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法廷外で劇評 12月17日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

 

 

報告が遅れましたが、10日発売の演劇雑誌テアトロさん1月号に

先月のNLT公演『法廷外裁判』の劇評が載りました。

 

 

 

 

 

 

これです。

 

 

 

 

 

 

 

 

6年前事故で入院中。

暇を持て余していたボクは、友人に頼んで未読のミステリーや戯曲を

書店や図書館で集めてもらい、読みふけりました。

 

この原作は目黒区図書館で見つけました。

 

50年以上も前に書かれたもので、すでに絶版。

 

 

でも、一読後、これはNLTで舞台になると確信しました。

 

ただ、日本人は日本の小説は幾らでも脚本化するのに、

海外の小説は、向こうで脚本化されたその脚本そのものを輸入し翻訳するのが普通で

日本人の手で一から脚本化することはまずありませんでした。(宝塚等一部例外はあり

ますが、新劇ではまずありません)

 

 

 

それに挑んでみよう、ないならNLTが率先してやってみようと決めました。

 

 

舞台は現代イギリスの貴族の世界です。

現在のイギリス貴族の現状やイギリスの裁判制度等々を独自で調べ

 

更に、50以上年前に書かれた法廷ミステリーで、今読むとあまりに………

 

更に更にNLTはコメディ劇団です。

 

更に更に更に、NLTで多幕物は出来ません。舞台セットは一つだけ。

 

 

これらを鑑みて、池田流・NLT流の現代貴族法廷ミステリーコメディに

仕上げねばなりませんでした。

 

 

そして6年。ようやくの実現で、お客様にも大好評で、

劇評でも誉めて頂く。

 

本当に幸せです。

 

 

 

今発売中のテアトロ1月号です。

 

 

皆様、是非。

 

 

 

ちなみに、劇評最後に書いていただいている「後半、証言台を設置することにより

サロンが即席の法廷になったのも見事」というのがこちらです。

 

 

 

 

 

 

ちっちゃくてごめんなさい。

 

 

 

えんちゃんお別れ会 12月14日

〈ま〉の日常

 

 

 

先日、ジャニーズWEST『なにわ侍団五郎一座』の稽古に行って参りました。

 

劇中に白波五人男ならぬ七人男があって、見得のきり方を伝授して参りました。

 

脚本家・池田政之じゃなく藤間流名取・藤間雅也として参りました。

 

みんな素直でええ子やね。

 

礼儀正しくて、覚えもまぁ早いし。

 

みんなもボクも関西人やから波長が合うんやろか。

 

その彼らが劇中で懐かしい江戸浅草チックなギャグをやる。

 

今や全国を席巻している関西の笑いとは少々違います。

 

ボクも関西人やから分かります。

 

勝手が違うでしょうが、頑張って下さい。

 

 

 

ジャニーズ事務所の方とはこれまでいろんな方とお仕事しましたが、

グループ丸ごと主役公演は初めて。

 

 

 

 

えんちゃんが元気やったらさぞ喜んだやろに……

 

 

 

というわけで、昨日目黒の雅叙園でえんちゃんのお別れ会がありました。

 

 

かずこねえさん、よしこねえさん、とこちゃんの

えんちゃんと50年以上のお付き合いの三姉妹が、

発案全て手配して下さいました。

 

(更にお三方は今日えんちゃんの遺骨を京都のお寺まで納骨に行って下さっています。

 本当に本当にご苦労様です。ありがとうございます)

 

 

そのお三方からボクに司会進行が来て、喜んで務めさせていただきました。

 

 

献花祭壇にはありし日のえんちゃんの写真が沢山飾られ、

宝塚時代の男役・水の瀬あきら時代のカッコイイのもありましたよ。

 

 

宝塚の先輩、同期の方を中心に、本当にたくさんの方が出席しました。

 

 

又出席できなかった瀬戸内美八さんや、合田雅吏クン、森岡豊クンをはじめ

多くの方からもメッセージが届きました。

 

 

 

最後は宝塚の先輩・加茂さくらさん、笹潤子さん、初風諄さんを中心に

全員で「すみれの花咲く頃」を合唱。

 

 

 

 

 

 

 

感動的でした。

 

 

 

これは一番の近影です。

 

 

 

 

 

 

 

えんちゃん、本当にお別れです。

 

 

 

お疲れさん。

 

 

 

安らかに。

 

 

 

 

久々の『相棒』考 12月6日

 日記 〈ま〉の日常

 

 

 

漸く、たまっていた今シーズンの相棒の録画をまとめて見ました。

 

あ、第1回目の仲間由紀恵さんの回は見てましたが……

 

 

 

後、漸く映画の相棒 劇場版Ⅲ 特命係絶海の孤島へ もDVDで見ました。

 

あ、その前段の 劇場版Ⅲ-序章 は見てましたが……

 

 

 

それと今日、関西での再放送で、2013年正月スペシャル『アリス』も見ました。

 

 

 

 

いやぁ、見たなぁ。

 

 

以前にも何度も書きましたが、相棒、大好きです。

 

 

そこで今年の1月2日以来、

久々に相棒考をやってみようかと思いたった訳でごんす。

 

 

あ、勿論これはいつもの通りボクの身勝手な感想ですから。

反対の方、先に謝っておきます。ごめんなさい。

 

 

 

さて、どれからいこうかな。 

 

 

 

まず再放送の『アリス』からいきまひょか。

 

勿論オンタイムで見てます。なのに断片しか覚えていませんでした。

なぜだろう。多分、正月で半分寝てたんだろうなぁ。

あのころはまだ父も生きてて、いろいろ介護もあったし。

だから初見のような気で見ました。

 

 

 

 

 

いやぁ、佳作ですよこれは。

 

弾けるようなパワーはないけど、淡々とした中にものすごくいろんな

ミステリーの要素が詰まっています。

そして、すべてきちんとつじつま的にも解決しています。

 

舞台は欧米本格ミステリーを思わせる古城のような特権階級のホテル。

終戦後と現在の63年を行き来する時系列。

倫敦で客死する貴婦人と謎のダイイングメッセージ。突然消えた貴族令嬢。

戦後警察誕生に潜む陰謀と歴史ミステリー。殺人。宝探し。暗号の謎。

暗躍する公安と警察庁と謎の男。そして、意外な犯人とその真相。

 

どうです。2時間スペシャル実質95分にこれだけのものが詰まっているんです。

 

これはテレビドラマですよね。なんという贅沢な視聴時間!

 

 

 

 

次に今シーズンの2話目から今週分まで。

 

………

 

今シーズンも前シーズン同様、何かワクワクしませんねぇ。

前回も、今回も、ワクワクするのは2時間スペシャルだけのような状態です。

なぜなんだろう、というのは前回も書きましたが、

まだその状態が続いているようで、というより

受け手側のボクの精神状態かな。てへ。

 

 

 

 

最後に、映画Ⅲ。

 

………………

 

いや、それなりに面白かったです。

予算もかかってますでしょうし。ロケとか大変でしょうしね。

 

でもあれって……映画にするほどのものなのでしょうか。

 

あ、もう一度。あくまでもボクの個人的感想ですから,お気になさらずに。

 

 

 

 

 

 

映画というのはテレビとは違います。

本編というほど、つまり、それひとつで完結しているものです。

 

普通映画は一から始まるものですから、導入は事象の発端。

そして人物と設定シチュエーションの紹介。それから本題へと進みます。

平均で10分から30分はそれらにとられます。

さて、いよいよ本題ですが、本題にも起承転結があって、やがて大団円。

ハッピーエンドでもカタストロフィーでも同じです。

これを120分前後でやってのけるのが映画です。

 

一方でテレビで当たったから映画にするものもあって、その場合は

いわゆる<ご存じもの>として作られる場合もあります。

ご存じものですから、レギュラー人物の紹介や彼らの設定は省いてもいいわけ

ですよね。

 

更にはテレビとコラボしてもいいわけです。

 

でも……

 

ご存じものはその人物と設定紹介を大幅に省略できます。

特に今回の映画は全く省略していました。

完全に普段のテレビの、シーズン中の導入と同じです。

毎週見て下さっている皆様がすでに分かっていることは省略する。

 

ということは、省略した分、尺が余る訳ですから、

その分より深く、多く、物語を作ることができるはずです。

 

それが……

 

普通でしたね。

 

絶海の孤島ロケでスケール感は出ているという事なのでしょうが、

物語のスケールは、ロケをしたから出るものではないはずです。

 

以下ちょいとネタバレです。

 

民兵が国を憂いで、孤島で生物兵器まで作っている。その島で殺人事件が起こる。

右京さんと甲斐君が調べにやらされ、そこへ自衛隊の精鋭部隊が証拠隠滅に来て。

でも右京さんが事実を白日の下にして……

 

こう書くとすごいスケールのようですが、全然、廃屋の中と小さなジャングルと、

道に迷う事もなく、大したアクションもなく、うなるような頭脳推理もなく、

ボクには、いつもの新宿区の中だけで終わるドラマと内容的に大差ないような気が

ひしひしと……

シーズン中の2時間スペシャルで十分だったような気がひしひしと……

 

自衛隊の秘密精鋭部隊が出てるじゃないか。でもあれくらい普段の2時間でも

出てるやん。

 

それと本編にしたら役者さんが……釈由美子さん、風間トオルさん、嶋田久作さんは

序章にも出てらしたから、今回のゲストは宅麻伸さんと伊原クンくらいでしょ。

 

例えば、昔の東映時代劇。

ご存じものの水戸黄門や忠臣蔵、清水の次郎長などは常に作られていました。

普段は2本立てなので,85分くらいでしょうか。

それが正月ロードショーとなるとそうはいきません。120分で、オールスターで

片岡千恵蔵さん、市川右太衛門さん、萬屋錦之介さん、大川橋蔵さん、

大友柳太郎さん、東千代之介さん、里見浩太朗さん、月形龍之介さん、

進藤英太郎さん、山形勲さん、花柳小菊さん、千原しのぶさん、丘さとみさん、

大川恵子さん、桜町弘子さん、長谷川裕美子さん、そして美空ひばりさん。

ものすごい事になっています。えらい事になってます。

更には普段の2本立ての1本より時間が長い分、話のスケールも深さも大きく

例えば、普段なら、その辺のやくざの親分を懲らしめるのが、

相手は将軍家転覆!! なんてことになるのです。これを120分で終わらせる?

となれば、まぁテンポの早いこと早いこと。

 

 

大きくて華やかで早い。これが映画、しかも1本ロードショーの醍醐味です。

だから1800円払うのです。

 

相棒の映画の第1弾も当然そうでした。

 

なのに。

 

 

相棒は視聴率もよく、つまり1億人の15%なら1千5百万人。

それだけの人が見れば大大大ヒットですから、普段通りで、

まぁ、南海の孤島でロケしたし、いいや、ってなことになったのなら……

 

 

 

そんなことを感じてしまった今日この頃でした。

 

あ、最後にもう一度、これはあくまでもボクの個人的感想なので、

間違いも甚だしい! とお笑いくださいませ。

 

 

とはいえ今年もまだ数回あるし、特に正月スペシャルは楽しみにしています。

 

是非是非本格でもサスペンスでもどの分野でもいいですから

『アリス』レベルを是非!

 

 

 

 

誰のお誕生日? 11月29日

〈ま〉の日常

 

 

 

昨日、11月28日。

 

 

東京某所に、

 

浜木綿子さんのお誕生日(ホントは10月30日なのですが、

『売らいでか!』のツアー中で東京ではやってませんので)

 

 

今月3日の浜さんの旭日小綬章の受勲祝い

 

 

『売らいでか!』のお疲れさんもかねて、

 

近くにいる人を中心に飲み会をやりました。

 

 

いやぁ呑んだ! いやぁ楽しかった!

 

 

 

 

 

浜さんを中心に、とん平さん、加藤さん、大空さん、荒木さんの顔も見えます。

 

 

 

 

 

プロデューサーや臼間のおねいちゃん、エンクミちゃんもいます。

 

 

こちらはみんなから浜さんへのプレゼント。

 

ワコウのバッグ。

 

 

 

 

選んだのはうすまのおねいちゃんで、

ボクが選んだわけやないので説明を聞いて驚きました。

 

洋服にも和服にも合う優れものだそうです。流石。

 

 

 

さて、サプライズがありました。

 

実は昨日はボクの誕生日。

 

でもボクは普段から誕生日をやりません。

 

自分でも、周りからも、

静岡の服部早苗さんからのお祝いメール以外は一切拒否をしてきました。

 

服部早苗さん、今年もありがとう。

 

 

それが昨日は皆さんに祝ってもらいました。

 

 

何十年ぶりやろ。

 

嬉しいけれど、照れくさいですね。

 

やっぱり来年からはナシにしよう。

 

 

 

 

で、みなさんから頂きました。マフラーとタオルハンカチ。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

今日から次の芝居の稽古。

 

といってもボクは脚本だけなので、楽ですが………

 

 

それでは。

 

 

明後日から12月かぁ。

 

 

早いなぁ……

 

 

 

 

 

大々千穐楽 11月25日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

 

 

昨日ハマキヨ『ひとり芝居をみんなで』の千秋楽でした。

 

大うけで好評で、ホントにいい千穐楽でした。

 

 

 

で、

 

終わったぁああああああ!

 

 

今年初日をあげる舞台はこれで終了!

 

 

頑張りました。

 

16本、舞台全て無事終了しましたぞ。

 

 

其々の舞台、見て下さった方々、ありがとうございました。

 

 

 

 

ちなみに昨日発表した第42回池田政之賞は以下の通りになりました。

 

   池田政之賞  中村俊洋&根本拓人 俳優 (その努力と進歩に対し)

 

   審査員特別賞 安奈ゆかり  俳優 (その馴染み感に対し)

 

   特別功労賞  納谷六朗さん

          遠藤時代(水の瀬あきら)さん

 

 

でした。

 

 

 

これは途中見に来た田中大地とみんなで呑んだ一コマ。

 

 

 

 

 

毎日いろんな方が来てくれて、飲み明かしましたが、写真撮ったのこれだけ。

 

ごめんちゃい。

 

 

 

さて、とはいえ、仕事納めではありません。

 

 

来年も舞台がずらりと並んでいます。

 

執筆執筆執筆。

 

年内も、頑張ってどんどん書くぞ。

 

 

 

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