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45年ぶりに 11月30日

 日記 〈ま〉の日常

 

11月もおわり。今年もあと一ト月です。

 

早いもんですなぁ。

 

今年はあと恒例のハマキヨの演出だけになってしまいました。

 

勿論、来年度の執筆はありますけど。

 

 

さて、アマゾンで買ってしまいました。

 

ゲゲゲの鬼太郎のDVDマガジンの第14巻。

 

 

 

 

 

この中に収録されている「妖怪大戦争」前編後編がどうしても見たかったのです。

 

 

ボクが小学校の頃見ていた子供番組で、ビデオに収録してでもほしかったもの。

   ウルトラマンの『怪獣無法地帯』『怪彗星ツイフォン』『悪魔はふたたび』

   仮面の忍者赤影の卍党のシリーズ

   妖怪人間ベムの『恐怖の黒影島』『吸血鬼の寺』『博物館の妖奇』

   海野トリトンの全部

そしてゲゲゲの鬼太郎第一期の『妖怪大戦争』

          第二期の『大首』(これ、ねずみ男がメッチャ笑えます)

 

このうち『妖怪大戦争』以外つまりモノクロの鬼太郎第一期シリーズ以外は、

よく再放送していたので、ビデオに撮ったりして全部持っています。

 

なかったのがこの『妖怪大戦争』だったのです。

 

 

もう見られないと思ってあきらめていました。

それがついに手に入ったのです! だから?

 

いや、そうなんですけどね、嬉しくって。

 

 

昭和43年3月放送ですから、なんと45年ぶりに見た訳です。

 

 

うーん。記憶は正しかった。

 

砂かけ婆も子泣き爺も一反もめんもぬりかべも、初登場で殺されてしまう

とんでもない回です。

 

なのにしばらくすると、平然と登場する砂かけ婆と子泣き爺。

 

いつよみがえったんだ! と子供心に?マークを抱きながら見ていた当時を

思い出しました。

 

 

それにしてもアマゾンは便利ですね。

 

ミステリー新刊でよく利用しますが、兵庫県の山奥まで一晩で届けて

くれるんですものね。

 

 

後は、テレビ局において、まだビデオが高価で重ね撮りしたため、現存しない

といわれている『暁はただ銀色』『まぼろしのペンフレンド』

『神州天馬峡』『快刀乱麻・結城新十郎捕物帳』が見られたらなぁ………

 

 

 

「とっくの昔にやめちゃった」七か条 11月28日

〈ま〉の日常

 

 

母とテレビをつけて昼ご飯を食べていたら、ニュースで

今日、福岡や山口、広島で雪が降っている風景が映された。

 

例年より数日から二十日以上早いのだそうだ。

 

母との会話で、「まだ11月やろ。何日や?」

 

そこで気が付いた。

 

誕生日だった。

 

 

ボクには、持たないものがある。

 

財布と腕時計の二つ。昔はこれに携帯と手帳が入って四つでした。

携帯は持ちました。手帳は……とりあえず持ってないと年のせいで物忘れが……

40歳後半までは、スケジュールはどんなに忙しくても全部丸暗記だったのに……

 

 

それに加えて、

   名刺をなくして13年。つまり今は持ってません。

   中元・歳暮を拒否して8年。

   年賀状をやめて7年。楽ですよ。

   そして、誕生日を無視するようになってもうすぐ20年です。

   更に、結婚式のお祝いは、5年前から、2年持ったらお渡しする事に

      しています。というのも、とある奴らが4人連続2年で離婚したから

      じゃ! まぁお祝いがもったいない! それと、2年後にお祝いを渡す

      という事は、結婚式に出なくってもいいという事です。これも楽です。

 

 

 

財布、腕時計、名刺、年賀状、中元・歳暮、結婚式のお祝い(2年の期限付き)、

そして誕生日。これで七つです。

 

 

 

ところが今年、自分の誕生日が忘れられなくなる事件がありました。

 

6月22日深夜10時半頃、父親の呼吸が止まりました。死亡です。

でも心臓が強くて、まだ動いています。

医師の先生と看護師さんがずっと病室にいて下さっているのですが、

先生曰く「心臓が止まるのにまだ30分や1時間はかかるでしょう」

とのこと。事実、11時を過ぎても動いていました。

 

ボクは先生に言いました。「まだ5分や10分大丈夫ですか?」

 

OKとの事で、駐車場の自分の車の中へタバコを吸いに行きました。

 

ふと車の時計をみると11時25分。まさか28分やったらシャレにならんなぁ

と思い、病室に戻ると、

母が「よかった戻ってきてくれて。そろそろ止まりそうや!」

 

そして………

 

止まりました。

 

先生が診ておっしゃいました。「ご臨終です。11時28分です」

 

きちゃった11・28。ボクの誕生日数字。父の亡くなった時間が誕生日数字って。

 

そこで先生に「先生、時間なんですけど、27分に早めるか、29分に遅らせるかに

していただけませんでしょうか」とお願いしました。

 

先生は一瞬「?」の顔になったのち頑強に「11時28分です!」

 

ハイ決定。

 

11時28分!

 

ボクは父の死亡時刻を一生忘れられないことになりました。

 

 

なのに誕生日の方を忘れるなんて………

 

 

「とっくの昔に辞めちゃった」の効用がキチンとでてますね。何の話や。

 

 

 

 

 

玄関から空を見上げてパチリ。

 

よく晴れた誕生日の空です。

 

 

それと服部さん。おめでとうメールありがとうございます。

 

あなたの毎年のメールだけはありがたく頂いています。

 

これは決まりですものね。感謝です。

 

 

 

65周年 11月24日

池田政之の仕事 観劇

 

 

名古屋の初日を開けて一路大阪へ。

 

松竹新喜劇65周年の舞台を大阪道頓堀の松竹座へ拝見に行って参りました。

 

 

松竹新喜劇はボクも親戚的おつきあいというか、座外文芸部員というか、

とにかく、身内関係です。

 

 

これまでも何本か新作を書かせていただいていて、

 

50周年の舞台と、喜劇が日本に生まれて100周年の時も書かせて頂きました。

 

 

 

 

 

今回は新作はなくて、

昼が『堀江川』『口上』『お祭り提灯』。夜が『裏路地(昔は「長屋人情」と

いいました)』そして昼と同じく『口上』『お祭り提灯』と、

お馴染みの名作が並びました。(『堀江川』は随分久しぶりですが……)

 

三代目渋谷天外さん、高田次郎さん、小島慶四郎さん、千草英子さん、

曾我廼家文童さん、曾我廼家八十吉さん、川奈美弥生ちゃん、

里美羽衣子ちゃんらと旧交を確かめ、

(ちょうど母から電話が鳴って、井上恵美子さん、曾我廼家玉太呂さんとは会えません

でした。ごめんなさい)

 

楽しい楽屋めぐりでごんした。

 

 

 

それにしても65年。すごいです。我がNLTは今年45年。五年後には

新喜劇は70年、NLTは50年。

 

 

こちらも記念公演を今から考えなきゃな。

 

 

観劇後は勿論飲みました。

大津嶺子さん、江口直彌さん、都築謙次郎さんと、楽しいお酒でした。

 

 

 

さぁ。どうしようと悩むほどだった11月のスケジュール。

『十字花』『夕べの幽霊、今朝の女房』『日本歌謡裏物語』そして新喜劇65周年観劇

をこなしましたぞ!

 

よし。今年残すはハマキヨだけだぁぁぁあ!

 

 

初日その② 11月23日

池田政之の仕事

 

 

今日、もう一つの幕が開きました。

 

中日劇場の、清水アキラさん、栗田寛一さん、松居直美さん、

アゴ勇さん、小石田純一さん、田口祐希さんの舞台です。

 

 

この数週間、掛け持ちの演出稽古でした。

 

昨日はそのリハーサル。

 

 

こちらがその舞台。

 

 

 

 

そしてこちらが、ボクの演出席の横で、セリフ合わせand工夫を

しているアキラさんと栗田さん。

よく聞くと、ゴルフの話か?………

 

 

 

 

栗田さん、ブレてごめんなさい。

 

こちらは金糸猴ではありません。出番前のアキラさん。

美輪明宏さんに入ってます。

 

 

 

 

とにかく、面白い舞台に仕上がっています。

 

 

来年は地方にもお出かけします。

 

 

 

とにかく、池田は、仕事を頑張っておりますぞ。

 

 

 

初日その① 11月21日

池田政之の仕事

 

 

昨日は新派の石原舞子ちゃんが、師匠である菅原謙次さんの十七回忌を

偲んで企画した舞台『夕べの幽霊、今朝の女房』の初日でごんした。

 

 

いい初日でごんしたよ。

 

 

さて、その新派。百二十年以上の歴史のある演劇分野であり

演劇団の名称でもあります。

 

 

ボクは子供のころから大好きです。

 

よく見ましたもの。

 

花柳章太郎先生には間に合いませんでしたが

初代水谷八重子先生は間に合いました。

 

『婦系図』『日本橋』『滝の白糸』『明治一代女』『花岡青洲の妻』

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』等々等々。

たくさんの名作と歴史とのある劇団で、今は二代目水谷八重子さん、

波乃久里子さん、安井昌二さん、二代目英太郎さん等々等々が

いらっしゃいます。

 

 

ボクは、29歳のとき、商業演劇デビューで久里子さんとご一緒していながら

どういう訳か、新派とお仕事をしたことがありません。

 

今回、こういう形で出来るとは……感無量でごんす。

 

 

 

 

新派のホームページに名前が載った!……感無量でごんす。

 

 

ちなみにこっちは舞台風景。丁稚は根本拓人です。

 

 

 

 

 

さて、初日の後はごぞんじ呑みでごんす。

 

 

 

 

前列左から森岡豊、藤川恵梨、根本拓人、飯田謙、後列左から田中大地、眞継玉青の

皆様でございまする。

 

それと井田國彦クンでござりまする。

 

 

 

 

 

とにかくいいお芝居に仕上がってます。

 

24日まで銀座博品館劇場でやってます。是非。

 

 

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