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大千穐楽 2月11日

池田政之の仕事

 

 

1月6日に幕を開けたコロッケ座長の明治座新春特別公演

『初笑い水戸黄門漫遊記 特別出演ウルトラマン』

本日無事千穐楽となりました。

 

 

連日満員のお客様、笑って泣いて、改めてコロッケさんの実力のすごさを

確認した次第です。

 

ありがとうございました。

 

ボクは仕事で本日は明治座に行けませんでしたが、きっと大盛り上がりだったと

存じます。

 

森岡豊クンから連絡が。昨日見てくれたそうで、

「三階席までびっしりでしたよ。僕一人で明治座行って、あんなに笑ったの初めて

です」

インスタにアップしてくれています。

 

 

 

 

さて、一昨日は一足早くその打ち上げでした。

 

明治座さんの大食堂大広間に全出演者・スタッフが集まっての大宴会。

それももう大盛り上がり。

 

こちらは円谷プロさんからウルトラマンのミニ人形がプレゼント。

 

コロッケさんが選んでいるところです。

 

 

 

 

 

 

勿論ボクもいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらはご機嫌な佐藤B作さん。水町レイコさんの顔も見えます。

 

 

 

 

しかも、出演者スタッフ全員、インフルにかかった人ゼロなんですって。

 

皆さんよっぽど日ごろの行いがいいんでしょうね。

 

かかったのボクだけ? すみませんね。

 

 

 

 

とにかく長丁場の公演、皆様、お疲れさまでした。

 

ボクを選んでいただいて、明治座さん、コロッケ座長、金子先生、

ありがとうございました。

 

出演者、スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

 

 

さぁ、締め切り頑張らな……

 

 

 

 

何もかも難解だ。 2月6日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

 

 

大至急の締め切りを二本抱えていて、とっくに終わってなきゃならないのに、

一週間たっても、二本ともまだ終わりません。

早いのが取り柄やのに……

 

 

 

というのも、理由は二つ。

一つは、風邪とインフルで遅れに遅れた以上、お手軽な本は出せないという矜持。

って、どんな矜持やねん。

つまりですね、これだけ待たせてこの程度? と思われてくないといういやらしさ。

 

もう一つは、これが予想に反して難しい本だったということなのです。

 

 

例えば、プロディーサーさんとの打ち合わせで「これは難解だぞ。できるかな?」と

思って帰宅して机に向かったら、あら、あっという間に書けちゃった、ということも

あるし、逆に「こんなん直ぐに書ける」と思っていざ掛かったら、あらあらあら、

これは難解だぞとなって、プロデューサーさんから「おおい、サボってんのか」と

連絡をもらうほど悩み遅れたこともありました。

 

 

 

そう。頭で出来ていてもいざワープロに向かうと、これが難題すなわち難解で、

辻褄、論理性がちっともあわなくて、悩んでいるといたずらに時間がどんどん

過ぎていくのでやんす。

 

 

 

今やっているのも直しなのですが、違う本を書くレベルで、既に二作書きました。

でも、どっちがいいかわからない。もっといいものがあるのかもしれないと思うと

もう一本書くのかぁ! となって、時間だけが過ぎていく。

 

 

 

 

そんな時は、1時間でも頭を変えよう、頭を休めようとなって、

ミステリを読みます。もちろん短編ですよ。

長編の一章だけと思って読みだして、結局読み終えて、締め切りがぁぁぁぁ! と

なってしまったことが何度もありましたので。

 

で読んだのがこれ。

全15章のうち、前書きと芦辺拓氏の推文と、2章だけですよ。 

 

 

 

 

 

 

飯城勇三氏の『本格ミステリ戯作三昧』 評論集です。

 

これがなかなか。

 

まず飯城氏が贋作を書くのです。

例えば島田荘司先生の章では、飯城氏が、島田氏に成りすまして、

島田氏が描いたとする短編が掲載されている。

そのあとで、島田氏の特徴を評して見せる。

つまり贋作と評論の2章仕立てで、島田氏の作品を評しているわけです。

 

ちなみに飯城氏が島田先生のふりして書かれた『翼上の小鬼』

たった8ページとチョー短いのに面白い! 御手洗潔も大活躍!

 

 

これが島田氏から始まって、綾辻行人氏、天城一氏、高木彬光先生、

チェスタトン、アイリッシュ、ディクスン・カー、

更には、密室やそのトリックで著名な作品から、最後は飯城氏お得意の

エラリー・クイーンまで。

 

で島田氏と綾辻氏の2つだけ、400ページ強のうち、約50ページだけ読みました。

ああ、早く全部読みたい。特に高木先生とカーの贋作を。

 

 

※ あ、でもそれらの作家の名作群を読んでない方には絶対おすすめできません!

すべてネタバレしてますので。犯人もトリックも。

読んだことある人だけ、また読んだことある作品だけ選り分けてくださいまし。

 

 

 

さて…… 

 

 

評論の部分なのですが、これがなかなか難解で……

 

 

ぜんぜん頭が休まらへん。

 

 

うーんと思いながら、考えて考えて、そうか? と思ったり、

 

 

 

 

ただ綾辻氏のデビュー作で、そののち綾辻以前綾辻以後という、ミステリの歴史と

なった傑作『十角館の殺人』で、ボク知らなかったのですが、

かの本が出たとき、ボクはすぐに買って読んだのですが、

人物の記号化という、ものすごいことをおやりになって、

なのに「表現力の未熟、能力の稚拙と誤認されて激しい批判」

を浴びたそうなのです。

 

知らなかった。

 

ボク、出版されたとき、すぐに読んで感激して、友人たちに勧めて、

読了したその友人たち(僕を入れて四人かな)で飲んで盛り上がった記憶があります。

その時ボクが言った言葉「あれは絶対映像化、出けへんな」

みんなも「そうそう」とうなづきあいました。

 

つまり我々は、人物の記号化という初めての表現に舌を巻いていたわけです。

 

以来の綾辻氏の大ファンになって。全部読んでます。

 

それが出版時、馬鹿にされていたとは……

 

我々は、舞台やつまり芸能の世界にいるから、単純に舞台化映像化という観点を

持ったままで読んでしまったのかもしれません。だから稚拙だ未熟だとならずに

すごいことお考えになったなぁ、となったのかもしれません。

 

綾辻氏のような天才でも、誤解を受けるのですなぁ。

 

 

 

 

 

そんなことやないがな。

頭を休めるつもりが、頭が……

 

 

皆様も読む本にはお気を付けあそばせ。

なんやそれ。

 

結局締め切りがぁあああ!

 

 

 

 

薄氷の1月 1月31日

〈ま〉の日常

 

 

 

アカデミー賞のノミネートが発表になりましたね。あ、勿論アメリカですよ。

恒例・何の役にも立たない池田の予想は後日やりまするね。

 

 

 

さて、1月も終わりです。

10年前は事故で入院でした。

でも以来だいたい穏やかな月の印象しかありません。

 

今年は……もういい!ってほど、しんどい月でした。

 

 

特にパソコンね。

 

壊れて、買って、また壊れて、交換してもらって、また使えなくて、直して

教えてもらって、…………

 

それとインフルエンザ。

猛威とはこのことですな。風邪とダブルはもう無茶苦茶です。

 

おかげで約十日も休ませていただきました。

 

世間の皆様、申し訳ありません。

 

おかげで締め切りも何も遅れまくっています。

ようやくの日常です。

とにかく2月の第1週は片っ端から頑張ります。

もうしばらくお待ちくださいましね。

 

 

今月は本当に7回の更新は無理かと思いました。

何とか何とか……

薄氷を踏む思いとはこのことですね。

 

 

今日は何も写真がないので行ったり来たりの新幹線で撮った雪の富士山でも。

 

 

 

 

 

 

明日から頑張ります。

 

 

 

 

一難去って 1月30日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

 

皆様、ご無沙汰でございました。

 

風邪からインフルエンザ、

15日に買ったばかりのパソコンがあっという間に壊れ、新品と交換に。

 

 

何が何だかの怒涛の日々で、ようやく今手元にパソコンが来て

これを書いています。

 

 

仕事が……

締め切りが……

 

 

とにかく開き直って数日間は寝てました。

 

 

 

 

 

 

 

寝てる間にこれ読んだ。

 

これも。

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、ようやく元の日常です。

 

締め切りが……

 

 

 

本日大岡越前 1月19日

池田政之の仕事

 

 

本日、8時からNHKBSプレミアムで『大岡越前4』第2話です。

 

 

 

 

 

 

是非是非ご覧ください。

 

 

さてさて、今週月曜日発売の演劇月刊誌『テアトロ』2月号に

依頼を受けてエッセイを書きました。

依頼テーマは、「年頭に思う今日までの自分」です。

 

 

 

 

 

 

なので「物書きデビュー33年 どしうしてボクは出来てきたのか?」と

題して書きました。

 

 

 

 

 

 

今日までデビュー秘話から商業演劇デビューの裏話、緊急ゴースト・緊急代打の

実態まで、分かりやすく書かせていただきました。

 

写真も出てて恥ずかしいので、ちっちゃく載せています。

 

 

今絶賛発売中です。是非読んでやってくださいまし。

 

 

 

 

 

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