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最早古典に 5月30日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

 

6月の三越劇場の稽古をしています。

 

といいながら今は新幹線の中。

 

相変わらず西と東を往ったり来たりの池田でごんす。

 

 

ちなみに座席はこんな感じ。

そう、仕事場です。

 

 

 

 

今これを書いています。仕事か?

 

 

さて、稽古の方ですが、一昨年若柳禄寿先生がはじめられた

『春秋会男組』も今年で第三回公演。

 

作品は第一回の『応挙絵噺再幽霊』の再演です。

 

歌舞伎の世話狂言のように、音楽も下座音楽を使い、

まぁ!ウケにウケて、

それが中日劇場で山川豊さん、香西かおりちゃん主演で現代劇になり、

その現代劇を改めて時代劇にしたのが去年の新派菅原謙次さん十七回忌の

石原舞子ちゃん主催の公演。

 

つまり元々の『応挙絵噺再幽霊』は古典になっちゃったね、って

言ってたら、それがまたご覧いただけるのは本当に幸せです。

 

 

前回主役はジャニーズの岡本健一クン。

それを今回は合田雅吏クンが演じます。

 

いやいやいや、なかなかなか。いいですぞ!

 

合田君の品の良さが、

長屋暮らしとはいえ元日本橋の大店の若旦那の役にぴったり。

 

 

 

 

左から今回初参加の真島公平クン、ワハハの佐藤正宏さん、川島一平さん

前が合田クン、右にお馴染み宗山流胡蝶ちゃんに大衆演劇のカムイクンです。

 

男組ですから男だけです。

女性の役は女形が演じます。

 

違和感なしです。

 

NLTからは川島一平さん、根本拓人。マウスの中村俊洋の三人。

三人とも前回と同じ役。つまり根本は丁稚役。これで四回目の丁稚です。

 

 

稽古を改めてやるわけですから前回よりも以上のものを

お客様に見て頂くわけですからみんな力も入ります。

 

バージョンアップした爆笑劇を是非!

 

 

 

嬉しい朝帰り 5月24日

〈ま〉の日常

 

 

毎年100日酒を空けようと決めてもう何年。

 

毎年ギリギリセーフかアウトのせめぎ合いだったのが

昨年は父親が死んで飲んでる場合じゃない日が多く

130日も空けました。

 

そして今年はすでに75日。

 

だから肝臓がキレイキレイ。

 

だから直ぐに酔っちまう。

 

 

という事をこの間も書きました。

 

ホントに弱くなっちまったぜぃ。

 

これもこの間書いたけど、ボクは日本酒それも純米酒オンリーで

ロックで飲みます。

乾杯からそうです。

 

だいたい3~5合。それが7合を超えたら次のステージに行っちまう。

 

で気づいたら1升超え。

 

 

それがここ最近は4合くらいで行っちまう。

 

だからそこで終わりにすると、12時前に寝てしまう。

すると翌朝8時には目が覚めてしまう。

 

ボクの人生でそんな早起きはあり得ませんでした。

 

勿論、飲まないと眠れませんから朝まで仕事、あるいは読書ですが。

 

 

とにかく弱くなりました。

 

 

それが夕べ、8時過ぎから飲み始めて

なんと!

朝の4時過ぎまで飲んでしまいました!

 

 

やればできるやん。

 

 

しかも記憶が無くなるのではなく、

しっかりと戻りました。

 

まぁ家の近くやしな。

 

 

これはその時の空。

 

 

 

ね。

明るくなってきてるでしょ。

 

 

もどってきた酒感覚。

 

 

ちょっと一安心の朝でした。

 

 

 

 

消費税 5月21日

〈ま〉の日常

 

 

西へ東へ。

 

相変わらずでごんす。

 

 

さて、東京だけでなく、地元、大阪、名古屋、博多と、

4月に消費税が上がってから一通りまわりました。

 

これって変に思っているの、ボクだけでしょうか。

 

何がって?

 

つまりですね、

 

例えば1.000円の商品があったとします。

 

3月まで内税ならそのまま1.000円。

    外税なら    1.050円。

 

4月からは内税なら   1.028円

     外税なら   1.080円ですよね。

 

5%が8%になった訳だからその差額は3%。

 

なのに、以前の値段に新たに8%を加えているとんでもない商店主。

 

つまり、内税なら1.080円。

    外税なら1.166円。

 

本当なら1.028円が1.080円。

    1.080円が1.166円。

 

 

これって完全にインチキですよね。

大胆かつ姑息な値上げですよね。

 

 

お金を払う時にお腹の中で「やりやがったな、このおっさん」と、

思いながら小銭を捜している池田でごんす。

 

しかもこのパターンの奴、東京にも大阪にも名古屋にも博多にも

残念ながら地元にもおります。クゥウウウ。

 

 

 

ちなみに去年の6月頃にも書いた大のお気に入りの西明石駅の駅弁は

 

 

 

 

900円だったのが1.080円になっていました。

 

3月までは    本体857円 消費税43円  計900円。

なれば4月からは 本体857円 消費税68円  計925円が正しい筈なのに

        本体1.000円 消費税80円  計1.080円になっている!

 

 

桁違いの値上げです。

 

ここまで来ると、何も言えんわ。

 

ウソです。言うよ。

 

あんまりやろ!

 

と言いながら買っちまった。

 

食べたかったんやもん。

 

 

 

 

新人とコメディ 5月16日

 日記 ごあいさつ

 

 

 

今度のNLT公演は新人のNLTデビュー作品です。

 

 

NLT新人作家育成プロジェクトvol.1 そして NLTダッシュ公演

 

 

7月3日から銀座みゆき館劇場

 

 

 

『人質に乾杯』 (詳細は劇団NLTのホームページで)

 

 

 

 

 

 

ダッシュ公演というのは若手俳優を中心にやる公演という意味です。

 

 

新人作家育成プロジェクトというのは、

今後コメディの書ける新人を育てデビューさせていこう、そして

次代のNLTを担う作家になってもらおうというプロジェクトです。

 

 

今回はその第一弾。

 

 

なにせ、キチンとした、つまりフランスへ持って行っても、世界万人が見て成立する

コメディ劇を書ける作家はそうそういません。

 

日本の小劇場的なもの、若者が仲間と乗りで作るコメディ、コント的、

あるいは、商業演劇的な喜劇や

笑える場面もある泣き笑いの大衆劇は幾らでもありますが、(勿論、ボク自身

商業演劇が大好きだから、身を置いている訳で、それらはいっぱい書いてるし、

逆に小劇場では、毎年ハマキヨではおバカなドタバタ存分にやってるし)

 

 

つまり、一杯道具で、三一致で、中流・上流階級が舞台で、恋あり、

取り違えあり、セリフ劇が基本の欧米の香り漂うコメディとなると、

まして日本人の手で書かれたものは……ねぇ……

 

 

で、新人作家育成プロジェクトという訳です。

ですがこのプロジェクト、現在の所、キチンとしたマニュアル・スキームが

完成している訳ではありません。

 

年末にかけて完成させ、NLTホームページに於いて発表する予定です。

 

我こそはコメディ戯曲作家になろう!という方、年末年始のNLTホームページを

チェックしておいて下さいまし。

 

 

もう一度言いますね。

NLTが求めるのは、フランスのブールヴァールコメディや、フランスを中心とした

欧米のコメディの如く、オーソドックスな作劇法を基準とし、ストレートで、

ドタバタであっても、基本セリフ劇として完成された戯曲によるコメディ。

行き当たりばったりな展開ではなく、キチンと仕込まれて、逆算の手法で書かれた

コメディです。

 

アンドレ・ルッサン、サッシャ・ギトリー、ジョルジュ・フェドー、

クロード・マニエ、ニール・サイモン、ロベール・トマ etc.etc.etc………

 

そういうコメディを日本人の手で作る。

当然舞台は日本でも構いません。勿論欧米を舞台にしても全然ОKですが。あ、

四次元の世界はちょっとね。

それとコメディとチラシにうたっていても、話自体で笑わせないで

ただギャグだけというのもね。

 

 

分かりにくい方は、是非7月29日からの劇団<ま>の『ボクはヒロイン』を

ご覧ください。すごく分かりやすいと思います。

それと10月29日から俳優座で上演するNLT『法廷外裁判』も是非。

 

 

 

おいおい、まずは『人質に乾杯』やろ。そうでした。

 

 

作の山崎哲史は、現在NLT制作部に身を置いている若い劇作家です。

 

実は彼、もうとっくにデビューもすませていて、正確には新人ではありません。

 

でも新人。

 

意味わからんがな。

 

つまりですね、ブールヴァールコメディは新人デビューなんですよ。

 

それも舞台を日本ではなく南仏の古城にしちゃった。

 

 

彼が1週間でこれを書き、ボクの所へ持ってきた時は驚いた。

 

おもしろい。

 

ドタバタ具合がいい。恋の話もいい。古城が物語とあっているし。

 

只、基本の決め事が、まだよく承知していない個所があったので、

そこだけはボクが添削させて頂きました。

 

 

で、出来上がったのがこの台本。

 

 

 

 

 

いいもんですね。台本が上がるって。

 

 

山崎にとっては2度目のデビューという訳です。

 

 

更には新人の俳優中心でやるダッシュ公演。

 

 

コメディは難しいとよく耳にします。しかも若い人中心でやる訳で、

でもここはNLT。若い内にしっかりやっておけば大丈夫。

コメディもできる俳優になれるのだから。

 

 

いい舞台になりますように。

 

 

次回作も期待してますぞ。

 

 

 

 

西へ東へ 5月15日

池田政之の仕事

 

 

お久しぶりです。

 

 

いやぁ、あっちこっちに出没してまいりました。

 

まずは初日には行けなかった博多座コロッケさんの舞台に。

 

 

 

 

いやいやいや、いい芝居になってましたぞ。

 

 

いい気分でハマキヨと山村紅葉ちゃんともみちゃんとこの山口君と

めっちゃおいしい酒を飲みました。

 

特に博多は水槽で泳いでいるイカをそのまま食べられてしかも安い。

 

 

 

 

これ、身を刺身で食べた後、ゲソはてんぷらにしてもらいました。

 

 

 

博多から今度は名古屋へ。

 

8月の『だいこん』の記者会見出席です。

 

出席者は原作の山本一力先生、そして石川梨華ちゃん、

高橋恵子さん、そしてボクです。

 

 

 

 

いつもあたたかい名古屋の記者の方達との楽しい会見の後、

皆で記念写真。ボクはいつも出ません。

 

記者の方々に交じって写真を撮っていたら、

「こんな作家見たことない」と皆さんに笑われてしまいました。

 

 

記者会見の後、もう一つ打ち合わせを名古屋でして、

(制作会社の方が名古屋まで来てくださいました)

 

そしてようやく帰京。

 

その間『だいこん』、中村美律子さんの『夫婦善哉』の初稿を仕上げて

NLTの会議をして、そして再び仕事で大阪へ。

 

 

これを書いているのが夜明け前の4時。

 

 

もうちょっと。

 

頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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