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初日。 1月9日

池田政之の仕事

 

 

 

 

今日は中日劇場中村美律子さん公演の初日です。

 

 

昨日まで稽古稽古でした。

 

おとといはお芝居のリハーサル。昨日はショー。

 

それでは、稽古風景とまいりましょう。

 

まずはお芝居。

 

 

 

そしてこちらはショーです。

 

 

座長の大熱唱。

そして栗田さんのコーナー。最高です。

例の「もしもシリーズ」。例の「もし田原俊彦が蚊だったら。プゥ」のあれです。

おりも政夫さん、フォーリーブスならぬワンリーブスで熱唱です。

かっこいいっすよ!

 

こちらは舞台上から客席を見たところ。

 

 

 

そして今回もう一人。若い演歌歌手の兵庫ケンイチ君。

姫路の出身。つまり僕と同県人です。

 

その兵庫君と座長のツーショット。

おめでたい雰囲気満載でしょ。

 

 

 

 

二十日までやってます。

 

名古屋へお越しの方、名古屋の方、近郊の方、ぜひご覧ください。

 

 

 

謹賀新年 1月1日元日

 日記 〈ま〉の日常

 

 

新年 あけましておめでとうございます。

 

 

快晴のお正月です。

 

 

平成25年が始まりました。

つまり平成になって四半世紀が経ったんですね。

平成生まれが、僕達の世界に入ってきて驚いたのも今は昔。

昭和って古いなぁと言われるのも間もなく?

ホントにうかうかしていられませんね。

 

 

天気のいい正月の実家の庭です。

 

 

 

こっちは玄関のお飾り。

 

 

 

 

ちなみに初詣は、

僕の名前を付けて下さった西脇の八幡さん。

秋祭りでは小学校の時、<たいこ>と呼ばれる山車に乗りました。この鳥居から

参道がずぅぅぅぅと続いて、本殿はかなり先の西脇で一番大きなお宮さんです。

 

 

 

 

地元の春日神社さんです。

 

 

 

 

そして播州成田山さんです。すごい人出です。本殿までなかなかいけません。

こちらも実家から歩いてすぐなんです。

 

 

 

 

 

 

今僕は中村歌右衛門丈の政岡、先代中村勘三郎丈の八汐、先代尾上松緑先生の

仁木弾正をはじめ名優ぞろいの『伽羅先代萩』のDVDを見ています。

そう。『花鳥風月堂』のための資料です。後三本観て、その中から二本選び

書き上げなければ。なんせ締め切りは正月明けなもので。

 

 

今年の前半はとりあえず

一月の中日劇場・中村美律子さんの公演の脚作・演出から始まります。

二月は大阪新歌舞伎座・島津亜矢さん公演の作・演出。

三月は三越劇場・片岡愛之助君公演の作・演出。

そして三月から始まり四月五月と続く東宝さん浜木綿子さん公演の演出。

これは三月東京のシアター1010で幕を開け、その後、全国、大阪新歌舞伎座、

名古屋中日劇場でも上演されます。皆様の地元にも参りますかもしれません。

 

 

今年も頑張ります。

 

今年も皆様にとりまして、勿論僕にとっても、いい年でありますように。

 

どうぞ、よろしくお願いします。

 

 

 

 

ゆく年くる年 12月31日

 日記 池田政之の仕事

 

 

大晦日です。

 

今年もあっという間だったなぁ。

 

この間、正月だったのに。

なんだか年々一年のたつのが早く感じません?

 

 

今年もいろんな仕事をさせて頂きました。

 

まず、年間を通じて、今やライフワークともいえるNHK『花鳥風月堂』

 

3月。里見浩太朗さん主演の二時間ドラマ『さすらいのプラチナワゴン』の

撮影が地元西脇でありました。これは12月に放映になりました。

 

3月。三越劇場で、ジャニーズの岡本健一君主演の『応挙絵噺再幽霊』では

落語の「応挙の幽霊」を下敷きに、後日談を膨らませ、歌舞伎の世話物として

作り、大うけでした。来年、片岡愛之助君主演で第二弾が待っています。

 

6月。中日劇場さんのコロッケさんの舞台脚本を、緊急で書き、

 

7月。初めて劇団を立ち上げました。名付けて『 劇団<ま> 』

劇評で、すごく誉めて頂きました。このブログにも書いてます。

 

8月。春に書いた初めての映画脚本『忍たま乱太郎』実写版の撮影がありました。

これは来夏7月公開です。詳しくはトップページをご覧ください。

 

10月。中日劇場さんで山川豊さん香西かおりさんの公演。

芝居『夕べの幽霊 今朝の女房』とショーの脚本・演出。

 

11月。恒例のハマキヨ『たそがれの映画監督』。びっくりするくらい受けました。

 

そして地元で二回の講演。

 

12月である現在は、来年1月の中日劇場中村美律子さんの公演の稽古。

 

そして12月には戯曲『ツタンカーメン』が出版されました。

 

 

そんな中の一つの資料をご紹介しましょう。

 

 

 

 

映画・ 忍たま乱太郎の原作漫画『落第忍者乱太郎』全50巻です。

       (現在は2巻増えて全52巻です。勿論買いました)

 

これを読んで物語を考え、脚本を書きました。

 

皆さんに見て頂ける日が楽しみです。

 

 

 

今年も仕事ができ、幸せでした。

 

神様、仏様、ご先祖様に感謝です。

 

そしてみなさまに感謝です。

 

 

 

今年の総括、第一位です。

 

 

 

今年もありがとうございました。

 

来年もよろしく宜しくお願いします。

 

 

 

さぁ、もうすぐ、毎年恒例のうちも檀家の観音寺さんへ。

住職が同級生で、毎年、年が変わった瞬間、同級生たちが数人集まり、

除夜の鐘を一つ、つきます。

 

 

では、皆様、よいお年を!

 

来年も頑張ります!

 

 

 

 

 

 

雨の晦日 12月30日

〈ま〉の日常

 

今日は30日。いよいよ晦日です。あ、12月はもともと晦日ってか。

 

 

雨です。

 

 

雨の実家の庭です。

 

 

 

 

この雨が、今年一年の諸々を流していくようです。

 

でも、明日の大晦日、明けて元日は晴れだそうですよ!

 

 

 

今年は特にいろんな方が亡くなられました。

 

僕がお仕事をさせて頂いた方でも、遠藤太津朗さん、大山克己さん、

山田吾一さん、松竹新喜劇の丘みどりさん。

 

 

そして、淡島千景先生が二月の十六日に亡くなりました。

 

あの日も雨でした。

 

三月の三越劇場の打ち合わせで地下鉄に乗っていると、

友人から電話が。「今テレビのテロップに……」

お加減の事は存じていました。でも、ショックでした。

同日夕方、演劇雑誌のテアトロさんから追悼文の依頼が来ました。

そこで、ようやく実感しました。

 

淡島先生は、僕にとって、演劇界における大恩人の一人です。

デビューのきっかけを作って下さった劇団NLTの創設者・女優の賀原夏子先生。

僕に脚本・演出を、懇切に教えて下さった文学座代表の演出家の戌井市郎先生。

そして、いつも最高の結果を僕にプレゼントして下さった淡島先生。

 

僕が脚本家として批評家から初めて評価を受けた平成5年三越劇場の

『花の茶碗』も、戌井先生演出、淡島先生主演でした。

 

淡島先生とはその『花の茶碗』から平成22年御園座の『梅咲きぬ』まで

十三本ご一緒しました。

 

ボクの西脇のこの実家にも来てくださいました。

 

本当にお綺麗で、お優しい方でした。

 

僕たち若い者が先生を気遣うと、「私はもう十分に生きたの。あなたたちは

若いんだから、私の事より自分のことを考えなさい」とおっしゃいました。

 

お会いするといつも「お父様、お母様、お元気?」と聞いて下さいました。

 

一度だけすごく叱られました。

僕が酔っぱらって転んで足をすりむき、翌日稽古場で皆に見せていたら、

稽古場の隅に呼ばれて、「あなたは将来がある大事な身体なんだから、

無茶しちゃダメ!」とお目玉を食らいました。

 

 

賀原先生、戌井先生、そして淡島先生。

 

 

一つの世界に飛び込んで、年を重ね、亀の歩みでも階段を一歩一歩登っていく

というのはこういうことなのでしょうか。

 

困った時、夜でも電話をして、教えを乞う方がいなくなっていく。

この世界でちゃんと生きていけば、当然、頼れる人がいなくなっていく。

だからこそ、毎日毎日、しっかりしなければ。日々勉強。知識と経験の抽斗を

うめていかなきゃ!

 

本気でそう思います。

 

 

 

今年の総括、第二位です。

 

 

 

 

密室殺人 12月28日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

昨日まで東京の赤坂にある某稽古場で、

一月九日初日の中村美律子さんの新春特別公演の稽古。

順調に楽しいお芝居とショーに仕上がってますよ。

 

そして、今日から冬休みです。

 

とはいえ、締め切りが………

年内あと二つ。正月明けに二つ。企画書一枚。

 

はぁ………

 

さて。

 

今年も総決算をする時期になりました。

 

今年もいろいろ………特にこの年末は、演劇界に大激震が走りました。

何といっていいのかわかりません。

 

 

 

とにかく、今年の決算です。

 

 

今年も仕事の資料等の読書量が半端なくて、

自身の読みたいもの(ミステリーオンリーですけど)は、

ほとんどが密室物に終始してしまいました。

 

密室物。大大大大大好きです。

 

中学一年でガストン・ルルーの古典的大名作「黄色い部屋の謎」を読んで以来

密室一筋の感がある池田でございます。

 

密室物だけで長編短編海外国内あわせて何百冊読んだでしょうか。

 

密室の大巨匠ディクスン・カーの「三つの棺」「ユダの窓」「火刑法廷」

「孔雀の羽根」「妖魔の森の家」

横溝正史先生の「本陣殺人事件」

高木彬光先生の「能面殺人事件」「妖婦の宿」「我が一高時代の犯罪」

鮎川哲也先生の「赤い密室」「道化師の檻」

そして山村美紗先生の「花の棺」

 

わぁ!……古典的名作やぁ!

 

ここ数年では柄刀一さんの「fの魔弾」は強烈やったなぁ。

 

で、今年はこれ。

 

 

 

 

 

二冊とも短編集です。

特に右の「密室蒐集家」 この中の「理由ありの密室」がお勧めです。

 

ただ、密室トリックそのものではなく、つまりですね、

 

密室の世界には、巨匠ディクスン・カーが「三つの棺」でやった<密室講義>

という密室トリックを理論的に分類する分野があって、

日本でも江戸川乱歩先生や天城一さんや最近でもいろんな方がやっています。

 

ところがこの作者は「理由ありの密室」の中で、トリックの分類じゃなく、

犯人はなぜ密室を作るのか? という動機の分類講義をやっています。

 

これがなかなか!

 

 

実はボクも密室ファンの例にもれず、密室トリックを幾つか考案しています。

でもボクは小説家ではありません。

そこで、舞台でミステリー劇を書いた折に、何本か発表してきました。

去年八月の三越劇場、十朱幸代さん主演の『姑は推理作家』の中でも

娘道成寺の踊り手の上に、釣鐘が下りてきて、次の瞬間銃声一発!

鐘を上げると、踊り手の眉間には銃痕が!

釣鐘の中は完全密室………!

 

というのを書きました。

 

まぁ、いわゆるバカミスの類でしたけれど………

 

毎年正月には、今年こそは密室の推理小説をものにしなきゃ! と思うのですが、

仕事に追われて叶いません。

 

今年も、そうでした………

 

 

これが今年の総括の第三位かな………

 

 

 

 

 

 

 

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