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NLT50周年大パーティ 2月24日

ごあいさつ 池田政之の仕事

 

 

 

 

 

 

 

昨日23日、ホテル・ルポール麹町の大広間・ロイヤルクリスタルの間で

劇団NLTコメディ路線50周年の記念パーティが開催されました。

 

150名のお客様、60名の劇団員あわせて200名以上の出席者で、大盛況でした。

 

 

ちなみに司会進行のМCは私・池田政之が務めさせていただきました。

 

 

ちなみに上の写真は会場前に阿知波悟美さんを中心に『毒薬と老嬢』チームが

出し物の稽古をしているところです。(笑)

 

 

 

多くのお花を頂戴しました。

 

旺なつきさんからも、そしてC.A.Lの白石社長様からも。ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

NLT支持会の皆様、全国演劇鑑賞会の皆様、演劇界、マスコミの皆様をはじめ

会場中本当に大盛況でした。

 

多くの方からお言葉を頂戴しました。

脚本家のジェームス三木先生、演出家の中村哮夫先生、評論家の横溝幸子先生を

はじめ総勢15名の方々にマイクを持っていただきました。

 

 

そして今年の50年記念公演のラインナップ

   50年最大のヒット作『毒薬と老嬢』(芸術祭賞受賞作)

   記念すべき第一回作品『マカロニ金融』(芸術祭賞受賞作)

   第一回NLTコメディ新人戯曲賞審査員特別賞受賞『あなたの足元お借りします』

   未来に向けての新作『やっとことっちゃうんとこな』(ボクの作・演出)

の出演者紹介。

 

とくにダッシュ公演(若手公演)の『あなたの足元お借りします』は昨日のパーティで

出演者を発表するというサプライズもあって、そりゃもう大騒ぎ。

 

 

 

 

 

 

こちらは劇団代表の川端さんによる挨拶。

 

 

 

 

 

 

そして田村亮さんと音無美紀子さんです。

 

 

最後は俳優スタッフ全座員が壇上に並んでのご挨拶、勿論団友の合田雅吏クンも。

 

 

 

皆様お疲れ様でした。

 

ありがとうございました。

 

とはいえ今年の公演はこれから。

 

頑張るぞ!

 

 

 

 

 

 

本当に皆様ありがとうございました。

 

 

 

 

明日は大岡越前 2月15日

池田政之の仕事

 

 

相変わらず締め切りにあたふたして、皆様にご迷惑をかけている池田でごんす。

 

 

さて、いきなりさてかい(笑)明日16日はNHKBSプレミアム・夜8時より

『大岡越前』第6話が放送です。(再放送は18日夜6時45分より)

 

 

東山紀之さん演じる越前の母上妙さま(松原智恵子さん)の隠し子が現れた!?……

父上(津川雅彦さん)も配下の源さん(高橋長英さん)も大慌て。

それに殺人事件が絡んで……という盛り沢山のお話です。

 

今回はボクのオリジナルです。もちろんプロデューサーさんからそういう話をとの

ご依頼を頂戴いたしましたので。(笑) ありがたいことでごんす。感謝感謝!

 

 

 

 

 

 

 

その隠し子・巳之吉が二代目喜多村緑郎さん。

この間の『水戸黄門』で一関のお殿様を演じてらした新派の二枚目さんです。

立て続けのお仕事ですが、ボクまだお会いしたことなくて。もちろん舞台は

拝見していますよ。今度新派を見に行ったとき、波乃久里子さんにご紹介して

もらって挨拶してこぉ。

 

 

ちなみにその巳之吉は越前の母上の隠し子ですから越前と兄弟ということになって

しまいます。

 

上の写真は兄弟そろっての立ち回りのシーン。なかなかですぞ。

 

 

ちなみに松原智恵子さんは昔松平健さんの明治座の『暴れん坊将軍』でご一緒、

高橋長英さんは片岡愛之助クンの松竹座『蟬しぐれ』でご一緒でした。懐かしい。

 

でも東山クンと津川さんはこの大岡越前が初めてなんですよ。

 

 

 

前回(第2話)も評判が良くて、ありがたいことでごんす。

 

 

皆様、人情ある大岡裁きの顛末をぜひぜひご覧くださいまし。

 

 

 

 

お楽しみは…… 2月12日

〈ま〉の日常

 

 

同郷の作家・浅田靖丸クンから、新刊を送っていただきました。

 

ありがとう。

 

これです。

『乱十郎、疾走る』(らんじゅうろう、はしる)

 

 

 

 

 

 

 

光文社時代小説文庫です。

 

 

いやぁ、待ってました。

 

楽しみやけど、直ぐに読みたいけど……締め切りが……

 

お楽しみは……とっておきますね。

 

読んだら感想いきますね。

 

 

 

 

大千穐楽 2月11日

池田政之の仕事

 

 

1月6日に幕を開けたコロッケ座長の明治座新春特別公演

『初笑い水戸黄門漫遊記 特別出演ウルトラマン』

本日無事千穐楽となりました。

 

 

連日満員のお客様、笑って泣いて、改めてコロッケさんの実力のすごさを

確認した次第です。

 

ありがとうございました。

 

ボクは仕事で本日は明治座に行けませんでしたが、きっと大盛り上がりだったと

存じます。

 

森岡豊クンから連絡が。昨日見てくれたそうで、

「三階席までびっしりでしたよ。僕一人で明治座行って、あんなに笑ったの初めて

です」

インスタにアップしてくれています。

 

 

 

 

さて、一昨日は一足早くその打ち上げでした。

 

明治座さんの大食堂大広間に全出演者・スタッフが集まっての大宴会。

それももう大盛り上がり。

 

こちらは円谷プロさんからウルトラマンのミニ人形がプレゼント。

 

コロッケさんが選んでいるところです。

 

 

 

 

 

 

勿論ボクもいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらはご機嫌な佐藤B作さん。水町レイコさんの顔も見えます。

 

 

 

 

しかも、出演者スタッフ全員、インフルにかかった人ゼロなんですって。

 

皆さんよっぽど日ごろの行いがいいんでしょうね。

 

かかったのボクだけ? すみませんね。

 

 

 

 

とにかく長丁場の公演、皆様、お疲れさまでした。

 

ボクを選んでいただいて、明治座さん、コロッケ座長、金子先生、

ありがとうございました。

 

出演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

 

 

さぁ、締め切り頑張らな……

 

 

 

 

何もかも難解だ。 2月6日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

 

 

大至急の締め切りを二本抱えていて、とっくに終わってなきゃならないのに、

一週間たっても、二本ともまだ終わりません。

早いのが取り柄やのに……

 

 

 

というのも、理由は二つ。

一つは、風邪とインフルで遅れに遅れた以上、お手軽な本は出せないという矜持。

って、どんな矜持やねん。

つまりですね、これだけ待たせてこの程度? と思われてくないといういやらしさ。

 

もう一つは、これが予想に反して難しい本だったということなのです。

 

 

例えば、プロディーサーさんとの打ち合わせで「これは難解だぞ。できるかな?」と

思って帰宅して机に向かったら、あら、あっという間に書けちゃった、ということも

あるし、逆に「こんなん直ぐに書ける」と思っていざ掛かったら、あらあらあら、

これは難解だぞとなって、プロデューサーさんから「おおい、サボってんのか」と

連絡をもらうほど悩み遅れたこともありました。

 

 

 

そう。頭で出来ていてもいざワープロに向かうと、これが難題すなわち難解で、

辻褄、論理性がちっともあわなくて、悩んでいるといたずらに時間がどんどん

過ぎていくのでやんす。

 

 

 

今やっているのも直しなのですが、違う本を書くレベルで、既に二作書きました。

でも、どっちがいいかわからない。もっといいものがあるのかもしれないと思うと

もう一本書くのかぁ! となって、時間だけが過ぎていく。

 

 

 

 

そんな時は、1時間でも頭を変えよう、頭を休めようとなって、

ミステリを読みます。もちろん短編ですよ。

長編の一章だけと思って読みだして、結局読み終えて、締め切りがぁぁぁぁ! と

なってしまったことが何度もありましたので。

 

で読んだのがこれ。

全15章のうち、前書きと芦辺拓氏の推文と、2章だけですよ。 

 

 

 

 

 

 

飯城勇三氏の『本格ミステリ戯作三昧』 評論集です。

 

これがなかなか。

 

まず飯城氏が贋作を書くのです。

例えば島田荘司先生の章では、飯城氏が、島田氏に成りすまして、

島田氏が描いたとする短編が掲載されている。

そのあとで、島田氏の特徴を評して見せる。

つまり贋作と評論の2章仕立てで、島田氏の作品を評しているわけです。

 

ちなみに飯城氏が島田先生のふりして書かれた『翼上の小鬼』

たった8ページとチョー短いのに面白い! 御手洗潔も大活躍!

 

 

これが島田氏から始まって、綾辻行人氏、天城一氏、高木彬光先生、

チェスタトン、アイリッシュ、ディクスン・カー、

更には、密室やそのトリックで著名な作品から、最後は飯城氏お得意の

エラリー・クイーンまで。

 

で島田氏と綾辻氏の2つだけ、400ページ強のうち、約50ページだけ読みました。

ああ、早く全部読みたい。特に高木先生とカーの贋作を。

 

 

※ あ、でもそれらの作家の名作群を読んでない方には絶対おすすめできません!

すべてネタバレしてますので。犯人もトリックも。

読んだことある人だけ、また読んだことある作品だけ選り分けてくださいまし。

 

 

 

さて…… 

 

 

評論の部分なのですが、これがなかなか難解で……

 

 

ぜんぜん頭が休まらへん。

 

 

うーんと思いながら、考えて考えて、そうか? と思ったり、

 

 

 

 

ただ綾辻氏のデビュー作で、そののち綾辻以前綾辻以後という、ミステリの歴史と

なった傑作『十角館の殺人』で、ボク知らなかったのですが、

かの本が出たとき、ボクはすぐに買って読んだのですが、

人物の記号化という、ものすごいことをおやりになって、

なのに「表現力の未熟、能力の稚拙と誤認されて激しい批判」

を浴びたそうなのです。

 

知らなかった。

 

ボク、出版されたとき、すぐに読んで感激して、友人たちに勧めて、

読了したその友人たち(僕を入れて四人かな)で飲んで盛り上がった記憶があります。

その時ボクが言った言葉「あれは絶対映像化、出けへんな」

みんなも「そうそう」とうなづきあいました。

 

つまり我々は、人物の記号化という初めての表現に舌を巻いていたわけです。

 

以来の綾辻氏の大ファンになって。全部読んでます。

 

それが出版時、馬鹿にされていたとは……

 

我々は、舞台やつまり芸能の世界にいるから、単純に舞台化映像化という観点を

持ったままで読んでしまったのかもしれません。だから稚拙だ未熟だとならずに

すごいことお考えになったなぁ、となったのかもしれません。

 

綾辻氏のような天才でも、誤解を受けるのですなぁ。

 

 

 

 

 

そんなことやないがな。

頭を休めるつもりが、頭が……

 

 

皆様も読む本にはお気を付けあそばせ。

なんやそれ。

 

結局締め切りがぁあああ!

 

 

 

 

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