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ホントに暑さ寒さも 9月25日

〈ま〉の日常

 

日が短くなりました。

涼しくなりました。

ホントに暑さ寒さも彼岸までです。

でも、油断禁物。ぶり返しがあるかもしれませんからね。

 

 

さて、

お墓参りに行ってきました。

 

僕の故郷は兵庫県西脇市。山の中の田舎です。

両親とも出身はそのまた山奥の多可郡加美町。

 

 

田舎のお墓はたいがい山の上。

 

そこで山の上からの景色を撮ってみました。だって、墓を写す訳にもいかんでしょ。

 

 

父方の祖父母の墓のある所から。

 

 

右手後方の赤い屋根のお屋敷は、旅館ではありません。

分限者の梅田さんのお屋敷です。

 

 

次は、

 

 

母方の祖父母の墓所からの風景です。

 

写真中央、向かいの山の山麓、帰りにそこにある文殊堂に寄りました。

 

いつものコースですが、ここです。

 

 

この境内に「日切のお地蔵さん」という、可愛いお地蔵さんがいらして、

父方のお祖母ちゃんが、よくお参りしていました。

で、今では僕も。お世話になっております。

 

丹波の「首切地蔵さん」程ではありませんが、

「日切のお地蔵さん」も、地元では結構有名なんですよ。

 

それにしても、のどかな、原風景です。

 

 

花鳥風月堂 9月21日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

秋が扉を開け始めました。

 

 

さて……

 

今日は金曜日。

 

花鳥風月堂の放送日でした。

 

 

花鳥風月堂……壇れいさんと冨田佳輔クン、そして猫の小判が、古典芸能を

ドラマ仕立てで紹介するNHKの番組です。

僕が脚本を担当しています。もう知ってっか。

 

昨年の4月1日から始まって、もう1年と半年以上、というより、

僕の場合、企画段階から参加したので、もう2年近くになります。

 

なのに、この日記で取り上げた事ありませんでしたよね。

 

じゃ、今日は花鳥風月堂の誕生秘話のさわりを。そ、さわりを。

 

 

一昨年の10月でした。

当時のCP(チーフプロデューサー)・Y氏から電話がありました。

古典芸能番組をリニューアルするので協力してほしいと。

 

Y氏は、平成8年小林稔待さん主演の金曜時代劇『夢暦・長崎奉行』の

ディレクターの一人、僕は脚本の一人でした。

 

僕自身が藤間流の名取りで、曲りなりにも古典の世界にも住んでいる事をご存じで、

それでのご依頼だったのでしょう。

確かに、こういうタイプの脚本家はいないでしょうね。普通の脚本家さんなら、

「今週は助六でいきます。助六とはこうこうこういう話で……」なんて、

いちいち説明しなきゃなりませんものね。

 

 

ともあれ、

花鳥風月堂という名前は決まっていて、やりたい事も、つまり

古典を、渋谷の街を闊歩している女の子にも分かるように

ドラマ仕立てで紹介したいとの事でした。

 

ただ、どういう内容にするか?

 

 

そんな事を話してから、もうすぐ2年。

 

早いものです。

 

そして……

 

 

 

 

これが台本です。

 

15分番組なので、一冊に2話入ってます。

 

今までで60話分書きました。

つまり台本にして30冊。これがその30冊の台本群です。

 

 

今も書いてます。

 

今書いているのは来年最初の放送分です。

 

 

毎週金曜日夜10時(再放送は翌金曜日お昼の12時から)Eテレで放送中です。

 

ちなみにEテレとはNHK教育テレビの事です。いつの間にかハイカラになってます。

 

 

壇れいさん、お綺麗ですよ。

毎週素晴らしいお着物で登場し、その着物を紹介するコーナーもあります。

 

是非見て下さい。

って、言ってる側から、来週は日本舞踊協会公演の特別編成でお休みです。

ごめんちゃい。(50過ぎてごめんちゃいはないわな)

 

 

あ、それと、ちなみに、「神山雪乃」「渋谷学」「小判」の名前は、

僕が、NHKの会議室で、あっと言う間に決めました。

それぞれどういう意味かって?

それは………お考え下さい。こらこら!

 

 

 

と、書いているうちに日付が変わって22日になってしまいました。

 

 

 

あ、1時34分から『アフタースクール』やってる。観て寝よっと。

面白いもんね。

 

昔たまたま、ホントにたまたま、若い監督の、といっても誰も知らない

インディペンデンスの小さな小さな作品の『運命じゃない人』を観て、

ひっくりかえりました。

最初は素人が撮った8ミリ映画かと思い馬鹿にして観ていました。

ところがそのうち、アレアレアレ……とんでもない事に!

監督の名は内田けんじ氏。

本当に練りに練り上げられた脚本でした。脱帽! 拍手!

イチコロでファンになってしまいました。

この映画で、劇団NLTで僕と同期の山下規介クンが

毎日映画コンクール助演男優賞をとりました。素晴らしい。

 

でも、この手の話は舞台にはできない。

タイプは違うが綾辻行人作『十角館の殺人』と同じか。悔しいなぁ。

 

とにかくそんな訳で、内田監督だから『アフタースクール』は一も二もなく直ぐ池袋の

映画館へ直行しました。

面白かった。テレビで朝から晩まで大宣伝なさっていたのコメディ映画より

遥かによく出来てる。

又も練りに練った脚本。強烈などんでん返し!

二度観すればどんなにフェアプレーで作られているか、冒頭からの何気ないセリフの

一つ一つがすべてトラップなんです。まぁ気づきませんけどね。きっちりやられた。

完敗。又も脱帽。

どんな話かって?

ロベール・トマが10人くらいいるような感じ。(NLT関係者にしか分からへんがな)

詐欺師の話ではありませんが、展開がコンゲームのようと言えばいいのかな。

 

こんないい映画なのに、日本アカデミー賞には上がってこないんですね。

大宣伝コメディは絶対上がるのに。不思議だ。不思議でもないか。

世の中そういうものか。大人の事情だ。

 

今放映中の監督新作の『鍵泥棒のメソッド』はまだ観てませんが、楽しみです。

今度は賞レースに上がってくるでしょう。大資本もついたようだし。大人の事情だぁ。

好きだなぁ、大人の事情(笑)。

 

 

 

鳴呼、又脱線して、時間が過ぎていく………

仕事せぇよ。何本たまってると思てんねん。

 

 

 

劇評が出ました! 9月17日

審査員

 

 

 

発売されたばかりのテアトロ10月号に、『審査員』の批評が載りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演劇評論家の中本信幸先生が取り上げて下さいました。

 

 

 

 

 

 

 

誉めてくださいました。

 

ものすごく誉めてくださいました。

 

こんなに誉めてもらったのは久しぶりです。

 

 

 

全文は無理ですが、頭のさわりを。

 

 「劇団<ま>旗揚げ公演『審査員』。まずは池田の企画力と劇団<ま>の

  幸先のいい門出を祝いたい。

  劇団<ま>は、どうやら池田政之ひとりだけらしいが、㈱マウスプロモーションと

  劇団NLTの協力を得ての豪華公演である。(戯曲は本誌8月号に掲載)

  「勿論この『審査員』はフィクションです。全て私の創作です」と作者は言うが、

  本誌の、ひいては商業演劇も含む現代演劇全般の未来予測であり、

  その他もろもろの「審査」の諸相をあぶり出す豪作である。

  「第20回東京NEО新人戯曲賞」の会場と、観客席を含む空間が、

  巧みに劇空間に取り込まれる。

  舞台は、ことさら上手と下手が二分されていないのに、

  融通無碍に稼働される。

  観客も審査会に立ち会っているような臨場感がかもし出された」

 

 

これは一部です。

 

ここから、各場面各俳優の件になって行かれます。

 

 

 

 

やってよかった!

 

 

こうして取り上げて頂くと本当に報われた思いになります。

 

 

中本先生、ありがとうございます。

 

 

 

大劇場から小劇場まで、毎月東京で何本の舞台が幕をあけているのか。

恐らく千、二千の類でしょう。

 

 

その中から取り上げて下さり、誉めて頂くのは至難です。

 

 

出演者の皆、名前出てるよ!

 

 

 

今日は美味しいお酒が飲めます。まだ昼や。

 

 

これに調子こかず、第二回公演を目指します!

 

で、二回目はいつや?

 

 

 

 

続きはテアトロ10月号、42ページを是非お読みください。

 

 

 

 

 

恐ろしいほどの力作 9月16日

読書感想文

 

 

ご無沙汰しています。

 

 

日記(一般的にはブログですが)の形態が進化しました。

 

管理して下さっている野澤さんのお蔭です。

 

 

それにしても暑いですねぇ。

 

でも、驚きません。

 

僕は以前より、9月は夏だと思ってきました。

事実、去年も一昨年も、9月末は夏日でした。

一昨年など、10月京都南座のお芝居・山村美紗先生15回忌公演の稽古を

している9月どころか、京都へ乗り込んだ10月の頭も猛暑日でしたもの。

 

暑さ寒さも彼岸まで。

とにかくお彼岸が終わるまでは、夏! と思って暮らしましょう。

 

 

さて、

 

一つ小さな雑文の仕事を終えて、時間が余り、(ほな次の仕事せぇよ)

今年正月頃読んですごい衝撃を受けた本を、もう一度読み直してみた。

なにせ、読了後半年以上経ってるのに、衝撃の余波はいまだ衰えず。

そして……

更に、改めて、衝撃を受けました。何度読んでもすごい………

 

 

 

 

 

幻冬舎新書・2009年1月出版です。三年間知りませんでした。

 

今年読んだ全てのジャンルの本で、これを超えるものはまだありません。

 

恐ろしいです………ものすごいです………ヒェェェェー!です………!!

 

内容?………とても言えません。

 

どこまでが真実か分かりません。

 

よく出版できましたね。

 

人間偉くなるためにはここまでするものなのかと………

天下を取るにはここまでしなきゃならないのかと………

それでも人間最後は死ぬんだなと………

 

 

歌舞伎に興味のある方なら是非!

 

そうでない方も、格別のお勉強と思って。

 

特に、政治家を目指している方、社内で出世を望んでいる方には、特にお勧めです。

 

勿論、感動の箇所もあります。先代團十郎丈の亡くなる件なんかは、

無念だったろうなぁと………

 

 

著者の中川さん。今度は片岡我童丈と歌右衛門丈のこと、

書いてくれへんかな………

 

 

 

ご機嫌で in 京都 9月7日

〈ま〉の日常

 

 

今新幹線の中でこれを書いています。

そんなことができる世の中になったんですね。おいちゃん感無量だよ。

 

さて。

今日は京都の東映太秦に行きました。

 

まだ、皆様には発表できないのですが(もうしばらくお待ちください)

とある撮影が終わって(僕の脚本)、その荒ラッシュを見てきました。

音楽、BGМ、効果音、CGはまだ入っていない状態ですが、

それでも面白くって、今僕はものすごくご機嫌なんです。

 

 

でも、舞台が中心の池田が東映太秦って? ちょっと不似合?

 

いえいえ、実は東映さんには結構行ってるんですよ。

 

かつて、『暴れん坊将軍』を書かして頂いていたころは、

脚本の最後の打ち合わせ、つまり監督との打ち合わせは、いつも東映さんででした。

それも監督の部屋、松尾監督なら松尾組の部屋で、村川監督なら村川組の部屋で。

終わるとタクシーで一路祇園へ! いい時代でしたなぁ。

ま、大昔です。今はそんなことはありません。近所の居酒屋で一杯。

サラリーマンのお父さんと同じです。

 

 

 

 

久しぶりに乗りたくて、嵐電に乗りました。

 

 

 

役者さんにはおなじみ、東映撮影所正面です。

 

そして正面脇にはこんなのもあります。

 

 

 

キャー! スターが歩いてるぅ!

 

 それにしても京都は暑い。

 

 

 

 

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