第7回NLTコメディ新人戯曲賞の結果が出ました。10月1日

池田政之の仕事

 

 

本日、長かった緊急事態宣言がようやく開けました。

そして、夕べのプレバト金秋戦優勝はキスマイの北山クンでした。

 

 

さて。

お待たせしました。

第7回NLTコメディ新人戯曲賞の結果が出ました。

 

 

 

 

 

 

本日劇団のホームページにアップしましたが、例年通りここにも載せておきますね。

これも、例年通りボクの感想も入っています。なので気にしたくない方は気にしない

でください。

 

 

 

今回は36本の応募がありました。

 

例年通り〈アイデア(オリジナル性含む)〉〈文章・台詞〉〈構成・展開〉〈喜劇性〉

〈完成度(推敲の可能性含む)〉の5部門 各10点満点 計50点で採点し、〈面白い!〉

〈面白い〉〈成程ね……〉〈もっとお勉強を〉の4つに分け〈面白い!〉〈面白い〉

の上位10作を全審査員に上申しました。

 

 

 

さて、今回より新しい賞を創りました。

名付けて アイデア賞。 

正式名称は第7回NLTコメディ新人戯曲賞アイデア賞です。

 

確か第3回の時に「今度作りますかアイデア賞」ってここに書きましたな。漸く作り

ました今回。(^O^)

 

つまり今回は、それだけ我々も悩んだということなのです。正賞、佳作、審査員特別

賞受賞には一歩及ばなかったが、ボツにするには余りに惜しいアイデア。直せは直ぐ

にも上演できるような抜群に面白いアイデア。もちろんコメディとしてのアイデアで

すよ。

 

こういうのってコメデイかミステリの世界でしか起こりませんね。(^O^)

受賞には及ばないが「この密室トリック、マジすげぇ!!!」って奴ですね。

 

実は過去にもそういう作品はあったのですが、今回は特にその悩みが顕著な作品で、

このまま無かったことにするには惜しいアイデアの作品には、我々が直すことを条件

にアイデア賞を出そう、となったのです。勿論その場合は上演が前提ですが。

 

但し賞金も何もありません。上演時に上演料として薄謝を差し上げるのと、ホームペ

ージにお名を記すだけです。勿論ご自身の経歴にお書きになって構いません。受賞さ

れたことは事実なのですから。(^O^)

 

 

  

   

では、本題です。 

と言った矢先からすみません、詳細を書く前に、どうしても言っておきたいことがあ

ります。

実は今回〈?〉な作品がありました。それも2本も。てか2タイプも。

  

1つは、キチンと書かれた作品を応募してこられているのですが、結末に自信がなか

ったのでしょうね。応募作以外に、4つも結末が添付されていました。つまり5つの

結末を提出し「良いのを選べ」という訳です。

これはいけません。ルール違反です。

勿論、応募要項に、1つの作品に複数の結末を添付してはならない、とはありません

よ。又、これが、作品の性質上、つまりですね、ミステリーや法廷物で、後半出演者

が観客に「有罪」か「無罪」かを聞き、それに合わせた解決法を演じる。あるいは同

じく観客に「誰が犯人か」を聞き、それによって違う結末を演じてみせる。そういう

趣向の芝居なら、複数の結末を用意するというのも分かります。それも1本の作品の

内ですから。又プロになれば「結末、2つ書いておきました。どちらでもどうぞ」と

プロデューサーさんや監督さんに預ける場合はあります。それはプロの現場だから許

されるのです。そうでない場合、特に新人賞の応募作品に、例え応募要項に禁止と書

いてなくても、それは反則でしょ。

プレバトで、出演者の句に夏井先生が添削をする。「下五をこうしておけば才能アリ

だったのに」。出演者「悔しいぃ。どっちにするか悩んだんですぅ!」という場面、

よくありますよね。じゃ下五を複数出して、夏井先生に一番いいのを選んでもらって

評価してもらう、なんて有り得ますか?  

今回は一応5つの結末すべて読みました。ですが、今後はお止めください。皆さん、

セリフ1つ、場面1つ、悩んで悩んで、本人が「これ!」というのを送ってこられて

いる、筈なのですから。 

  

2つ目。

実は最初から判っていました。A4用紙にプリントアウトした場合と、原稿用紙に書

いた場合とでは、規定の総文字数は同じでも、実質違うということを。

どういうことか。

A4にプリントの場合は 縦書き 40字 × 40行 × 40枚 を制限としています。総文字数

は 64.000字となります。これを 400字詰め原稿用紙に換算すると、64.000 ÷ 400 

= 160枚となります。ですがこれには穴があるんですよ。

もうお分かりの方、いらっしゃいますよね。(^O^) 

A4用紙1枚に入る文字は 1.600字です。片や原稿用紙は1枚が 20字 × 20行 で

400字ですから、4枚。つまり原稿用紙4枚でA4用紙1枚となる。

ところが……

1行に人物名と台詞で20字以内のセリフの羅列を40行続けたら、A4用紙なら1枚。

でも原稿用紙なら2枚です。同じ文字数なのに、原稿用紙ならまだ2枚余っている。

つまり、20字以内のセリフで構築すれば、A4用紙で書く長さの、倍の長さの話が書

けるわけです。50字のセリフなら、A4用紙なら2行、原稿用紙なら4行の筈が実は

3行、1行余る訳です。この話は1行の文字数とセリフ下の余白が物をいう訳です。

つまり同じ話をA4用紙で書いた場合と、400字詰め原稿用紙で書いた場合では、ま

るでタイムラグのように枚数に差が出る。原稿用紙で書いた方が、はるかに長い物語

を書くことが出来る可能性があるわけです。

なのでそれを少しでも防ぐ為、第3回からだったかな、原稿用紙の場合は 160枚では

なく 150枚としたわけです。

それが…… 

今回、A4用紙でかなり超過しながら、最後に「原稿用紙に換算すると150枚に収ま

っている」旨を明記して送ってこられた方がいました。

ダメです。

いいことに気が付いたと思われましたか? そんなことはハナから百も承知です。 

ではなぜ放置してきたのか。簡単です。A4用紙で提出された作品の場合はA4の規定

〈40×40×40〉で判断する。400字詰め原稿用紙の場合は400字詰め原稿用紙の規定

〈150枚〉で判断するからです。それを、400字詰め原稿用紙の理屈をA4用紙に持ち

込まれても、それはダメです。

そうそう、プリントアウトする場合に縦20字 という新人賞があります。映像かな。

原稿用紙との容量タイムラグを防ぐ為でしょうね。 

実はあなたが初めてではありません。この7年で (1回目はそんな人いませんでした

ので2回目から) 今度のあなたで4人目です。まぁいいやそんなこと。

とにかく、貴方の作はA4の規定で超過です。それで判断させていただきました。

過去の人を問題にしなかったのはなぜか。一次通過に程遠かったからと、多少の減点

でも大勢に影響がなかったのです。でもどこかで言っておかないとと思い、今回あえ

て苦言をしました。

勿論この件も、「原稿用紙の理屈をA4に持ち込まないで」と応募要項で断っていな

かったこちらの落ち度もあります。そうか? なので貴方の作品が、その減点分で一

次通過しなかった場合は、今回迄は不問にするかと思いましたが、その減点分が無く

ても一次通過には及びませんでした。でももし今後、最終で争う場合にこの件が問題

となるようなことが起こった時、我々もキチンと判断できるかどうか。なので、今こ

こで、はっきり断っておきます。

A4はA4の規定で判断する。超過は超過。いいですね。

特に、他所でやっちゃダメですよ。その瞬間失格でしょうから。

 

   

なので……

次回からは400字詰め原稿用紙の場合は

 120枚以内

とさせていただきます。

 

あ、読んで成程と思えば、まぁ、

130枚位までは不問にします。減点はしません。

読めば分かりますよ。長くなった話を無理くり詰め込んだ作品か、真摯にキチンとお

書きになった作品かは。なので皆さん、そんなに心配なさらないでください。(^O^)

  

 

 

  

さて、今度こそ本題です。

    

今年の傾向は、やはりコメディが少なかったことです。それより目立ったのが、日常

の中の物語が約半数もありました。

 

別に出来が良ければいいじゃないか、と、お思いでしょうが、上記の審査項目に〈喜

劇性〉というのがあるでしょ。ここが低くなる。

 

人間生きていればいろんなことがあります。大変なことも。でも、それも人生、と考

えれば日常なんですよ。そのシチュエーションから始め、淡々と話が進行していけば

その瞬間もう結末が見えちゃうんです。

 

出逢いと別れ。生と死。門出とリターン。入学、入社、結婚、出産、離婚……

人生の一大事でも、言ってみれば誰にでも起こり得ることです。つまりは日常。そし

て淡々とそれに向かう主人公たち。日常です。

 

この手の作品が10本以上並んだら……我々は何で優劣を決めるのか……

1つは台詞のうまさ。そこに大差がなければ……ね。結局は喜劇性なんです。だって 

NLT〈コメディ〉新人戯曲賞なんですから。

  

勿論、どんな芝居にも喜劇性は潜んでいます。私の作品は人間を描いた人間喜劇だ、

と言われればそうなんでしょう。更に、コメディという言葉は元来演劇そのものを

指す言葉です。でもそんなこと言っちゃ〈NLT新人戯曲賞〉でいい訳です。

我々はNLTです。誰が見ても「これはコメディだ」という作品を求めているのです。

 

 

誤解のないように。別に大爆笑のみを求めているわけではありません。クスクスでも

アルアルでもいいんです。とにかく喜劇と判断できる作品でないと、という訳です。

 

勿論、喜劇性の点数が低くても、他がすごければ最終まで行きます。こちらも過去そ

ういう作品の中に一所懸命喜劇性を捜してきました。

でも一読で「喜劇だ」と分かる方がいいに決まってますものね。

 

そうだ、一つアドバイスを。爆笑コメデイというのは感じとして分かりますよね。で

はクスクス、アルアルタイプを。松竹新喜劇の(藤山寛美さんの)名作『銀のかんざし

』(DVDでありますから)をぜひ観てください。『お祭り提灯』のような爆笑ファルス

ではありません。人間のサガのお話です。酒井光子先生、すごいっすよ。 勿論爆笑場

もあります。でもそれは寛美さんが腕で笑わせているんです。あるいは後半の笑いは

芝居をキチンと作って来た結果です。ボクどれだけ見たやろ。家主さん役だけでも(お

ちょやんでお馴染みの) 先代の渋谷天外先生、花和幸助さん、伴心平さん、石浜裕次

郎さん、高田次郎さん……結構見てます。ちょい自慢です。(^O^) ちなみに千葉蝶

三朗さんはこの芝居には出てません。(^O^)

 

 

それと、今回は物語の薄いものが多かった。少人数で会話だけの作品。そこにダジャ

レや親父ギャグ。それならプロの漫才師の方がどれだけ面白い作品を作るか。

ストーリーテラーって、中々いないもんですね。 

 

 

あ、そうそう。もっとコロナの話が来るかと思っていました。皆さん冷静です! 

 

 

 

 

では。

一次通過の作品です。以下の10本です。

 

    総理! 死んで貰います

    リアル・リアリティショー

    セリヌンティウスの疑念 

    暗闇の街に、星の輝き・川のせせらぎ

    最高齢の花嫁

    黄昏の欧米カツレツ君の縄の作り方

    アメイジング民宿山野

    百歳センセイ

    ジェロム・ラランドの巨星

    むかしむかし あったとさ

 

です。

 

 

ここから更に絞って、最終には以下の5本が並びました。

 

    総理! 死んで貰います

    リアル・リアリティショー

    セリヌンティウスの疑念

    暗闇の街に、星の輝き・川のせせらぎ

    最高齢の花嫁

 

です。

 

 

 

それでは一次通過の作品の感想です。

あ、何度も言ってますが、気にしたくない方は気にしないでくださいね。ボク如きが

言ってることですから。

 

 それでは。

  

『アメイジング民宿山野』

すみません。読む直前ボク、テレビで「吉本新喜劇next 小藪に怒られたくない」を

観てて、忍者のyoutubeをやってる座員の森田クンを観て……なんてタイムリーと笑

ってしまいました。

いやいや、楽しく読ませていただきました。人物の出し入れも面白いし。喜劇として

成立しています。

でも、もう一息なんです。どこがって、全体です。どの個所をどう直せじゃないんで

す。セリフとその構築に、まだ野暮ったさがあるんです。そうとしか言えない。もう

少し、何本か書いてこられたら、その後でこの話を改めて直されれば、随分と出来栄

えは違ってくると思います。これに懲りず頑張ってください。書ける方になられる方

だと思います。

あ、一か所だけあった。お宝が偽物と分かるのは、息子と彼女が盗もうとしていると

話した後がいいと思いますよ。

 

 

『百歳センセイ』

こちらも喜劇として成立しています。発想も面白いし。

でも、ごめんなさい、感想は上の『アメイジング民宿山野』さんと同じなんです。ま

だどうしても野暮ったさがある。同じことをしても、修練の後の洗練、だと思います

よ。なぜなら、人の生き死にをいじるコメディは結構いっぱいあるんですよ。やっぱ

り面白いですものね。(^O^) ボク自身も何本か書いています。となると、やはりア

イデア的にも構成的にも、そしてセリフ的にも一頭地抜きん出ないとね。

これに懲りず、頑張ってください。構成・展開は出来ているのですから。

  

 

『ジェロム・ラランドの巨星』

はじめ小劇場か、2.5次元か、と思いながら読んでいたら、これは大きな話でした。

いやぁ、驚きながら読みました。これは、もっともっと大巨編になるでしょうね。

つまりですね、ボク、読んでて、これは漫画の原作にお出しになればいいのにと思っ

てしまいました。となればこの長さじゃ納まるわけがない。最終的にコミック全20巻

みたいな。もっと長なるか?(^O^) そしたらアニメ化やな。(^O^)

少年マガジンとかに、原作賞というのかネーム賞というのか、とにかく、そういうの

があるでしょ。そちらを狙われたら如何でしょう。その賞のスタイルに合わせて応募

されたら。ボク、マジで言ってます。面白いと思うけどなぁ。

 

 

『むかしむかし あったとさ』

先程書いた日常のお話です。そういうタイプの作品の中で最高点でした。

お上手です。情景も浮かぶし。でも……それだけなんですよ。やっぱり一つ突き抜け

るには事件が起きなきゃ。喜劇ですもの。その事件も長い人生では日常かもしれませ

んが、それをどれだけ一大事として登場人物が驚き、慌てふためき、悩み、事に当た

るか。登場人物にとって、描かれた日が人生の後々まで特別な日になるかどうか。( 

いい意味でも悪い意味でも) 。それがコメディだと思いますよ。結局描き方だと思い

ます。今の侭では、2年後には「そんなこともあったような……」でしょ。m(__)m

あと、風呂に入ってるお父さん、ずっと顔は見えていたのかな? そうでないなら台本

の名前の所  静雄の声  と書いといてください。ボク、お父さん、いつ風呂から

あがった? とその都度、何度も戻って確認しました。そのたびに話が入ってこなく

て。(^O^)

でもキチンと書ける方には違いありません。やはり修練と、NLTにお出しになる場合

は喜劇性です。ね。

  

 

ここで1つ。採点表には、この『むかしむかし あったとさ』に続いて日常の話が数冊

並びました。心当たりの方、『むかしむかし あったとさ』さんの寸評を参考にしてく

ださい。

 

 

『黄昏の欧米カツレツ君の縄の作り方』

さぁ、本日のメインイベント (^O^) 再応募枠作品です。

ご苦労なさったでしょう。重々お察しします。

どうしようかな。詳しく書くとネタバレになるし。でもしようがないですよね。なる

だけネタバレ度が低くなるように書きますね。ピントがずれていたら、先に謝ってお

きます。ごめんなさい。気にしないでください。

昨年ボクは結末が……と書きました。で直しはこうなった。なぜこうなったのか?

兵士が出てくるところまでは分かります。問題はその後です。

何で? ああいう風にやってしまったら、作品の折角の面白い世界観が別物になって

しまいます。タイムトラベルの時点でSFですよね。でもこの作品は、空想話ではな

く、現実の話として十分に成立しているのですよ。なのにああしてしまったらバリバ

リのSF劇になってしまいます。

それが貴方の狙いならしようがありませんが、折角あんなすごい設定展開を思いつか

れて、佃典彦氏みたいなすごいことを思いつかれて(ちょっと違うか。(^O^) 氏の

『ぬけがら』が面白かったので)、そこまで絶好調に来ている世界観を何で……

兵士が出るのは仕様がないとして、現実の話の中で終わらせなきゃ、と思いますよ。

ということはテロリストいりますか? 勿論そのせいで1番目の人生すら虚構というこ

とになるわけですけど、そしてそこが貴方の狙う所だと思いますけれど、そのせいで

ものすごくSFになってしまうのなら……

例えば、突然兵士が「お前ら、ええ加減にせぇよ」と出てくる。あ、関西弁じゃあり

ませんね。m(__)m で兵士が当然の解決法を示す。つまりこうなったのはなぜか?

テロリストが出ないのなら、1番目ですよね。なら1番目が来る前に戻すしかない。

当然2番目以降は逆らいます。さぁ人間の本性むき出しのエゴとエゴがぶつかる場面

の大文句大会。この場が物書きの腕の見せ所ですね。(^O^) 誰の人生が、世界にと

って、未来にとって、一番重要か……でも、誰がそれを決めるのか。兵士か、自分以

外の周りか、つまり自分には投票せずに、自分以外の誰か一人を指す。誰が選ばれる

のでしょうね。(^O^) 1番目? 2番目? 3番目? 4番目? いやいや、理屈は絶体

1番目でしょ。でも…………

で、みんな強制帰還させられる。

その時、何か忘れものをする。(その何かは今はごめんなさい。例えばこの時代の人が

食べたら猛毒になる物とか) みんなが帰って、先生と奥様に日常が戻る。で、書かれ

ている場面のセリフの中で、先生がふとそれを見て食べた瞬間「ウッ!」 奥様「あな

たぁ!」 先生絶命。カットアウト。

先生がここで死んじゃったら、本来の、何とか戻した未来はどうなるのか。帰って行

った皆はどうなるのか。お客様大混乱。(^O^)

で、ここでもう一度ピンが差し、兵士が出て「また仕事を増やしやがって」再度カッ

トアウト! 音楽。カーテンコール。でしょうか。 

本当にどうなるのか。このループはずっと続くのか? 時間の概念とは何なのか? 今

ここにいる我々は本当の時間の流れに生きているのか? もしかしたら今ここにいる自

分は偽りで、本物の自分は違う時空でどんな人生を生きているのだろうか?

そしてもう1つ、当たり前に一所懸命生きていた自分の人生が、違っていると知った

人間の、どの人生が一番大事なのか? 人の人生に優劣がつけられるのか? 深い話に

なって来たなぁ。(^O^)

ボクならこっちへ、そしてここまで持っていくでしょうね。スターウォーズにしない

で。現実の話に。

何か、頭の中にあるものが、うまく伝えられないなぁ。すみません。m(__)m

勿論「そんなんダメじゃ!」と思われたら、どうぞ無視してください。もし、いいと

思われたら一度直してみられれば。もしうまく出来たら、貴方のお知り合いの小劇場

ででも上演されれば如何です? 貴方の作で。ボク、構いませんから。

無礼はお許しを。m(__)m

 

 

  

 

それでは最終候補の5作です。

 

先に総評です。

今年は完成度が、つまり各論では面白くても、全体で見ると、まだまだ……という感

じがしました。例年より全体的に大人しかったような。それでもそれぞれ各論は中々

ですよ。

では、参ります。

 

 

『総理! 死んで貰います』

面白い! ボクどれだけ笑ろたか。昨年も応募なさいましたけど、えらいうまくなられ

ましたね。中身ないのにおもろいわぁ。あ、すみません。でも、えらいこと思いつか

れましたね。(^O^) やっぱりコメデイセンスはおありだったんですね。

中盤ちょっとダレます。(^O^) それと台詞がまだまだなところとリアリティがどこ

かへ行っちまうところがちょいちょい。でもいいか。この時期、底抜けに笑いたいで

すものね。ボク、直して演出したいわぁ。

 

 

『リアル・リアリティショー』

こちらも面白い。人物もよく書けてますし、裏回しだと思ってた姉ちゃんがドンドン

表に出てくるクダリもよく分かります。それよりいいのは、局関係や2時間の皇帝が

どれだけ下世話になっても、作品の品が保たれているところです。これはすごい。

ところが終盤、ぜぇ~んぶ下世話になっていきましたね。(●^o^●)  そこがちょ

っと安っぽくなってしまったかな。惜しいなぁ。

僭越ながら今後にすごく期待しています。

 

 

『セリヌンティウスの疑念』

まず、8月8日にアップした中で『セリヌンティウスの疑念』を『セリヌンティウス

の疑惑』と記載してしまいました。申し訳ありませんでした。今は直ってますので。

さて、4つのオムニバス。よく書かれました。

バラしてもいいですよね。この作者さん、上の『総理! 死んで貰います』の方です。

しかも昨年は2本応募。でも1本は一次も通らず。1本が一次通過も下位で。その方

が1年でここまでお上手になられるものなのか。更にもう一本応募されてます。流石

にそれはこの2本に比べればちょいとレベルが落ちました。

あ、一応もう一本の感想を申しておきます。

コントとギリギリの描写セリフが目につきました。そこを直して、もっとリアリティ

を大事にして、それで間口を広げます。彼1人を5レンジャーまでもっていって、正

義と暴力を法廷までもっていって……そうなると40枚じゃ納まりませんよね(^O^)

てとこでしょうか。

話を当話に戻します。

難点もありますよ。セリフが粗いんですよ。うまいし弾んでるのに、粗いんですよ。

なのでどうしても野暮ったくなってしまいます。もっともっともっと推敲されれば

……すごいことになるかもしれません。

 

 

『暗闇の街に、星の輝き・川のせせらぎ』

お待ちしていました。(^O^) 一昨年審査員特別賞受賞の小島さんの新作です。 

小島さんは第2文芸部にはお入りになってません。一昨年、審査員特別賞受賞時点で

これからも応募し続けたいと仰いました。作品の出来栄え、そのお人柄、精神。ボク

ファンになった次第です。 

以来、去年も今年も、応募されてこられるのを、そして読むのを、楽しみにしており

ました。

さて。今年も余裕の最終候補です。

「ちょっと待て。そんな人が毎年応募してきたら、最終の1枠はもう取られるから、

5枠が4枠になるやないか」とお思いの方、ご安心を。そうかて去年は6作品だった

でしょ。最終は何が何でも5枠という訳ではありません。5枠は一つの目安であって

作品のレベルでは6や7になるかもしれないし、逆に3や4になるかもしれませんの

で。 

感想に参ります。

前半の熊出現の場は面白い。着ぐるみですね。ボク西川きよし師匠の逸話を思い出し

ました。師匠が吉本新喜劇に入りたてで、まだペーペーのペだった頃、初めてついた

役が熊の中。元来努力家の師匠は毎日天王寺動物園に行って熊の動きを研究。で素晴

らしい熊が出来たという訳です。横山やすしさんと組む前の話です。以来新喜劇で熊

が出ると師匠の動きが基本になってるそうです。そういうたら最近熊出ぇへんなぁ。

昔はよく出てたのに。

脱線しました。熊はアリです。(^O^)

問題は後半です。まず町会議員が多すぎます。勿論田舎町の議員ですから、あれくら

いの人数で、いろんな職業のおっさんがいるところを、あの場がまるで役場の議会場

のように並べてみるところがミソなのは分かります。うちの市でも米屋のおっさんが

議員だったりしてましたから。旧家の旦那さんが名誉職で……なんて人は少なくなり

ましたものね。で、町長あわせて7人くらい出しても当然ですが、その7人が今一つ

生きてないんですよ。色が一いろと言うか。

つまりですね、只の会話劇のみになってしまってるんです。7人いればいろんな人が

いる。熱い人、冷静な人、他人事の人、心ここにあらずの奴、何でこいつが議員やね

んという奴、あそこからがまるで「12人の怒れる男」(そこまでは極端ですが)みたい

になっていたらものすごいことになったでしょうね。となると、コメディリリーフの

ように出てる元駄菓子屋の婆さんはこの場では早く引っ込ました方が。はっきり言っ

て邪魔です。あ、婆さんも議員なら別ですが。前回の選挙の折、定員割れしていて、

婆さんが、それなら自分もと最後に立候補、無条件で当選しちゃってたら別ですが。

(^O^) で、元校長先生が旧家の旦那さんの役どころでしょうか……議会員が9人? 

この村は出てくる奴出てくる奴、皆議員か。議員しかおらんのか……それはそれで面

白いでしょ?

すみません。いろいろ考えてみました。(^O^)

来年も楽しみにお待ちしています。何ならこの本を直してお出しくださっても構いま

せん。1度受賞された方ですものね。あ、その場合でも新作はお待ちしています。

 

 

『最高齢の花嫁』

この話も日常と言えば日常です。でも構造がうまかった。つまり、主人公がホテルに

とって最高齢の花嫁であるという時点で非日常になっているんです。 だから出てくる

奴出てくる奴がそれぞれ日常の人物でも、あるいは変な奴でも、我々は喜劇として楽

しめるんです。で、最後のオチが「日常の話やったんかい」になる。ここはうまかっ

たですね。日常の設定に日常で始まって日常の会話があって日常で終わる芝居が多い

中で、この構造はうまく考えられています。たまたまかもしれませんが(^O^)。失

礼。m(__)m

ただセリフに無駄が多く感じました。又変な奴にちょいちょいコント的なセリフが。

(^O^) もう少し推敲なされば、短く、凝縮した話になるはずです。そういう点では

惜しかったです。来年もお待ちしています。そればっかり。m(__)m

 

 

 

  

さぁ、会議です。

 

はっきり言って議論点は1つ。賞を出すか否か。

その対象は『総理! 死んで貰います』です。 

審査員特別賞にするか、今年は何もナシにするか。

でもアイデア抜群。ナシにするにはもったいない。そこでアイデア賞新設となったと

いう訳です。賞金も何もありませんが、上演時に上演料をお支払い致します。薄謝で

すが。m(__)m で、受けていただけることになりました。m(__)m

 

 

 

で、結果こうなりました。

 

    第7回NLTコメディ新人戯曲賞

       正 賞    ナシ

       佳 作    ナシ

       審査員特別賞 ナシ  

       アイデア賞   『総理! 死んで貰います』 中川一美さん

 

尚、今年は〈再応募枠〉該当作品はありません。

 

 

ちなみに中川一美さんは、昔吉本新喜劇にいらした中川一美さんとは別人です。念の

為。ボク最初その中川さんが応募してこられたのかと思ってしまいました。(^O^)

ちなみのちなみに、吉本の中川さんは寿一美さんと改名して九州吉本さんで活躍なさ

ってらっしゃいますので、これまた念の為。(^O^)

 

 

さて。『総理! 死んで貰います』は、根本の構成、アイデア、世界観はそのままに、

こちらで直させていただいて、来年小劇場で上演する予定です。

詳細は決まり次第、劇団のホームページにてお知らせします。なにせコロナで、中々

予定がはっきりしなくて……

 

  

実は過去にも、賞には及ばなくても、アイデア抜群という作品がありました。それら

をどうするのかという話にもなりました。 過去の作品にもここで一気にアイデア賞を

さしあげるかどうか。と言っても1、2本ですが。

 

ですが、こうも考えられます。ただやみくもに賞を出しても、上演にならないと……

つまり、そんなすごいアイデアを、賞をあげることで我々の独占にし御蔵に仕舞って

しまうことになるのではないのか? だって上演もしないのに我々が抱え込んでしまっ

たら、もし作者が推敲してタイトルを変えて他所に出そうとしても出せないことにな

ってしまいます。それは作者に失礼だろうということになりました。

 

他所では、一度でも他社に出した物は受け付けないという所もありますが、それって

作者に対しアイデアを生かして直す機会を、そのアイデアを世に出す機会を奪ってな

いか。なので、我々は他所に出された作品でも受け付けているわけです。いいコメデ

ィを求めているわけですから。もちろん、我々に一度出した作品は〈再応募枠〉にな

らない限り再提出はダメですよ。

 

そこで、過去のそういう作品 (1、2本ですが)は、我々が直して上演しよう!となっ

た時にのみ、その時アイデア賞として賞を出そうとなりました。ご了解を。

 

今後もアイデア賞が出る場合は、受賞には及ばなくてもコメデイアイデアが抜群で、

直ぐにも直して上演したい、という作品が出てきた時か、過去の作品の中で、あの本

やろう、となった時にお出しすることになると思います。

 

 

 

  

皆様、お疲れさまでした。

来年も第8回を開催いたします。皆様の才気あふれる楽しい素敵なコメディをお待ち

しています。

お疲れさまでした。 

 

 

 

 

 

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