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超画期的〈負けエンブレム展〉 4月27日

 日記

 

 

 

 

東京五輪のエンブレムが決まりましたね。

 

人間には好みがあります。

100人中99人がピザを好きといっても、ボクは牛乳チーズバターが

全くダメなので、口に入れるとゲロを吐きます。

 

それとエンブレムを比べちゃダメですが、

ボクは四つの中ではB案(あの輪っかの奴ですね)が好きでした。

 

当選したA案はボクの中では四位です。

 

勿論これらや以下に書く事は全てボクの個人的考えですから、

先に謝っておきます。

勝手な事を書いてごめんなさい。

 

 

でもあの案……

 

地味やし、というか、良いデザインとかいう前に、あれ、不祝儀でしょ。

 

それとあの柄は表柄じゃありませんよね。つまり、家紋には出来ますが、

着物の柄にはなりません。浴衣の柄です。

浴衣は正装ではありません。家中やプライベートのものです。

ムリクリ着物の柄にするとしたら〈絽〉か〈紗〉かなぁ。

なら、なんとかなるか……でも……自身の一世一代の日に、絽か紗を着ます?

 

いいのかなぁ。いいデザインというのと違う次元で、いいのかなぁ。

 

事実一般投票でも最下位やし。

 

勿論、好みですからA案が一番好きという方もいらっしゃるでしょう。

 

でも、一般で最下位を選ぶ理由とは?

「最も素晴らしい」という理由はダメですよ。一般最下位なんですから。

「いやいや、実はものすごい意味があのデザインに込められているんですよ」

とおっしゃるなら、その意味を教えてくれないとねぇ。

というか、そんな意味を見抜く芸術家って、審査員に何人入ってます?

 

つまり違う理由があったという訳ですよね。

頑強に押した審査員がいたとか、他の三つに二の足を踏む事柄が出てきたとか。

 

それをキチンと言ってほしいですよね。

でないと、最終候補四案を公開した意味がありませんし、

逆に又もモヤモヤ感というしこりを残します。

 

勿論、これはボクの好みですから、すみません。

 

 

 

 

キングコングの西野亮廣クンが、落選したエンブレムから

『負けエンブレム展』をネットで開催しました。

 

〈負けエンブレム展〉で検索すれば出てきます。

 

いやいや、楽しいですね。

 

才能ある方がいっぱいいらっしゃるんですね。

折鶴のも素晴らしいし。

ちなみに銀シャリの鰻クンの赤いご飯の奴、おもろいわ!

 

 

ちなみにこちらが主催者西野クンの作品。

 

 

 

最終的に審査員が密室で選ぶのなら、最終四案を公表するべきではなかったのでは

と思います。

 

 

というより、西野クン、ものすごい画期的なことやりましたね。

 

応募型賞というのは、結果しか見せないものです。

精々、最終候補の約五作品に対して、審査員が批評を述べるくらいです。

ひょっとしたら落選作に、受賞作よりいいものがあったかもしれなくても、

それは一般には見せないのが原則です。

 

ぜぇ~んぶ見せちゃった。

 

いいものがありますものねぇ。

当選作よりいいものがあると、国民が思ったら、大変ですよ。

審査員、今頃ヒヤヒヤもんと違いまっしゃろか。

 

応募型新人賞の歴史に、ものすごい事件が起こったことになる訳でごんす。

 

 

 

さてさて、では今回どうすればよかったのでしょうか。

ボクは以下のように考えました。

 

一万数千件も応募があったのですから、第一次審査で一割に絞り、

それを審査員の方たちが100本に絞る。(審査員も仕事をしないとね)

もちろんその100本は、盗作や類似問題を徹底的に調べて……

大丈夫なものを一挙に公開する。

ここから国民投票です。

国の管理のもと、ネットの投票ページと、各役所・役場に投票用紙を置きます。

投票する時に、名前とマイナンバーを明記します。

これで、同じ人が何度も投票するのを防ぎます。

国家管理の投票ですからマイナンバーの秘匿管理も徹底できます。

せっかくマイナンバーを作ったのですから、使いましょうよ。

で、結果一位が決定エンブレム。

 

これなら誰も文句は言わないと思いますよ。

 

でなければ、四本を公表した意味がありません。

 

決定エンブレムと負けエンブレム展を見て、そんなことを考えてしまいました。

 

 

 

 

NLTコメディ新人戯曲賞では、〈再応募枠〉があります。

 

なんや突然。

 

つまりですね、さっき書いたように、文系の応募型新人賞は

最終候補のタイトルは出しても、結果が決まるまで中身は公表しません。

で、発表されたものに、我々は従うしかありません。

 

でも、そういうものです。

 

NLTはリベンジ賞の〈再応募枠〉を作りましたけど、それだって

選ばれた作品の中身を公開はしません。

 

 

つまりはオンとオフの塩梅です。

 

 

脚本も、コンテストも、何事も、オンとオフの塩梅ですな。

 

 

そんなことを考えてしまいました。

 

好き勝手書いてお許しを。

 

 

それにしても、〈負けエンブレム展〉、ホンマに画期的やわ!

 

 

 

 

 

99.9 4月26日

 日記 〈ま〉の日常

 

 

一昨日、亡き父丹精の牡丹が今年も咲きましたと写真を載せました。

 

実は父丹精の牡丹には二種類あって、早咲きと遅咲きです。

 

一昨日紹介したのは早咲きの中の一コマです。

 

そして今日から遅咲きたちが咲きました。

 

こちらです。

 

 

 

 

 

 

 

 

早咲きは濃いはっきりとした赤。遅咲きは少し薄紅色。

 

それぞれに個性があるようです。

 

 

 

 

さて、いきなりですが、今期のドラマでハマったのが『99.9』でごんす。

 

 

 

 

 

 

 

99.9というのは、刑事事件で一度起訴されたら有罪になる確率なのだそうです。

 

ほとんど全部やん。

 

つまり、もし、もし冤罪だとしても、起訴されたら裁判でひっくり返る確率は

0.1 パーセントなんだとか。恐。

 

 

そんな絶体絶命の依頼者を救うとんでもない弁護士を

楽しそうに演じているのが嵐のМJこと松本潤クン。

 

更に絶好調の香川クン、剛力さんに、岸部さん。

 

いやいやいや、中々楽しいドラマですね。

 

まるで「HERО」の弁護士版でんな。

 

ただ、タイトルや番宣から、松本クンが、いつも0.1 パーセントを

ひっくり返すドラマと解釈していたから、ちょいと少々違ったような……

 

 

以下、ネタバレありです。

 

第一話には二つ裁判が出てきました。

 

一つ目のアバン的な奴は、つまり、第一回目でよくやる「この話はこんなんですよ」

をわかってもらうために、幕開きにテーマ的な場面をコンパクトに見せる奴ですな。

あれは見事でした。

被告が犯人なら、120キロで高速を車でぶっ飛ばさないと間に合わない。

だが、スピード違反を取り締まるカメラに写ってない。

つまり、被告が事件を犯すのは不可能。

実に綺麗に被告無実を証明しています。

 

しかし、本題の赤井英和クンの事件。

地下道の暗がりとライトの関係で、緑は黒に見えるという奴でごんす。

証人である被害者の奥さんが、「すれ違った犯人は赤井クンだ。いつもの

緑のジャンバーを着ていたし」と。しかし、黒に見えたはずなのに緑と

言ったのは最初から赤井クンを犯人に仕立てる為だ!という奴です。

たしかに理屈はとおってますが、普通検事さんなら、ボクが検事でも

こんなん簡単にひっくり返しますよ(笑)。

ミソは〈いつもの〉ジャンバーです。

皆さんも考えて下さい。暗がりだと、全てが暗く色なんてはっきり見えません。

いつもの知り合いと暗がりで会って、知り合いがいつもの服を着ていたら、

黒く見えても、「いつもの黄色いセーターを着ている」と認識するでしょ。

奥さんは、赤井クンが歩いてくると思った。見慣れたジャンバーを着ていた。

暗がりで黒く見えても、いつものジャンバーなら「緑のジャンバー」と

認識するでしょ。だからそう証言した。

つまり「黒く見えたものを緑と証言したからと言って、その人物が赤井クンでは

ない、とは証明できません」と、ボクが検事ならそう言って、その日は閉廷にし

てもらいますね(笑)。

 

つまり0.1 パーセントをひっくり返す論拠としては甚だ弱いんですわ。

 

 

 

第二話。

 

早くも0.1 パーセントの話ではなくなりました。

被疑者は自分がやりましたと認めている。ただし正当防衛だと。

もうこれで十分です。判決で正当防衛を認めさすか、あるいは

無罪にするか。テーマはここのはずです。

 

それを、松本クンが真実を暴きだし、犯人は他にいたけど、

被疑者にも殺意があったことを証明しちゃって、

正当防衛なら微罪のところを、殺人未遂&障害で、実刑になっちゃう。

つまり99.9 パーセントの範疇に、どっぷり入れちゃった。

 

勿論、松本クンの弁護士のスタンスが、〈依頼人の利益〉より

〈真実を知る〉ですから、この展開もいいのですが、

というより、制作側が、第二話で松本クンのキャラのスタンスを我々視聴者に

はっきりと認識させたかったんでしょうね。

でも……

 

タイトルが99.9なのだから、制作側がこのパターンを持ってきちゃダメでしょ。

タイトルが99.9なのだから、必ず0.1 パーセント側の被疑者を持って来なきゃ。

 

 

と、一話二話を見て、思ってしまいました。

 

 

とはいえ、松本クンの演技やキャラ作りはすごく楽しいし、

香川クンも楽しそうにやってはるし、岸部さんは流石やし、

今期一番楽しみのドラマでごんす。

 

 

プロデューサーさん。是非是非、0.1 パーセントを証明して、

美しくスカッとするお話を切に切に望んでおります。

 

 

今期一番の楽しみでごんす。

 

 

 

 

今年も牡丹が 4月24日

 日記

 

 

最初の地震より十日たちました。

 

熊本の皆様はまだまだ大変な生活をされています。

大分をはじめ九州の皆様も不安な日々をお過ごしと存じます。

 

 

亡くなられた方、心よりお悔やみ申し上げます。

被災された方、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

私たちには何もできません。

ただ、皆様が一日も早く元の生活に戻れますようお祈り申しますことと、

私にできます範囲で募金をさせて頂く事だけです。

 

どうか一日も早く元の安心した生活に戻れますようお祈り申し上げます。

 

 

 

 

さて、今年も一昨々年に亡くなった父が丹精しておりました牡丹が

花をつけました。

 

 

 

 

 

 

 

昨年、この牡丹が咲きました折にも、この日記に書きましたが、

今年も変わらず咲いた牡丹を見て、昔の芝居のセリフをまた思い出しました。

 

「花の司の牡丹でさえも、冬は菰着て春を待つ」

 (はなのつかさのぼたんでさえも、ふゆはこもきてはるをまつ)

 

 

春になればかならず花は咲きます。

 

そう想いながら、花を見ておりました。

 

 

 

 

初CD 4月12日

池田政之の仕事

 

 

 

昨日、人生初のCDの録音に行って参りました。

 

つまり作詞をいたしました。

 

もちろん劇中歌やショーのために作詞をしたことは何度も何度もありますし

その録音の為に音楽スタジオに行ったことも何度もあります。

 

ですが、ちゃんとした歌手の方の新曲に詩を提供し、CDになるのは初めてでごんす。

 

発売は7月なので、情報解禁になったらここでお知らせしますね。

 

カラオケにもなるので歌って下さいまし。

 

 

 

さて、東京某所、ものすごく高級マンションが建ち並ぶ高級住宅街の一角に

そのものすごく大きくて豪奢なスタジオはありました。

 

これです。

 

 

 

 

 

なんだか分からんでしょ。

 

車入れの横に警備員もいる入り口があるのですが、

そこは既にB2。

 

 

エレベーターでB1にあがるとホテルのロビーかと思ってしまいました。

お洒落な絵の額があちらにもこちらにも飾られて。

 

 

さてさて、スタジオにはびっくりするほどの多くの方が。

 

作曲の弦哲也先生、歌手の方(解禁になったら堂々と明かしますね)と

その事務所の方々。レコード会社の方々。演奏者。スタッフ。

 

 

ちなみに弦先生は「天城越え」や「ふたり酒」、水森かおりちゃんのほとんどの歌、

さらにはボクの地元の西脇市の市歌も作曲されています。

 

 

 

歌手の方(解禁になったらすぐ発表しますね)、ボクをご指名して下さって

本当に本当にありがとうございます。

 

 

ああ、解禁が楽しみでやんす。

 

 

 

 

ドラマにも声優魂 4月9日

〈ま〉の日常

 

 

 

昨年の春、一冊の素晴らしい本が出版されました。

 

これです。 

 

 

 

 

 

 

本が白くてバックが白いから何がなんやら。

 

本です。講談社系列の〈星海社新書〉というところから出てます。

 

著者は日本一の声優・大塚明夫氏。

 

そう、ボクがこの世界に入った最初の同期生です。

 

 

去年出たのでもっと早くに紹介したかったんですが、

ごめん明夫ちゃん、ようやく読みました。

 

いやいやいや、声優の世界の厳しさとプロとしての心得がぎっしり。

 

名著です!

 

声優を目指す若者よ、必読の一冊ですぞ。

 

 

 

 

さて、フラックジャックや攻殻機動隊やデンゼル・ワシントンやニコラス・ケイジ

で声優として、アニメに洋画にナレーションにCМの声と、テレビからその渋い美声

を聞かない日はない、超売れっ子声優の氏ですが、実はものすごくちゃんとした俳優

さんでもあります。

 

昨年ブレイクの吉田鋼太郎さんと一緒に〈劇団AUN〉を立ち上げ

シェークスピアを演じたかと思うと、ハマキヨでおバカをやるし。

所属のマウスプロモーションさんのお芝居では『桜の田』『桜の花にだまされて』

『銀と赤の記憶』『桜の下のハムレット』で、ERの会では『はだかの王子様』で、

そしてハマキヨ『たそがれの映画監督』『プロデューサーはかく語りき』

『ひとり芝居をみんなで』と、ボクは8本も一緒してます。

 

 

その同期・明夫ちゃんがテレビドラマ初主演です!

 

これです。

 

 

 

 

 

 

 

5日の火曜日から始まった、BSジャパン、夜11時から

『真夜中の百貨店~シークリットルームへようこそ~』

 

 

オンタイムが無理だったので録画してようやく観ました。

 

渋い! 流石流石渋い渋い!

 

明夫ちゃん、カッコええがな。

 

背が高いから映える栄える。

 

 

 

 

 

 

 

 

毎回閉店後の深夜の百貨店に、1人だけ現れる客に対し、客の人生も見ぬき、

唯一無二の品を進める、夜の百貨店を支配する不思議なコンセルジュ。

 

客に対し、尊大にならず、さりとて卑屈にならず、

全てを見ぬき接客するコンセルジュという難しい役所を

見事に演じてますぞ。

 

 

明夫ちゃん、毎週録画して観るけんね。

 

 

皆様も、本物の声優の渋い声と演技を是非ご堪能あれ。

 

 

 

 

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