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解禁・22分の大作です。 5月21日

池田政之の仕事

 

 

昨日の20日、新宿文化センターの大ホールで

中村美律子さんのメジャーデビュー30周年の記念コンサートが行われ、

満員のお客様の前で新曲が披露されました。

 

芸能ニュースでも報じられたのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。

 

 

新曲は歌謡浪曲『無法松の恋 ~松五郎と吉岡夫人~』

 

 

22分にわたる、歌と浪曲とお芝居が一体となった大作です。

 

 

作曲は弦哲也先生。

 

 

で、作詞というか劇作というか、ボクです。全てやらせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

松五郎と吉岡夫人の二役を演じながら熱唱するみっちゃん。

 

ご立派でした。圧巻でした。

 

 

 

歌謡浪曲というのは、歌謡曲の部分と浪曲の部分、そして

物語となる台詞の部分が交互にあらわれて……

 

三波春夫先生の『俵星玄番』などは有名ですね。

 

 

この分野の新曲は二葉百合子先生の『明治幻燈お蝶夫人』以来

24年ぶりなのだそうです。

 

 

CDは7月6日発売だそうです。

全曲バージョンと歌謡曲だけのバージョン入りだそうです。

 

カラオケにもなるそうですよ。

 

 

 

情報が解禁になったので、お知らせです。

 

 

 

 

極楽町一丁目 5月20日

池田政之の仕事

 

 

 

ご無沙汰いたしておりました。

 

池田は元気に東宝さんの浜木綿子さんの主演舞台『極楽町一丁目』の

稽古に励んでおりやす。

 

そりゃもう笑い満載。

 

 

 

先日17日、東京某所の稽古場で記者会見がありました。

 

各局のワイドショーでも取り上げられましたので、

ご覧になられた方も多いと思います。

 

ボクも背広を着て出席いたしました。

 

まぁ、背広を着ただけでウケたウケた。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは主な出演者さんでの記念撮影。

浜さんを中心に前川清さん、ものすごく元気になられた加藤茶さん、

庄司花江さん、風間トオルクン、つまみ枝豆さん、小野寺丈クン、

吉村涼さん、荒木将久さん、臼間かよさんの面々でごんす。

 

 

 

このホームページのトップページのチラシの画像から

極楽町のホームページにも行けますので、是非覗いてやってくださいませ。

 

 

 

ボクの書庫? 5月6日

〈ま〉の日常

 

 

ボクらのような仕事は平日も休日も変わりありません。

 

土日も劇場でお芝居はありますし、人が少ない祭日にロケをする場合もあります。

 

正月も元日から劇場入りしたりしますものね。

 

まして締め切りは土日祭日一切関係ありませんものね。

 

 

それでも、ゴールデンウィークは、直接の舞台の初日が関わっていない限り、

まず打合せはありません。

大道具の会社も、衣裳さんも、かつらさんも、プロデューサーさんも、

本番に関わっていない方は休みますから。

 

なのでこの期間は仕事の電話がありません。

 

もちろん過去、五月から初夏にかけて舞台が続いていて、

ゴールデンウィークなんて存在しなくなってしまっていましたが。

 

でも今年は、そう、急な仕事の依頼や打合せがないので、

資料を読んだり、余裕で締め切りをこなしたり、

更には前倒しで執筆したりと、けっこう時間をうまく使えます。

 

だからか、三日連続で日記が書けてしまいました。

 

今月は楽になったなぁ。ばらすなよ。

 

 

 

さて。

 

そんな時間を利用して、毎日のように図書館へ行ってます。

 

 

子供の頃は図書館へ行くのが大好きでした。

 

ルパンやホームズ、少年探偵団、さらには伝記ものを読み漁りました。

 

上京した頃、神保町の古本屋へ行くのが楽しみでした。

 

仕事で資料が必要な時も、個人的にミステリーを読みたい時も、

図書館にはいきませんでした。

買って、自分の所有にしたかったからです。

 

三島由紀夫の戯曲も大下宇陀児のミステリーも長い事かけて集めました。

 

 

今は図書館に行きまくります。

 

東京の部屋は本であふれてしまって、足の踏み場もなくて、

これ以上本だらけになったら、床が……

 

 

なので、目黒の図書館と地元西脇市の図書館を利用しまくっています。

 

 

 

西脇市の図書館が去年の秋、移転して新しくなりました。

 

これです。

 

 

 

 

 

 

大きくて立派です。

 

中も広くて明るくて快適でごんす。

 

 

 

 

 

 

素晴らしい。

 

 

今ではボクの書庫の一つです。

 

助かるわぁ。

 

 

あ、今テレビで視聴したゴールデンボンバーの新曲『水商売をやめてくれないか』

ええ曲やねぇ、ベタやけど。(笑)

若い頃甦るね、ベタやけど。(笑)

さっそくyoutubeでPV見たら、最後のオチ、そうきたか。(笑!)

それにしてもいつもオモロいタイトルつけるなぁ。

『ローラの傷だらけ』とか『死んだ妻に似ている』とか。(笑)

 

 

 

 

  

春の嵐 5月5日

〈ま〉の日常

  

 

子供の日ですね。

 

世はゴールデンウィーク。中には10連休なんて人もいらっしゃるとか。

 

でもわたくしゃ締め切りでごんす。

 

これ、昨日も書いたな。

 

 

 

 

さて、一昨日、昨日の朝まで、ものすごい風でしたね。

 

台風かと思ってしまいました。

 

とくに深夜、実家の雨戸や家中の襖までガタガタいって。

 

朝起きると、庭の紅葉の枝が風で折れていました。

 

 

 

 

 

 

ね。真ん中からボッキリ。

 

正しく春の嵐。

凄いですなぁ。

 

 

 

 

そういえば、アメリカ大統領選、

トランプ氏の大躍進。

こちらも春の嵐のようで……

 

 

本音というものには二種類あるように思います。

 

 

1つは困った本音。マイナスのというか悪い本音というか。

自己中な発言。クレーマーからの攻撃。モンスターペアレンツの暴挙。

昔なら、相手を思いやり、自己を律して、絶対表に出てこなかった本音です。

 

 

それに対し、いい本音というか、正論なのに言えない本音というか。

ほとんどの人がそう思っているのに、

世の風潮や、一部の人の大声に、言いたくても言えない訴えというか。

 

 

トランプ氏はそれを平然と言ってのけて、

普通なら、それを言ったら大変なことになるよ、ということを

堂々と言っちゃってここまで来ちゃったような気がしますね。

 

 

 

 

正しく春の嵐ですなぁ。

 

 

子供の日の話はどこへ行った?

 

 

 

 

Q.E.D.って難しい? 5月4日

〈ま〉の日常

 

 

 

5月ですねぇ。

 

もう、早い早い。

 

世間様はゴールデンウィーク。

今年は取りようによっては10日も休みなんですって? 凄い。

 

ボクは締め切りでごんす。

 

 

さて、前回書いた「99.9」快調に飛ばしてますね。

 

 

 

 

 

 

 

面白い。ボクもハマってます。

 

仕事の合間の楽しみでごんす。

 

そう、「相棒考」ならぬ「99.9考」でやんす。

 

なんだか、相棒が終わるとこっちへお鉢が回ったような。(笑)

 

 

 

 

で、第3話です。

問答無用やな。

 

でも楽しいドラマなので、ついついやってしまうのですよこれが。

 

で、行きます。

 

 

 

おしいなぁ。ホントにおしい。

 

前回も書きましたが、0.1 が逆転勝利するには、

絶対的な証拠か、絶対的なロジックが必要です。

 

つまり、Q.E.D.が絶対条件なのです!

 

 

有栖川有栖氏の『スイス時計の謎』のものすごいロジックなど好例です。

 

 

でも、今回も、最後の法廷での榮倉さんの証明、Q.E.D.になっていません。

ボクが検察なら、というか、普通ひっくり返しますよね。

 

 

順を追っていきますよ。

以下ネタバレありです。

 

松本クンが被害事務所へ行って、社長と専務に金庫を開けさせたとき、

暗証番号の紙を見せましたよね。

 

あれ見た時、皆さんも気づいたでしょ。

あ、「0」と「6」、どっちだ?って。

なるほど、暗証番号に対して、真犯人と被告人の認識が違うなと。

 

この時点で専務はどっちかは分かりませんが、というのは

分かってて間違ったふりをしていることもあるからです。

ま、今は、専務の話はちょいと置いといて。

 

 

つまり、今回の0.1 は暗証番号の認識だと、皆さんも思いましたよね。

となると今回のテーマは、犯人と被告人の認識が違うと、完全に証明することです。

 

でも……

 

ドラマの中でそれがありませんでした。

 

 

最後の法廷場面で、社長は番号を6と認識していたことは証明できました。

でも被告は……? 

榮倉さんが、「被告人は0と認識していたのです」とセリフで言っただけです。

つまり証明されていません。

 

 

ボクが検察なら、あの時点で「それがどうした」というでしょう。

 

だって被告がウソをついているかもしれないのです。

被告にだって金庫を開けることが出来たかもしれないからです。

それはなぜか……

 

問題は被告の勤続年数と、社長の字の癖です。

 

被告はあの会社で6年経理として働いていました。

 

暗証番号は社長が毎月変えていて、その都度紙に書いて専務と被告に見せていた。

それは、4ケタの数字を2つ書き、それを見せ、その2つを足した数字が番号です。

つまり一度に8つの数字を見せていた訳です。

 

つまり年間12回で勤続6年、被告が勤めてからも計72回も見てきている訳です。

 

更に8つの数字の中に6が出る確率は、恐らくすごい数ですよね。

 

もうお分かりですよね。

 

今回のような6と0の間違いなんて、6年の間にとっくにやっている筈です。

被告にも専務にも、社長の書く字の癖はもうすっかり判っている筈です。

つまり社長が書いたのは6か0かなんて、とっくに把握している筈です。

事実、専務も被告も一週間に一度は金庫を開けているとの証言がありました。

 

このやり方は、今回初めてやったやり方なら話は別です。いつもは口頭で伝えて

いたが、今回初めて紙に数字を書いたと。あるいは、右手を怪我したので、今回

初めて左手で書いたから字が変になったとか……

でもそんな場面はありません。つまりずっとこのやり方をやってきたわけです。

 

つまり、6と0の間違いはおこらない……

少なくとも、前半、暗証番号の書かれた紙を見た時、ボクはそう思いました。

その上で被告人を犯人ではないと証明しなければならないと。

 

まだ犯人は社長か専務かは分かりませんが、被告は犯人ではないとして、

犯人と被告の6と0の認識の違いを証明する……

というよりも、社長と専務と被告の全員が社長の字の癖を把握していると

考えるのが妥当である場合、三人とも同じ暗証番号の認識であり、それを「

私の認識は違います」というのなら、それは嘘をついていることになる訳で、

その中から被告人の無罪を勝ち取るためのQ.E.D.って一体?………

 

これは凄いぞと、ワクワクしました。

 

 

ですが、結局その証明はありませんでした。

 

榮倉さんが「被告は0と認識しています」とセリフで言っただけです。

結局、6年間も社長の字の癖を見続けてきた経理が、6と0を間違った

ということになる訳です。

 

ボクが検察なら、「被告はあの数字が0か6か、知っていたはずだ」と

言うでしょうね。「6年間も経理を担当し、社長の字の癖などとっくに

把握している筈で、つまり被告は金庫を開けることが可能であった」と。

「違うというなら、証明しなさい!」と。

 

 

で、結局、社長が膝から崩れてしまって、つまり自爆して終わり。

 

昔、「ア・ヒュー・グッドメン」という映画があって、

トム・クルーズとジャック・ニコルソンの手に汗握る法廷場面があって、

なのに、結果Q.E.D.じゃなく、犯人の自爆で勝利!

映画としては名作だけれど、法廷推理劇としてはあの映画はアンフェアの駄作です。

 

 

それと同じ事は、出来るだけ避けてほしいなぁ……

 

 

では、どうすればQ.E.D.が出来るのか。

 

6と0の話はこのさい捨てましょう。

 

続いて金庫のボタンの指紋問題ですが、追及はダメでしょうね。

お金が無くなっていると気づいた時の社長の指紋の下に

被告の指紋があれば、もう言い逃れは出来ませんが、

それでも犯人が手袋をしていたら関係なくなります。

 

可能性があるとすれば、

暗証番号が全く違っていた。つまり専務と被告の認識とは全く変わっていて、

その番号は社長が何らかの事情で、前夜にもう一度変えていた。

しかし、金がないと騒ぎが起こったすきに、社長が元に戻していた。

この一連の社長の偽装工作を、明らかにできれば……

 

例えば、賄賂の一千万を取り出した時、誰かに見られ、それで慌てて

番号を変えていたとしたら……

その見た奴を捕まえて証言をさせたら……

 

ううん。難しいなぁ。

一晩ゆっくり考えないと…… 

 

ああ、締め切りが!……そんなんやってる時間あらへんがなぁあああ!

 

あ。さっき書いたのでええんやんか。

右手を怪我したから初めて左手で書いた。だから6と0がややこしくなった。

これからQ.E.D.までもっていけるかな……そうか?

 

 

 

丁寧に、かつ大胆に作られている、面白いドラマです。

シリアスとギャグの塩梅も素晴らしく、

松本クン、楽しいそうに演じてらっしゃいます。

彼の代表作の一つになるでしょうね。

ボク的には、今期イチオシです。

 

ましてテーマが0.1 パーセントの逆的劇。

ワクワクします。

 

 

 

次回こそ、パーフェクトな、Q.E.D.を切に切に願っています。

 

 

 

 

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