀次は勿論錦織クン。

 

堂々たる銀次役でした。

 

 

 

今回久々のお仕事という訳でごんす。

 

執筆は楽しい作業でした。ニッキとの打ち合わせも楽しい時間でした。

 

 

 

さぁ後はニッキにおまかせ。番組のタイトルみたいやな。「ニッキにおまかせ!」

 

 

ふぉ~ゆ~の4人の、清々しくも溌剌とした舞台を大期待しております。

 

 

 

ああ、初日が楽しみじゃあああああ!

 

 

 

 

  

初日 7月2日

池田政之の仕事

 

 

 

 

本日2日は明治座山川豊さん、水森かおりちゃん二人座長公演の初日でした。

 

 

 

 

 

劇場にはいつものように出演者ののぼりが立っています。

 

 

 

いやいやいや、いい初日でござりましたぞ。

 

受けて笑って涙して。

 

本当にお客様と一体。いい初日でございました。

 

 

 

お芝居は久しぶりの二幕物(でもないか)、ショウをいれて三幕物。

 

 

その模様を、いつものように30日に行われたゲネ(リハーサルですな)から

お届けいたしまする。

 

 

 

舞台はこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

勿論多幕物ですから、場面はいくつもありますが。

 

 

たとえばこちらは隅田川のほとり、夕日の場面でごんす。

 

 

 

 

 

 

山川さんとかおりちゃんの兄妹ふたりだけのシーンでごんす。

 

 

ここが感動!

 

山川さんとかおりちゃん、渾身の場面でごんす。

 

 

 

 

こちらはうちのメンバー。

 

まずは根本。釧路のバカボンです。

 

 

 

 

 

 

中村は敏腕新聞記者。

 

 

 

 

 

 

安奈は小料理屋の春子おばちゃん。いつも風呂へ行こうとしています。

ちなみに京塚昌子さんではありません。

 

 

 

 

 

 

こんなのもあります。

劇中かおりちゃんが弁天様に扮しての大騒動の場面。

安奈は布袋さんでごんす。ちなみに春川ますみさんではありません。

 

 

 

 

 

そのかおりちゃんがこちら。

 

 

 

 

 

 

はやぶさの三人、黒河内さん、丹羽のさーちゃんと共に、

とんでもない七福神になってます。

あ、勿論向かって左に見切れてる安奈も共に、ね。

 

 

 

それと、ショウに上がる前の山川さん。

 

 

 

 

 

 

同い年やのになんでこんなに若いんやろ。

 

 

 

最後は、稽古場での稽古の最後の日、出演者全員と振付・所作指導の

若柳禄寿先生とでパチリ。

 

 

 

 

 

 

 

で、終わって呑んでパチリ。

 

 

 

 

 

後列矢野くん、中村、前列重田さん、安奈、えんまりちゃん、大信田さん、

浅利さん、根本です。

 

 

 

 

26日まで明治座で絶賛上演中です。

 

皆様是非是非。

 

 

 

 

かおりちゃんをさがせ!? 6月27日

池田政之の仕事

 

 

 

 

今日は稽古は休み。

 

 

ゆっくり寝ました。

 

 

 

さて稽古は順調。

 

そんな中から、楽しい休憩中の風景を一つ二つ。

 

 

とにかく差し入れが多いのでごんす。

 

 

山川さん、かおりちゃん、大信田さん、重田さん、

ちなみにボクもマッターホンのクッキーを入れました。自分は食べへんのに。

大信田さんには、眠気さましのレッドブルや簡易携帯灰皿や、色々もらってます。

 

感謝。

 

 

先日、明治座へ顔を出して、というのも、

東宝さんの『台所太平記』が上演されていて(昨日千秋楽でしたが)

高橋惠子さん、永吉京子さんも出てらしたので、お顔を拝見に。

でクッキーを持ってったので、なら自分の稽古場にもと思いやしてね。

 

 

 

 

 

 

 

その明治座さんの前には大きな垂れ幕が。『台所太平記』と並んで、

我々の公演もありましたよ。

 

 

 

さて、差し入れは稽古場の前室においてあります。

 

 

なのでいろいろ来るたびにそこが大盛り上がりの場になっちまうのでやんす。

 

 

 

 

 

 

 

お寿司の山。とくに卵焼きでまいた巻きずしが最高。

 

こんなのもありました。

 

 

 

 

 

 

花やカタツムリのがらの巻きずし。ちなみにこれはトンボかな。

 

 

とにかく、こういうのが来るたび大盛り上がり。特に女子が。特に特にこの人が。

 

 

 

 

 

 

風呂屋に行く春子おばちゃんに扮した安奈です。

 

 

その彼女も加わっての一枚。山川さん,かおりちゃん、重田さんもいます。

 

 

 

 

 

 

 

ついでにもう一枚。

根本が写ってます。

それとかおりちゃんが……「かおりちゃんをさがせ!」状態に!

 

 

 

 

 

 

かおりちゃん、どこにいるか分かりましたか(笑)

 

 

 

とにかく、楽しく稽古は進んでいます。

 

 

初日まであと五日。

 

さぁラストスパートだ!

 

これこの間も言うたな。

 

 

 

 

 

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