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捨てられない人 捨てる人 10月18日

〈ま〉の日常

 

 

相棒11が、始まりました。

 

 

相棒、大好きです。

 

なぜ好きか? 何が好きか?って?

 

まず、いろんな種類のミステリーがあるということ。

 

謎解きの回あり、普通の刑事ドラマの回あり、アクションの回あり、

社会派の回あり、パズルの回あり、倒叙の回あり……

 

 

しかし、そのどれにも、本格(推理小説の分野でいう本格派の分野の事)の

テイスト満載。懐かしのミステリーの遊戯性のテイスト、

そして、何よりもロジック重視の脚本。

 

素晴らしいの一言です。

 

先週の第一回は見逃しました。

 

中日劇場公演のショーのリハーサルで、終わった後、ダッシュで

ホテルに帰れば間に合ったのですが、

香西かおりさんと井田國彦君と呑んでしまいました。

じゃ録画しておけよ。

それができないのです。

 

僕は、袋や家具や服や身の回りの物をバンバン捨てられる性格です。

 

ところが、本、資料、ビデオにDVDが、捨てられないのです。

僕の部屋は、ドラマで出てくる学者の部屋、そう、古本屋みたいな

本に埋まっているような部屋になってしまいました。

捨てられない性格。

終わった仕事、書き終えた脚本の内容はすぐ忘れるのに。

 

 

そこで、せめてビデオやDVDがこれ以上たまらないように

(と言ってもNHKから送られてくる花鳥風月堂のDVDは楽しみに待ってますが)

二年前より、録画をやめました。

 

録画には二通りありますよね。必要な資料となるために録画するものと、

観たいけど仕事で見られないから録画しておく。

 

後者をやめたのです。

 

 

今日、ようやく第二話を見られました。

今回もロジックの回。でも、突っ込み所二か所めっけ!

恐らく、タイム的に編集で不親切な説明になっちゃったんでしょうね。

まぁ仕様がないか………

 

前回のシーズン10でも、全19話の内、七話見てません。

 

ジャジャジャーン!

 

今日DVDが出ました。早速借りに行ってきました。あった!

とりあえず三話借りてきましたぞ。

 

 

 

で、仕事の合間の一服に

実家の、僕が占拠している掘りこたつになっている座敷のテレビで見ています。

 

 

と言っている間に、日付が変わってしまいました。

 

今日も朝だな………

 

 

と言っている間に、一話見ました。

研ナオコさんの回です。

 

驚いた。すごい傑作ですよこれ。

 

だって、倒叙ものだと思って見ていたら、

つまり、倒叙ものとは、最初から犯人が分かっているミステリーの事です。

コロンボとか、古畑任三郎とかですね。

 

研ナオコさんが犯人とばっかり。彼女がどうやって右京さんの追及をかわすのか、

右京さんはどう彼女の犯行を暴くのか………

そう思っていたら、でました、ドンデン!

 

 

あぁあ、朝三時だ………

 

 

 

 

 

 

初日 10月13日

池田政之の仕事

 

 

まぁ見事な秋晴れです。今日も昨日も。

 

 

その昨日、ついに、中日劇場・山川豊&香西かおり特別公演の初日でした。

 

 

 

芝居は『夕べの幽霊、今朝の女房』

 

受けました。

 

特に初日ということもあって、

山川豊さん、香西かおりさんのファンの方が多くご来場。

 

そりゃもう大盛り上がりさ、って奴です。

 

 

 

山川さんは頼りない三枚目。普段のイメージと違う役柄に、

ファンの方も楽しんでくださいました。

特に、セリフ劇なので、セリフがいっぱい。大奮闘でした。

 

香西さんは幽霊と、山川さんの奥さんの二役。

早変わりに所作と、これまた大奮闘です。

かわいいなぁ……(これは劇中の田口計さんのセリフです)

 

 

さて、第二部は二人の歌謡ショー。題して『ふたりの絆』

 

初日の緊張と大奮闘の後の、ショー前の、いささかお疲れの山川さん。

勿論ショーが始まるやすごいエネルギーでした。

 

 

 

 

そして、なんとなく余裕の香西さん。

珍しいドレス姿です。

 

 

 どうです!

 

勿論後半ではお着物姿です。

 

 

さて、初日には大大大サプライズがありました。

 

ショー半ばになんと鳥羽一郎さんが登場!

 

客席大興奮!

 

貫録の『兄弟船』と新曲を披露。

 

鳥羽さんとはやはり中日劇場の『身替り若様さまお姫さま』でご一緒しました。

豪快で、すごくいい人で、ニコちゃん大王を大善人にした感じです。

 

もう一人、鳥羽さんの妹つまり山川さんのお姉さんの

畑中奈津枝さんも登場し歌われました。

 

 

いい初日でした。

 

24日までやってます。

 

よろしければ是非。

 

詳細はトップページで。

 

 

 

 

 

 

中日劇場公演 10月11日

池田政之の仕事

 

本当にご無沙汰してしまいました。

 

こんな、目の回る日々になってしまうとは………

 

 

 

 

 

 

さて。

 

今僕は名古屋の中日劇場に来ています。

 

山川豊さん香西かおりさんの二人座長公演

『夕べの幽霊、今朝の女房』の作・演出です。

 

詳しくはトップページからどうぞです。

 

 

 

 

 

 

 中日劇場一階入口です。

 

 

 

スタッフさんが、セットを組んでいます。

手前は僕の演出席。置いてあるのは僕の年代物のワープロ。

仕事が追い付かなくて、空いた時間に書いています。

 

ちなみに今回はショーの演出もしています。

藤間雅也の名前で。

 

 

それでは今日は今から、芝居のリハーサルです。

 

ホテル出発!

 

 

 

ホントに暑さ寒さも 9月25日

〈ま〉の日常

 

日が短くなりました。

涼しくなりました。

ホントに暑さ寒さも彼岸までです。

でも、油断禁物。ぶり返しがあるかもしれませんからね。

 

 

さて、

お墓参りに行ってきました。

 

僕の故郷は兵庫県西脇市。山の中の田舎です。

両親とも出身はそのまた山奥の多可郡加美町。

 

 

田舎のお墓はたいがい山の上。

 

そこで山の上からの景色を撮ってみました。だって、墓を写す訳にもいかんでしょ。

 

 

父方の祖父母の墓のある所から。

 

 

右手後方の赤い屋根のお屋敷は、旅館ではありません。

分限者の梅田さんのお屋敷です。

 

 

次は、

 

 

母方の祖父母の墓所からの風景です。

 

写真中央、向かいの山の山麓、帰りにそこにある文殊堂に寄りました。

 

いつものコースですが、ここです。

 

 

この境内に「日切のお地蔵さん」という、可愛いお地蔵さんがいらして、

父方のお祖母ちゃんが、よくお参りしていました。

で、今では僕も。お世話になっております。

 

丹波の「首切地蔵さん」程ではありませんが、

「日切のお地蔵さん」も、地元では結構有名なんですよ。

 

それにしても、のどかな、原風景です。

 

 

花鳥風月堂 9月21日

〈ま〉の日常 池田政之の仕事

 

秋が扉を開け始めました。

 

 

さて……

 

今日は金曜日。

 

花鳥風月堂の放送日でした。

 

 

花鳥風月堂……壇れいさんと冨田佳輔クン、そして猫の小判が、古典芸能を

ドラマ仕立てで紹介するNHKの番組です。

僕が脚本を担当しています。もう知ってっか。

 

昨年の4月1日から始まって、もう1年と半年以上、というより、

僕の場合、企画段階から参加したので、もう2年近くになります。

 

なのに、この日記で取り上げた事ありませんでしたよね。

 

じゃ、今日は花鳥風月堂の誕生秘話のさわりを。そ、さわりを。

 

 

一昨年の10月でした。

当時のCP(チーフプロデューサー)・Y氏から電話がありました。

古典芸能番組をリニューアルするので協力してほしいと。

 

Y氏は、平成8年小林稔待さん主演の金曜時代劇『夢暦・長崎奉行』の

ディレクターの一人、僕は脚本の一人でした。

 

僕自身が藤間流の名取りで、曲りなりにも古典の世界にも住んでいる事をご存じで、

それでのご依頼だったのでしょう。

確かに、こういうタイプの脚本家はいないでしょうね。普通の脚本家さんなら、

「今週は助六でいきます。助六とはこうこうこういう話で……」なんて、

いちいち説明しなきゃなりませんものね。

 

 

ともあれ、

花鳥風月堂という名前は決まっていて、やりたい事も、つまり

古典を、渋谷の街を闊歩している女の子にも分かるように

ドラマ仕立てで紹介したいとの事でした。

 

ただ、どういう内容にするか?

 

 

そんな事を話してから、もうすぐ2年。

 

早いものです。

 

そして……

 

 

 

 

これが台本です。

 

15分番組なので、一冊に2話入ってます。

 

今までで60話分書きました。

つまり台本にして30冊。これがその30冊の台本群です。

 

 

今も書いてます。

 

今書いているのは来年最初の放送分です。

 

 

毎週金曜日夜10時(再放送は翌金曜日お昼の12時から)Eテレで放送中です。

 

ちなみにEテレとはNHK教育テレビの事です。いつの間にかハイカラになってます。

 

 

壇れいさん、お綺麗ですよ。

毎週素晴らしいお着物で登場し、その着物を紹介するコーナーもあります。

 

是非見て下さい。

って、言ってる側から、来週は日本舞踊協会公演の特別編成でお休みです。

ごめんちゃい。(50過ぎてごめんちゃいはないわな)

 

 

あ、それと、ちなみに、「神山雪乃」「渋谷学」「小判」の名前は、

僕が、NHKの会議室で、あっと言う間に決めました。

それぞれどういう意味かって?

それは………お考え下さい。こらこら!

 

 

 

と、書いているうちに日付が変わって22日になってしまいました。

 

 

 

あ、1時34分から『アフタースクール』やってる。観て寝よっと。

面白いもんね。

 

昔たまたま、ホントにたまたま、若い監督の、といっても誰も知らない

インディペンデンスの小さな小さな作品の『運命じゃない人』を観て、

ひっくりかえりました。

最初は素人が撮った8ミリ映画かと思い馬鹿にして観ていました。

ところがそのうち、アレアレアレ……とんでもない事に!

監督の名は内田けんじ氏。

本当に練りに練り上げられた脚本でした。脱帽! 拍手!

イチコロでファンになってしまいました。

この映画で、劇団NLTで僕と同期の山下規介クンが

毎日映画コンクール助演男優賞をとりました。素晴らしい。

 

でも、この手の話は舞台にはできない。

タイプは違うが綾辻行人作『十角館の殺人』と同じか。悔しいなぁ。

 

とにかくそんな訳で、内田監督だから『アフタースクール』は一も二もなく直ぐ池袋の

映画館へ直行しました。

面白かった。テレビで朝から晩まで大宣伝なさっていたのコメディ映画より

遥かによく出来てる。

又も練りに練った脚本。強烈などんでん返し!

二度観すればどんなにフェアプレーで作られているか、冒頭からの何気ないセリフの

一つ一つがすべてトラップなんです。まぁ気づきませんけどね。きっちりやられた。

完敗。又も脱帽。

どんな話かって?

ロベール・トマが10人くらいいるような感じ。(NLT関係者にしか分からへんがな)

詐欺師の話ではありませんが、展開がコンゲームのようと言えばいいのかな。

 

こんないい映画なのに、日本アカデミー賞には上がってこないんですね。

大宣伝コメディは絶対上がるのに。不思議だ。不思議でもないか。

世の中そういうものか。大人の事情だ。

 

今放映中の監督新作の『鍵泥棒のメソッド』はまだ観てませんが、楽しみです。

今度は賞レースに上がってくるでしょう。大資本もついたようだし。大人の事情だぁ。

好きだなぁ、大人の事情(笑)。

 

 

 

鳴呼、又脱線して、時間が過ぎていく………

仕事せぇよ。何本たまってると思てんねん。

 

 

 

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