最新ニュース

稽古開始! 3月3日

池田政之の仕事

 

 

3月3日の雛祭り。

 

本日より『総理、死んでもらいます!』の稽古が始まりました。

 

 

 

 

 

NLTネクストステージのHPより。

 

 

 

 

是非ホームページを覗いてくださいまし。

 

 

 

 

さてさて、稽古1日目は……

 

 

まず抗原検査。全員陰性でしたよ。(^O^)

 

 

で、1場と2場の (全8場) 立ち稽古をやりました。

 

 

で、稽古終わりに全員でパチリ。

 

 

 

 

 

 

全出演者とボクと作の中川一美さんと。

全員マスク着用でやんす。

 

 

 

底抜けに楽しく、風刺のきいた、そしてちょいと心の動くお芝居に仕上げます。

 

皆様是非是非!

 

NLTネクストステージのホームページもどうぞ覗いてくださいまし。

 

 

 

 

 

待ってやした密室 2月27日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

  

もう直ぐNLTネクストステージ『喜劇・総理、死んでもらいます!』の稽古が始まり

ます。

 

皆さん是非是非NLTネクストステージのホームページを覗いてくださいまし。

 

 

 

 

さて。

それまで少し時間があったので、随分先の締め切りやけど、やっておこうと取り掛か

りました。

これがまぁ読まなきゃならない本が山とあって、今手当たり次第に読んでますわ。

 

 

そうしたら、出ました! 読みたい本読みたいねん症候群。

 

 

 

 

で、出版されたばかりのこれ。 

『密室黄金時代の殺人』

 

 

 

 

 

 

まぁ、ベタなタイトル。

密室密室密室ですわ。タイトルで言い切っちゃってますものね。(^O^)

 

ここまで言い切ってるのは折原一さんの『五つの棺』

※さらに2つ加わって『7つの棺─密室殺人が多すぎる』 

ね。これ以来ですわ。(^O^)

 

 

で、早速読みました。

 

 

 

やっぱり好きやわぁ、密室。 

本格物の醍醐味ですな。(^O^)

 

 

でも、なんやろ。

すごいんやけど……盛り上がりが……?

 

勿論、今年の年末の〈本格ミステリベスト10〉では絶対上位に行くやろし、特になぜ

人は密室殺人を犯すのか?……の答えは秀逸。

てかミステリ史上最高!

 

こういう手があったのかと思った。

こうすればなぜ殺人現場を密室にする必要性があるのか、という永遠の命題は簡単に

解決する。

すごい。素晴らしい。

 

この1点でも、ミステリ史上に残るでしょうね。

 

でも……

 

 

まず、あまりその世界の中に入れなかった。

ミステリでもお芝居でも、その世界へ連れて行ってくれなきゃ。

例えばカバーの表紙のイラストでも、なんやろ、もっと、雪白館の全貌をドォーンと

描くとか、世界観に連れて行ってくれるようにしてほしいなぁ。

 

 

あ、あくまでもボクの個人的感想ですよ。ボク如きの。

 

 

それと、密室のトリックそのものにあんまり魅力を感じなかった。

 

やられたぁ!!!

 

というのがあまり……(・_・;)

 

不思議やなぁ。冷静に考えても1番目と6番目の密室はすごいのに。

 

 

密室現場は飛び切りの不可能性。でも見た目は簡潔。

そしてその解決も、簡潔そのもの。

え? その手があったのかぁああああ!

ボク的にはこれがベストなんですわ。

 

 

 

でも、密室講義にしろ、密室の必然性にしろ、お見事でした。

 

 

第2作が出たら? 絶体買います!! 気に入ってんのかい。

 

 

 

 

さぁ、いよいよ『総理』の稽古が始まります。

先日、とある事情から一度だけ本読みをしたけれど、本格的稽古がですよ。

 

 

乞うご期待! ですわ。(^O^)

 

 

 

 

  

西郷輝彦さん 2月21日

 日記 〈ま〉の日常

 

 

西郷輝彦さんが亡くなられたとのニュースが。

 

 

 

 

 

 

 

お元気になってらっしゃるとばかり思っておりました。

 

 

 

 

舞台もテレビもお仕事させていただきました。

 

 

2003年10月の明治座さんでの『江戸を斬る・思い出に咲いた恋』で初めて。

 

 

 

 

 

 

「江戸を斬るが生き返りました」と仰ってくださいました。

 

 

 

そして柳生十兵衛七番勝負の第二部・第三部での松平伊豆守。

 

楽屋で楽しくお話いたしました。

 

 

 

本当にお芝居がお上手なお方でした。

 

新派の『鹿鳴館』で清原を演じられた時、ピクリとも動かず三島先生の長ゼリを朗々

と仰いました。驚いたと同時に本当に感服いたしました。

影山の市川團十郎丈、朝子の水谷八重子丈や波乃久里子さんら新派の面々を向こうに

回し、堂々たるそして凛々しい清原で、本当に感服した次第です。

 

ご本人曰く、俳優になりたくて、どうやったらなれるか分からなくて、まず歌手にな

られたとのこと。笑い話でしょうか。

 

  

ボク達の世代はに、物心ついたころには大スター歌手。チョー二枚目でカッコよくて

らして。

その方とお仕事で初めてお会いした時は、感激でした。

 

 

紳士で真面目でお優しい方でした。

 

ショックを受けています。

 

 

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

もうひとりのシェイクスピア 2月18日

観劇

 

  

『もうひとりのシェイクスピア』を観ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ、面白かった!

こういうの好きですわ。歴史的謎に対する解決と陰謀とミステリー。

 

 

 

もうね、いろんな歴史的謎を一挙解決の物語。

 

どんな謎かって?

 

シェイクスピアの作品群を書いたのは本当にシェイクスピアか? 違う人ではないの

か? これはいろんな説がありますね。

 

この映画では、オックスフォード伯エドワード説を取っています。これはわりと有名

ですね。あ、これはネタバレではありませんので。最初から謳ってあります。

 

でも、なぜそうなったのかが実にお見事。

 

まず、有名なシェイクスピアの名前の謎(シャクスピアという名が真実で、ではシェイ

クスピアは誰だという説)も解決しています。

 

更に更に、オックスフォード伯はシェイクスピアよりずっと先に死んでいるではない

かという反論も、見事に解決しています。

 

それに合わせて、当時の宮廷の権力闘争や、歴史的事実、エリザベス1世が実は子供

を産んでいた説、グローブ座建設理由とその火事、ウィリアム・セシルと息子のロバ

ート・セシルの大陰謀、エセックス伯とサウサンプトン伯のクーデターの理由、なぜ

サウサンプトン伯だけ許されたのか?……等々……120分で、実にうまく書かれてい

ます。ま、ホンモノのシェイクスピアはものすごくクズに描かれてますけど。(^O^)

ロバート・セシルも説どおりキチンと小男のせむしに描かれています。

 

それにしても皆、肖像画似た配役やなぁ。特にシェイクスピア。クズやけど。(^O^)

 

 

 

難点は、半分くらいまで歴史的なことに振り回されて、とっつき難いということと、

主役のオックスフォード伯の若い時を演じる俳優さんとサウサンプトン伯の俳優さん

が似ててどっちだっけになったり、もう一人の主役ベン・ジョンソン(実在の劇作家)

と、ウィリアム・セシル邸で、若きオックスフォード伯の原稿を盗もうとした俳優も

似てて、アレ?ってなりますけど。(^_^;)

 

 

それと、一番最初が現在のアメリカの劇場から始まります。初老の俳優が舞台に立ち

シェイクスピアについて語りはじめ、そこから過去へ、シェイクスピアの時代へ行き

ます。この老俳優は最後に又出ますが、ぜんぜん気にしなくていいです。これいるか

なぁ。いらんやろ。

 

 

で、シェイクスピアの時代が現在として描かれますが、そこから更に30年過去へ。

この30年過去と今とを行ったり来たりがまたややこしい。ボクは、チャールズ・セシ

ルが初老(まだ黒髪)か老人(白髪)かで判断してました。(^O^)

 

 

これ、普通に、30年前から始めて、でシェイクスピアの時代になって、じゃダメなの

かなぁ。ま、それじゃドラマチックやないか。イギリスじゃ、普通にみんな知ってる

歴史やろうし。俳優さんも有名なんやろうし。けどこっちは日本人やからなぁ。前半

ついていくの大変。(^_^;) 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督はあの『godzilla』(ゴジラではなくガジラと発音してたような(^O^))のローラ

ンド・エメリッヒ。嘘やろ。こんなんお撮りになれるんや。びっくり。

 

 

特に、劇中でシェイクスピア作品の多くの上演風景があるんやけど、『ハムレット』

すごい。観客が泣いているシーンがあるんやけど、あれは泣けるわ。そして日本じゃ

無理だわ。なぜって? 1つには、西洋人と日本人の肉体的構造の違い。もう1つは、

日本の、ハムレットを演出するタイプの演出家さんにはあれは無理です。そうかて、

商業演劇的手法やもん。事実あの時代の手法はそうなんですよ。でも日本じゃシェイ

クスピアは新劇の持ち物みたくなっていて、そういう手法を排したものがスタンダー

ドになってしまってるんやもん。でないと評価ももらえないし。おかしい。

 

 

 

この映画が企画中に、あの『恋に落ちたシェイクスピア』の製作が始まり、こちらは

一旦お蔵になったそうです。

それから20年たって漸くの映画化だとか。

 

 

 

ボクはこちらの方が好きですわ。暗いけど。

 

最後のドンデンも強烈。暗いけど。

 

こんなん書きたいなぁ。暗いけど。

 

 

 

 

 

テアトロ3月号に掲載 2月13日

ごあいさつ 池田政之の仕事

 

 

NLTネクストステージ『喜劇 総理、死んでもらいます!』の戯曲が、明日発売の

テアトロさんの3月号に掲載されました。

 

 

 

 

 

 

表紙にも載ってます。当り前か。

 

 

 

 

 

 

本文にも載ってます。当り前か。

 

 

 

 

 

ああ、太陽光が。(●^o^●)

 

 

 

 

是非是非お手に取ってお読みくださいまし。

 

 

 

それと、NLTネクストステージのHP、是非是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

リモート打ち上げ他 特典いっぱいの特別チケット絶賛発売中でやんす!

 

 

 

 

 

 

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